11月26日(月) 心は土砂降り・・
俺の(じゃねぇけど)佐藤靖子プロが出ない週末。
恋人に会えないのがさびしく、またちょっとホッとするような週末だった。
疲れ休めと癒やしの週末三連休があっと言う間に終っちゃった。
昨日、また映画だ。第1回作品を例のN村クンがDVD実写版で貸してくれたのを観てから。
第1回のを観てたからわかったようなものの、観てない人には「なに?」ってシーンがいっぱいある。
これから観に行くひとには、ぜひ第1回を観てから行くことをお勧めする。
俺が高校を卒業するかどうか、って頃の話だ。
トヨタ・クラウンの第1号が走り、てんとう虫型のスバルやダットサンのトラックが画面を駆る。
緑色の都電、「白元」の看板、裕次郎の「嵐を呼ぶ男」のポスター、書き切れないほどのなつかしさをいっぱい、いっぱい見せてくれた。
こういう人ばかりになれば、世の中に殺人や強盗などの殺伐とした犯罪なんかないのに。
この時代に戻れば、ひとはひと本来の性格に戻れるのに。
タバコ屋の横に「美智子様、ご懐妊おめでとう!」と墨で書かれたビラが貼ってある。
第1回のも含め、なんだかせわしなく生き急いでいるのかな、俺、って考えさせられたよ。
振り込め詐欺とか、幼児や女性に暴力振るっているのや、悪いことやって生きている人間たちも、みんなこれ観て改心したらいいのになぁ。
で、帰りに俺の相棒と、「今度はこれね」って。
映画の中ですき焼きを食うシーンがあった。ま、中身は豚肉だったけどな。
単細胞な俺は、「今夜はすき焼きだな」ってさ。
ちょっとご無沙汰だったNという店。珍しくオヤジが出迎えてくれた。馴染みはいいな、やっぱ。
「今日はすき焼き食いに来たよ」、って言ったらいつものおばちゃんが、「じゃ、これね」ってメニューを指す。
ここんとこ株安で精神的にも超ビンボーな俺は、もっと安いのをモクロンでいたのに
宮城の黒毛和牛霜降りだってよ。
映画観て、高いすき焼き食っても俺の心は晴れない。
今朝、会社のノラちゃんたちにご飯をやれなかった。「今朝から」だな、正確には。
組合のある企業の機械に猫が入り込んで大変だったそうだ。
「餌をやるやつが悪い」と組合職員のアンちゃんが煽動したから、俺のせいになっちゃった。
ノラ猫はあちこちにいる。俺のところでメシをやってるのはその内の何匹かなのに。
「じゃ、餌をやらなきゃいいんだなっ」って話になった。かわいそうでよう
朝からメシを求めてやって来るノラちゃんたちを社員が捕まえているよ。
どっかのセンターに連れて行くんだと。
1週間後には殺処分されるんだと。
頼むからせめてどこか他のところへ持って行ってくれ、って言ったよ、俺。
放したらそこにいっぱい餌だけ置いて来てやってくれ、って。
できるだけ逃げて、捕まるんじゃねぇぞ、って祈りながら・・・
俺はまた部屋で泣いている
泣きながらこれ、打ってる。
ゴメンよ、暗くてさ