2023年に、長年勤めていた工場が閉鎖しました。

その後、別の会社を吸収合併したばかりの某ガス会社に「正社員」として採用されましたが………。

入ってみたらそこはまぁ、とんでもない「ブラック」な会社でした。

合併前からその会社にいた「仕事のできない上司」と、「やる気のない同僚」。

協力性がなく、営業担当のわりに営業をせず、事務所にいたくないからとたった数件の配達に一日かけて行く。

自分が関わりたくない仕事は全部「事務員」に押し付けて、自分達は外に出て夕方まで帰ってこない。

私がたった1日有給をとったら本社から「休むな!」と言われ、支払いの悪い客には督促電話を強制させられ、

当然払ってもらえなければ、本社から月末の会議で責められ、取り立てに行けば居留守を使われ、電話をすれば「金なんかねぇよ!」と罵られる。迷惑電話登録でもされたのか電話をしても延々と繋がらない人もいたな…。

しかも、とある商品を買ってもらう代わりに「その商品を使うために必要な申請書類の作成を弊社でただで請け負う」

という無鉄砲な営業の仕方で顧客を集めていた、元営業担当がボケて会社を休むようになったため、それまた何の引継ぎもなしに「事務員だから」という理由で、その書類作成をすべて押し付けられる。その数約800件。1年間ずっとその繰り返し。

申請には期限があるため、通常の業務に加えて毎日夜中まで残業。それでも作っても作っても終わらない。

提出先から手配完了の連絡がなければその商品は使えないのに、顧客にその説明をしても「早くしろ!」だの「お前の仕事が遅いからそんなに時間がかかってるんだろ!」だのと罵詈雑言のオンパレード。しかも上司はそれをフォローすらしない。

挙句、顧客も取れずに残業をしているからと本社からは評価を下げられ、頑張っても報われない、私の人格すら無関係な人間に否定される。それが続き、私ははじめて「仕事を辞める決断」をする程、その会社が嫌になりました。

そして耐えきれなくなった私は2024年7月末、その会社を辞めました。

 

そこから、再就活が始まったのですが、思うようには行きませんでした。

いわゆる「就職氷河期」と言われた時代に、高卒から一本道で閉鎖した会社に就職した私。

ありがたくも、世間知らずなことに、それまで「就活」というものをしたことがなかったのです。

 

毎回ハローワークに行き、今ある求人に申し込みをする。

面接まで行く企業もあれば、書類審査で落とされることも多々あり。

ハローワークの方に理由を聞いてみると「年齢で…」とのこと。

正直「歳なんかどうしようもないじゃないか!」と、かなり憤慨しました。

どっかの誰かみたいに学歴とか年齢とか、詐称すればよかったのか?と。

面接して落とされるなら仕方がない。でも書類だけで一体私の何が解るというのか。

少なくとも、事務経験2〇年強のキャリアはそれなりに活かせるはず。

そう思っていただけに非常に残念でした。

 

何より、目の前に立ちふさがったのは2枚の「壁」

これについて私なりの持論を展開しようと思います。

<壁その1 「賃金」>

地元が田舎の為、ハローワークに出ている求人は、正社員やパートでも賃金がものすごく低い。

そもそも県の最低賃金が全国ワースト圏内。

物価上昇本格的な昨今、この地域の人たちがどうやって生活しているのか不思議でしょうがない。

 

<壁その2「年齢」>

田舎の企業だからなのか、自分らが大手だと驕っているからなのか、とにかく年齢制限にこだわる企業の多いこと!

「経験者優遇~40歳以下」

あのね、経験者で40歳以下なら、よほどのことがない限り転職なんかせずに、今いる会社で働いてるよ。

「長期キャリア形成のため」とか書いてあるけど、実際は「若いの」が欲しいんでしょ。

「とりあえずシゴトデキナクテモ、ワカケレバイイ」って本音、思いっきり窺えますよ。

実際面接に行った時にも暗に言われましたからね。「若手が欲しいんです」って。

若い人を育てられないんじゃ、採用しても無意味だと思いますが。

事実そうやって若い人を採っても、育てられずに辞められるからまた求人を出すんでしょう?

若くても仕事の呑み込みが悪い人、やる気がない人もたくさんおりますし、入ってもすぐに辞められる可能性もあります。

だって若いんだもん、馴染めなければ軽く「次」を見るでしょうよ。

歳を重ねていても即戦力として使える人、そこで腰を据えて長く貢献する覚悟を決めている人もおりますが、

その「年齢」へのこだわりは本当に必要ですか…?

