everyの後ろに来る名詞が単数扱いである理由は? | 『英語職人』時吉秀弥の英文法 最終回答!

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本当にわかる英語とは?!英語、英文法、その他の外国語の学習、言語学などについていろいろ語ります。

everyは「みんな」という意味なのに、後ろに来る名詞は単数扱い。
みなさんも一度はクビをひねったことがあるはずですよね。一体なんでこんなことが起きるのか?

前回やったeverにその秘密があります。
everは「どのときの一点でも」ということで、
「ランダムに、この時、あの時、その時、とひとつひとつ手に『時』を取ってみる」
イメージを持つ言葉でしたね。
この「ひとつひとつ」がeveryにも生きています。
なぜって?
everyの語源は「ever+y」だからです。
「ひとつひとつ、みんな」がeveryです。
だからくだけた表現でよくある "Hey, all!"(ねぇ、みんな!)よりも "Hey, everyone!"のほうが「丁寧」です。
なぜって?
allはそこにいるひとたちを「みんなひとまとめにして網で覆う」ようなとらえ方なのに対し、everyはそこにいるひとたちに「ひとりひとり目線を配る」感じがあるからです。
「佐藤さんも田中さんも吉永さんも・・・・さんも、みんな!」
という感じなのです。

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