この前、某記事を読んでいたところ、こんな一文を見つけた。

「残業代がないと困る」

もともと正社員だった人が、コロナで在宅ワークと時短勤務になったことで残業代がなくなった、と。

私はこれに疑問を持った。

そもそも最初から残業ありきで仕事をしていること自体おかしいのではないか?と。

うちの営業所の人間もそうだ。

日中ダラダラ仕事をして、わざと勤務時間を延ばして、わざわざ休日出勤したりして金を稼いでいる。

そういう輩が多いことに私は辟易する。

 

そして同時に私は「器用貧乏だな」と思う。

一時期、経理・技術・品質管理と3つの仕事を掛け持ちして、それでも決まった定時の時間内に終わらせて帰っていた。

今一緒に勤務している同僚もそうだ。

上司が病気で急に辞めることになってしまい、引継ぎもないまま自分で出荷・発送・資材業務に至るまでたった一人でこなしている。しかも定時の時間内に、だ。

もちろんいくら仕事量が増えても給料が上がるわけでも評価されるわけでもない。

ちなみに「女だから」という理由で私も同僚もどんなに仕事量が多くてもずっと万年平社員だ。

けれどそれに関して不満はあれど、私達は残業をしない。

それは、私も同僚も「残業は仕事がどうしても時間内に収まらない時にするもの」という考えがあるからだ。

 

パワハラ時代の名残だと思うが私達は「残業している人は仕事ができない人」という意識刷り込みのもとで育った。

残業代は会社にとって無駄な労務費。コストアップの素。

残業する奴は効率の悪い奴。

そんな意識があった時代。

「残業するのは自分が仕事を時間内に収められないせい。だから残業はタイムカードを押してからやれ。会社ではその分の金は出さない」

よく言われている「サービス残業」はきっとその概念から生まれたものだと思う。

それに、古臭い社内では「定時に帰るのは図々しい」という風潮がある。

正直、それもおかしい。

「上司が残業しているのに帰りづらい」という人がいるようだが、「自分の仕事を定時内で終わらせて帰ることは悪ではない」のだ。

だから私達はどんな風潮があろうと、とっとと定時で帰っている。何か言われたら「私達が残業をしないことで会社のコストダウンに貢献している」と答えている。第一それが正論なのだ。

 

安い給料で生活できないのは解る。

でも、正直そうやって残業してまで稼いでいる人の方が、おそらくそもそもの給料を私よりももらっていると思う。

その上わざと残業して金を稼いでいるとしたら、そいつらはどこまで欲深いのかと思ってしまう。

 

「最初から残業ありきで仕事をする」

こういうモラルのない人間が実際世の中にはどのくらいいるんだろう…?

 

ずっと器用貧乏な私には到底理解できない。