劇団1980「今昔筑波幻影」を、下高井戸HTSスタジオで観てきました。
ガマの油売り、の話では、ない。
つくば研究学園都市が造成されたとき、成田空港のときと同じような騒動、摩擦が起こっていた、っていう歴史を、みんな知っていましたか?
先祖伝来の農地を「国」に奪われて流浪し分解する家族、泡銭を掴んで破滅する者、東京からきた移住者と地元民の様々なズレと相克、無機的な人工都市に心を蝕まれるエリート…。
筑波山麓を舞台に様々な悲喜劇が、多層的に描かれる、昭和の高度成長の闇、藤田傳脚本の威力を、小劇場の至近距離で目撃するのだ。
すげえ。
金曜日までやってますよ。