若かろうが、歳を重ねた人であろうが、会社として使える人は使えるし、辞める人は辞める。その人の能力やら、その人物次第かと思うんですが。

まぁ、周りとの年齢層の兼ね合いもありますから、その辺は仕方ないにしろそれ以外の理由で年齢にこだわる理由、少し考えてほしいですね。

 

後、私は数社との面接の後、いわゆる「お祈り書類」が増え続けまして。

辿り着いたのが「派遣社員」という雇用形態でした。

正直、私が正社員であった頃、派遣会社を利用したことがありましたが、派遣されてきた方のスキルや能力が求めるものとかなり乖離しており、まして工場事務は特殊な仕事ということもあって、その方もなかなか馴染めなかったようで、結局短期間で辞めてしまいました。そんな理由から、派遣という雇用形態には最初あまり良い印象を持っていませんでした。

が、背に腹は変えられず…結局最後は派遣会社に登録しまくりました。

 

派遣登録してからも色々ありましたよ。

「面接ではない」という割に、顔合わせで突然面接のようなことをされたり、意地悪な質問をされたり。

一番酷かったのが、某大手メーカーの職場見学が突然面接のような形となり「正社員という選択肢もあったと思うのですが、何故あなたは派遣を選んだのですか?」という質問。

この質問が来た時、私はしばし固まりました。

(そりゃ私だって正社員希望でしたよ。でも実際正社員で受けても落とされるんだもの仕方ないじゃない)

そんなことを思いつつ、当たり障りなく「派遣は色々な職種を経験でき、スキルアップできるからです」と模範解答のような文言を笑顔で答えました。

人事担当者は、面接終わりに「あなたはスキル的にも申し分ないので合格だと思うから」と言ってくれたのですが、翌日見事に「不採用」の連絡が来ました。後に派遣会社に理由を聞くと、何でもその企業は別の派遣会社とも競合していて、結局その企業が別の派遣会社の子が私よりも「若いから」そちらを選択したと聞かされました。

あれ?派遣法って年齢で判断しちゃいけないんじゃなかったか?と思いつつ、仕方なく不採用を飲みました。

 

で、時は流れて去年の年の瀬、とある派遣会社から突然電話か来たのです。

「ガス会社で経理事務の求人があるのですが職場見学だけでも行ってみませんか?」と。

最初はガス会社と聞いて、前例もありあまり良い印象がなかったのですが、実際行ってみると件の会社とは打って変わって、社員の質も環境も良い。

職場見学の際に「御社は個人のお客さまとのお取引はございますか?」と尋ねたのですが、「うちの取引先は企業さんだけです」と言われ、即そこで働くことを決めました。そこが今の私の職場です。

どちらかというと経理より、勤怠・物流関係の事務が多いのですが、まぁそこは長年の事務スキルがものを言いまして。

ありがたいことに「うちは良い人材を派遣してもらえた」と言われ、今はWIN-WINの関係を築けています。

人生どう転ぶかわからないのが世の常だとつくづく感じています。

 

今回の経験を通して、色々と思うことがありました。

1.なぜ面接で退職した理由の真実を告げてはいけないのか?

「カスハラ」が酷く、精神的に大変だったから。

これが真実なのに、就活マニュアルには「会社との価値観の相違」とか「転職してスキルアップしたいと思った」とか、心にもないことがさも正式回答であるように掲載されている。嘘をつくのが嫌な私は最初真実を告げていたが悉く落とされた。

確かに「直ぐ辞める人材だと思われてしまう」リスクはあると思うが、歯の浮くような心にもないことを皆と同じように告げることが果たしてお互いの為なのだろうかと疑問に思う。

2.なぜ田舎の企業(一部)は派遣社員を馬車馬のように働かせたがるのか?

派遣会社の担当の方がこんなことを言っていました。

「都会は派遣社員を派遣社員としてきちんと扱ってくれるが、田舎は派遣社員をそれこそ馬車馬のように働かせたがる」と。

派遣社員は契約以外の仕事はおこなってはいけないというのがルールだが、田舎は正社員と派遣社員の線引きができておらず、正社員と同じ感覚であれこれ仕事を押し付けてくる。

社員と同一賃金・同一労働という仕組み故、お金を払う分だけ元を取るという考え方なのだろうが、特に派遣に馴染みのない田舎の企業は派遣社員の扱い方をもう少し理解すべきではないかと思う。

3.派遣会社によって、派遣社員への扱い方・接し方が違う。

これは私自身も経験したことだが、某会社は扱い方がないがしろで親身になってくれなかった。

後々聞くと、派遣会社の中には大手広告を掲げていても、実際は質が悪く企業からも嫌われているところがあるようです。

競合して相手の会社に負けるというのは、派遣社員ではなく派遣会社側に非がある場合もあるんですね。

 

とまぁ、ブログを更新しない2年の間こんなことがありました。

備忘録として載せておきます。