英一郎製磁 -6ページ目

キー・パンサー

11月23日~27日の英一郎個展に向けて

これまでの作品を集中的にご紹介しております。

(個展につきましてはこのブログのトップのWhat's Newをご参照下さい。)

今回は私が敬愛する友人、

名古屋の若きマンション王 H氏のために

トレードマークオブジェとして作り下ろした作品

「キー・パンサー」のご紹介を致します。


$英一郎製磁-KEY PANTHER


この作品は、今年の7月には完成しており

小倉の個展でも参考出品を致しましたので

お目にされた方もあるかと存じますが

この度、無事お渡しが済みましたので

広く公開させて頂きます。



今回の作品のテーマは

そのH氏をイメージして「鍵を握るしなやかな猛獣」。

彼の未来を見据える力を、ヒョウの目の鋭さに

栄光を掴んだら離さない力を、口にくわえた鍵で表しました。


このようなオーダー作品に

ご興味があられる方がありましたら

英一郎製磁までご相談下さい。

話し合いを重ねた上で

あなたや、あなたの会社などを体現する

作品作りを目指します。

はなみずきお骨壺

11月23日~27日の英一郎個展に向けて

これまでの作品を集中的にご紹介しております。
(個展につきましてはこのブログのトップのWhat's Newをご参照下さい。)


今回は以前にブログでも触れた

「はなみづき」のお骨壷です。

補足を加え、あらためてご紹介を致します。


英一郎製磁


幼くしてお亡くなりになった

お嬢様のためのお骨壷として

その祖父様から英一郎へ

作り下ろし作品のご注文を頂きました。



そのご祖父様のお話によると

亡くなられたお嬢様のご両親はご葬儀の際に

骨壷をお選びになられたのですが

どれもサイズやデザインに納得出来るものがなく

やむなく臨時的に既成品にお入れになられた上で

よりその思いに近いものをお探しであられたとのこと。



そんな時の私の花や果実をモチーフとしたレリーフが

偶然祖父様のお目に留りお嬢様のご両親にご紹介を頂きました。

そして私の工房に直接お訪ね頂く機会を得て

お話を合いさせて頂きました。



亡くなられたお嬢様がお生まれになった時に

そのご成長を愛でるため庭にはなみずきの木を

お植えになられたとのこと。

その花をモチーフとして欲しいと。

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この作品の制作にはかなりの期間と労力を要しました。

まずははなみずきの花の情報収集からスケッチ、

完成イメージを伝えるためのデッサン制作。

その後、花や葉の原型をそれぞれを複数個ずつ作り

一つ一つを全て石膏原型に直しさらに整形。

そしてそれを石膏型に取る。

石膏型にい込んで出来たものをベースである

球の容器の蓋にレイアウトする・・・

活き活きとした姿とするために苦心しました。

その作品個体はもう既に納品済みで大変にお喜び頂きました。



そしてこの「デザイン」に関しましては

英一郎帰属としての今後の製作発表の

許諾を得ておりますので

既に複数個を製作しております。



もちろん今後このはなみずきの作品は

お骨壷としての用途だけに限られる訳ではありませんが

こちらをご覧になって、

もし作り下ろし、あるいはオリジナルのお骨壷の

ご要望がありましたら、このブログへのご投稿

または 
英一郎製磁 092(572)7586

まで是非ご相談下さい。

四季の花箸置き

11月23日~27日の英一郎個展開催に際しまして

作品紹介を集中的に行っております。第二段。
(個展情報はこのブログトップのWhat's newをご参照下さい。)

