●部分否定とは?
英語の中には「not+100%」=「部分否定」というルールがあります。
例:Not all the student agreed to the proposal.
「生徒全員がその提案に賛成したわけではなかった。」
イメージとしては「100%を表す風船に、notという針が小さな穴をあけて、そこから空気が一部漏れだしている感じ」です。ですからnot allやnot everyで「全部が~というわけではない」とかnot alwaysで「いつも~だというわけではない」という意味になります。
ところが、not at allという熟語があって、これは「全く~ない」という全否定を表します。なぜatがあるだけでこんなことになるのでしょう?
●atの根っこのイメージ
atは「動いている最中の一点を指す」という根っこのイメージがあります。たとえば、I’m at the station now.(今駅にいるよ。)というのは、ずーっとそれまで移動しているなかで、今はたまたま駅という地点にいるよ、という感じです。
こんな根っこの意味を持つので、atはよく「目盛り上を動いている一点を指す」イメージで使われます。以下の例文は時速をスピードメーターという目盛りのイメージで表しています。
例:He was driving the car at the speed of 100 kilometers per hour.
「彼は時速100キロで車を運転していた。」
●allの地点にnotがいる、ということ
ではみなさん、ここで「notの度合いを表す目盛り」を思い浮かべてみてください。notの度合いが0%、つまり全く否定していない、全肯定から、notの度合いが100%、つまり全否定まで。
notが100%のレベル、つまりallの地点にいる(= at all)というのがnot at allです。だからnot at allは「まったく~ない」という全否定を表すわけです。
例:I don't like the movie at all.
「その映画は全然好きじゃない。」


