歌舞伎座の隣の角地のビル、出光だ。
あ~、ここ、「海賊と呼ばれた男」に出てきたなあ、ここに建ってるビル。会社の名前はいちおう仮名でも、あからさまに出光だったね。
オレがコドモの頃、「題名のない音楽会」って、出光の一社提供番組で、オープニングが石油コンビナートの煙突から炎が出てる「日本経済すげー!」という映像だった。司会が黛敏郎だった。このヒトの作曲の「にほんすげー」という現代音楽を図書館で借りたレコードで聴いた。このひとがいわゆる「右のひと」だということを後になって知った。
「永遠の0」 の百田直樹先生の原作の映画「海賊と呼ばれた男」は、主人公の石油商を「日本の国益のために戦ったひと」としてやたら持ち上げる映画だった(面白かったけど)。その本社ビルの場所から「ああ、これは出光の話なんだ」と分かった瞬間に、なんか、いろんなものが頭の中で繋がった。