果てしないカオス
投資家が凍死家と化している金融市場なんだけど、10/21日にリーマンのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)精算が行われた模様。
リーマン対象CDSの清算価格が元本の8.625%って事で、残高(約40兆円)の9割以上が損失といわれていたんだけど、どこがこんな額払うんだろう?
なんて思っていたらCDS同士や手数料などの相殺で、実際の損失はこれらの額のうち2%(約8000億円)(ISDA発表)で、「波乱なく完了」したらしい、 、
「CDS史上最悪の巨額保険金支払い」といわれた、このリーマンCDS清算だったんだけど、リーマンCDSの発行主体の金融機関が8000億円を払って「はい終わり」って事で、あまりにもあっさりしてて、事実隠蔽しているような気が、しないでも無い。
23日には先月破綻したワシントン・ミューチュアルのCDS清算会が待っていて、10月下旬以降、破綻した金融機関のCDS清算会が続々と開かれるようで、バフェット曰く 「金融版大量破壊兵器」であるCDSによる発火が次々と起こりそうな気配になってきた。
果てしなく続く損失
サブプライム損失はIMF発表で140兆円とも150兆円ともいわれているんだけど、レバレッジと転売のスパイラルで膨れ上がったデリバティブ損失は「無限に拡大」し、把握できない状態で、何千兆円とも言われてます。
国際決済銀行によると、デリバティブ市場規模は日本円で596兆ドルって事で、これは日本円で 「6京円」って事なんだけど、まぁ金額を「京」で聞くこと自体が非常に稀な事で、実際に6京円という数字がリポートされている以上、可能性としては 「京までも」損失がいき届く可能性を間接的に表しているわけだ。
まぁリスクを分散する「金融工学」が、マイナスの方向へ加速したサブプライムローンビジネスなんだけど、米政府が次々と手を打つ100兆円~200兆円の規模の資本注入なんかは、「微々たる額」なのかも知れない。
日本におけるCDSの波
CDSの恐怖が続く米金融市場なんけど、日本ではリーマン関連のCDSを再組成したCDO(シンセティックCDO)が元本割れとなっていて、地域の金融機関に多額の損失が出る可能性が高いらしい。
日本においても「損失は限定的」といわれながら、まだまだ先が読めないような状況といえる。
日本のCDS市場のワイド化も止まらないようで、メガバンク・自動車・建設・不動産を中心に高水準で取引されており、CDOの元本割れと重なって、金融機関の貸し渋りは全国的に増すばかり。(だと思う)
企業の倒産は増加し、不況の波は襲ってくるって事で、底打ち議論より「波うち議論」テンコ盛り状態が、当分は続く事になるだろう。
