三男の道長に左大臣の姫の倫子を、というのを、父の兼家がノリノリで主導しようとしています。
宇多源氏と縁を結んだ、というのが、この先、道長にとって兄たちに対するアドバンテージになりそうです、「兄弟はいつも、最初にして最大のライバル」ですから。
倫子さま、かなり大物、に思えます(まひろには気の毒ですが)。
いまTBSラジオの「水音スケッチ」(堀井美香アナウンサーの5分間地理歴史豆知識番組?)で、「比叡山は平安京の表鬼門、石清水八幡宮は裏鬼門」という話をして、八幡宮について軽く解説していました。あー光る君にに寄せせてきてるな、と思いましたが。
世間では「八幡神は源氏の神様」だと思ってる人が多いと思いますが。もとは「天皇家の神様」であって。
天皇の子や孫が「源」の姓を賜るのも、たぶん「岩清水」から来ているのでしょう。
これに倣い、中国の歴代王朝の皇帝は、必ず八つの軍、八つの旗の中心にいて、四方八方つまり全世界を支配しました。
日本では、八幡神は応神天皇となってこの世に現れた、とされます(神功皇后が三韓征伐で連戦連勝してる間、一年以上ずっとお腹の中にいた、と言われているのが、この人、特別な産まれかたをした人物はそれだけ神に近い特別な存在です)。