自分が抱くイメージからはなかなか抜けられないものだ
という経験をしました。
とある大学の先生から、
大学での講義の実態を伺う機会がありました。
驚かされたのは
講義の使用言語が英語
という授業が増えているという事実でした。
私の学生時代はもちろんですが
息子、娘たちの大学での授業も
専門を
― 例えば、法律とか経営学とかの専門を
英語で受けている
なんて聞いたことがありませんでした。
が、時代は変わったのですね~。
国際○○とか
グローバル○○とかいうネーミングの学部学科は、
まず間違いなく、
専門を英語で学ばねばならないらしいです。
しかもそれは、
留学生が多い大学とか、
偏差値の高い有名大学に限らないそうで。
確かに、イメージ的には
国際○○、グローバル○○という学部学科に入れば、
即、英語が使える人になって卒業できそうなイメージ✨
ありますよね!?
実はそこが落とし穴!
なんだそうです。
そういったネーミングの学部学科では、
海外の大学同様、
英語だけで授業が行われ
英語でのディスカッションやプレゼンテーション、
論文の提出
などが求められるところもあるそうなのです。
英語だけでの講義ですから
当然
→英語でのリスニングができ、
→ノートを取ることができなければいけません。
英語でのディスカッションやプレゼンには、
→スピーキング能力が必要です。
論文を書くには、
→英語の型を知り、
→論理的に、
→クリティカルシンキングでもって
英語を書かねばなりません。
このような力は一朝一夕に身につくものではなく
「えいごナビ」では少しずつ
約10年かけて育んでいるものです。
お子さんがいらっしゃる方でしたら
是非、振り返ってみてください。
高校までの授業で
このような4技能を伸ばすことを
やってこられているでしょうか?
もちろん、
大都市圏の中高一貫校の中には
英語のできる人材という高い目標をもって、
素晴らしい教育を施してくれる学校もありますし
私立一貫校に限らず
熱意に溢れる優秀な先生方も少なくありません。
ただ一方で、
そういった大学の変化や、
共通テストへの入試の変化を知らなかったりすると大変。
お子さんが被害を受けることも考えておかねばなりません。
定期テストで好成績を取ることと
大学に入学することだけを目標に、
旧来型の文法訳読式の勉強だけをやって
イメージで学部選びをすると、
大変な思いをすることになるそうです。
具体的には、
授業の聞き取りができない!
何言っているかさっぱりわからないまま
90分~100分間座っているだけというのは、
・・・きついですよね。
初日の授業後、
真っ青になったり、涙ぐみながら相談にくる学生の
長蛇の列ができるのだそうです。
その後、
精神的に参ってしまい
授業に出れなくなる子
も出ると聞いて胸が痛みました。
もし学校で4技能が学べていないなら
お声がけください!
今日もお読みいただきありがとうございました。