本郷奏多の花山天皇が「俺」と言ってたのが許せない? 天皇は「朕」でしょ? | えいいちのはなしANNEX

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このブログの見方。写真と文章が全然関係ないページと、ものすごく関係あるページとがあります。娘の活動状況を見たいかたは写真だけ見ていただければ充分ですが、ついでに父の薀蓄ぽい文章を読んでくれれば嬉しいです。

私は「俺」を支持したいです。他ならぬ本郷奏多が、他ならぬ花山天皇を演じるなら、朕とか余とか言ってる普通の?天皇であるはずがないです。
勿論これは、ドラマとしてどうすれば面白いか、って話です。
この天皇は、平安王朝の雰囲気に溶け込んでいないところが、いいんです。むしろぶっとんでいるほうが、視聴者がショックを受けるほどの違和感をあたえてくれるほうが、ドラマが面白くなるでしょ。

時代考証云々をいうなら、そもそも現代標準語で喋っている時点でアウトなんで。せめて京都弁で、という声もありましたけど、それもなしでした。
現代の視聴者を相手にドラマを作るのだから、現代の普通の(歴史マニアでも時代劇ファンでもない)観客が、面白がれるモノを作るのが当然なんです。

私は映画「キングダム」で本郷奏多が演じた、あのキレた弟が大好きです。キャラ立ち合戦みたいなあの映画の中でも、私はいちばん、本郷奏多の簒奪王が、ブッ飛んでいて一推しです。
視聴者がいま求めているのは、あの本郷奏多、でしょう。だとすれば「俺」ですよ。