今回は現在の英一郎製磁の主力作品と言える

「四季の花箸置き」をご紹介させて頂きます。

英一郎製磁


$英一郎製磁-hashioki


この作品は発表から2年余を経過しておりますので

既にご存知の方々もあられると存じますが

あらためてご紹介致します。



最初の発表は2009年のアクロス福岡は匠ギャラリーに

おける展覧会で私と私の母の陶芸作家福重美和と

お箸作家中村朱吾、グラフィックデザイナー

矢野由紀子との四人展

「陶磁工房鳥の家母と息子たち展2009~ミノリのタクミ」

でした。



その中で中村君のお箸と私英一郎の箸置きの

コラボレーションの企画が始まりでした。

春は桜、夏は朝顔、秋は桔梗、冬は椿。

他にイチョウも。



細緻な細工ものではあるけれど工芸的な様式に

とらわれず花本来の姿を写実し

彫刻的な表現を目指しました。



陶磁器としては薄過ぎるとも思われる

部分も含んでいるため

素材には通常の磁器素材より

数倍強度の高い強化磁器土を選びました。



そのため見た目に反して高頻度の

普段使用にも問題に無い耐久性を持ち合わせております。



今までにもご家庭用はもちろん、

大きな催し事の記念品や

結婚式の引き出物などに多く

ご利用頂いております。



現在は四季の箸置きセットとして

四つ入りの箱を用意しておりますが

それぞれバラ売りも行っております。



今後随時花の種類を増やし、

箱も2個入り、3個入り、5個入りと

揃えて、数、種類をとりどりに選んで頂き

プレゼントなどに

ご利用頂けるよう考えております。



記念品、引き出物、弔事のお返しなど

多数個のご注文も承ります。




四季の花箸置きセット

4個組¥4,200、一個¥1,050(共に税込)


お問い合わせはこのブログへのご投稿か

または 
英一郎製磁 092(572)7586 まで。

ボンボニエール羽づくろい

11月23日の展覧会に合わせて
あらためて英一郎作品のご紹介を集中的に行っていきます。

今回は英一郎作品の
「ボンボニエール”羽づくろい”」
のご紹介です。(再)

$英一郎製磁-hazukuroi
このブログのトップページの鳥の作品です。

「ボンボニエール羽づくろい」
¥88,000(税込)


ボンボニエール(キャンディーボックス)とは
フランス語で「砂糖菓子の箱」

日本では皇室の慶事の引き出物として用いられ、
民間でも折々のお祝の品として
贈るアイテムの一つとして認識されています。

単なる用途だけではなく装飾性が高く
オーナメント的な価値も求められるものです。

またその芸術性から
コレクターズアイテムとしての人気もあります。

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この作品の鳥のモチーフは
「はましぎ(チドリ目シギ科)」

渡り鳥で主に海岸の干潟に飛来し大群もみられる。
体の大きさはかもめ位。
その羽づくろいをする様子をとらえました。


筋肉の動きや量、目、くちばし、羽の一枚一枚まで
精細に再現しました。
彫刻的表現では(表面的な)細密描写を
一つ下に見るような風潮もありますが
私のイメージには伊藤若冲の「旭日雄鶏図」がありました。


その絵の執拗なまでの描写再現にオリエンタルなものや
エキゾチックさを感じていたので
ある意味オマージュであり実験的な
意味も加味した作品と言えるかもしれません。


そしてこの作品は英一郎の主な制作技術による
石膏型での成形物ではありますが
一品一品手作りと言える性質をもっております。


また今回からは版画の発表方法と同様に
最終作品数を決め、それぞれの作品には
その中の何番目の作品かの番号の刻印を入れます。


そしてその数に到達したならその石膏型には
撥水塗装を施し使用不能にして
その証明写真の公表も考えています。


例えばこの「羽づくろい」の制作数は35個。
つまり美術作品として完全限定制作となります。
写真の個体は5/35です。


1/35はアメリカでの日系人協会のチャリティーオークションに
献品致しました。その代金は全て寄付として利用されます。


お問い合わせはこのブログへのメッセージまたは

英一郎製磁 092(572)7586 まで。

浄水通りで個展をします。

来る11月23日より福岡市中央区薬院の

浄水通りのギャラリー 工房彩々(IROIRO)

個展開催させて頂きます。

詳細は下記をご参照の程。



7月の小倉、そしてアメリカに続き

英一郎の今年の集大成的展覧会とする所存です。



おそらく今年 英一郎は変わった。

いや、まだ変わりつつある途上か。

でも自分でこんなことをあえて言うんだから

少しは覚悟も出てきてる。かなり遅いけど。

そんな意味もこめてタイトルを

「Before the daybreak 」~夜明け前~

としました。

皆様、何卒応援下さいませ。


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$英一郎製磁-DM2
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