前回に引き続き、英検二次の面接対策についてお話したいと思います。
今回は、英検1級。
英検準1級と何が違うかというと、
イラスト描写に代わりに、2分間の即興スピーチがあり、
その後の質疑応答で自分のスピーチの内容に関連した質問を3~4つ受けるということ。
質疑応答は準1級にもありましたが、
英検1級の場合は全て自分のスピーチに関する内容なので、
トピックに対してより広く、深い背景知識が必要になってきます。
広く、深い背景知識といっても、専門的である必要はなく、
具体例をちょっと知っていればそれで大丈夫です。
まず最初の難関となるのが、やはり2分間スピーチ。
普段、日本語でも人前でスピーチする機会なんてあまりありませんから、
是非オンライン英会話などで、
講師に向かってスピーチする練習をしてみて下さい。
そして、スピーチの内容ですが、
英検準1級と同様、英作文で勉強してきた事がここでも役に立ちます。
英作文ではサポート理由は3つ述べていたと思いますが、
スピーチではサポート理由は2つで大丈夫です。
私は英作文対策も面接対策もこちらの本を使用しました。
スピーチスクリプトはこの本に出てくる頻出テーマと、
自分の得意分野で書いて下さい。
そして、スクリプトを書き上げたら、必ずやっていただきたいことがあります。
それは・・・・、サポート理由の使い回しの練習です。
書き上げたスクリプトを丸暗記するのは大変ですし、
必ず本番当日に全く同じ問題が出てくることはありません。
なので、
書き上げたスクリプトのサポート理由を見て、
そのサポート理由が、
他のどんなトピックの時に使い回しが出来そうか考えてみて欲しいのです。
もしかしたら、すでに書き上げたスクリプトの中に、
重複しているサポート理由があるかもしれません。
インターネット、SNS、言論の自由などのトピックはサポート理由がかぶることが多いです。
実際に本番で提示される問題についてですが、5つの問題のうち、
1つは英検頻出テーマが隠れていると思います。
そう、隠れているんです・・・。
決して過去に出題された言い回しや、
予想問題など使われている表現では決して出てきません。
必ず、異なる表現や、回りくどい言い回しを使って出題されます。
日頃から類義語や類似表現をストックしておいて、
その隠れた頻出トピックに気づけるようにしておきましょう。
私は、一次は一発で突破できたのですが、
二次は苦戦して、3度目でやっと受かっています。
初回の面接のスピーチは、
本気で何を言っていいかわからず、
問題に対する自分の意見を述べた後、沈黙・・・・。
結果、スピーチの得点はたった2点。
5点満点中じゃないですよ、10点満点中の2点です・・・・。
二回目のスピーチでは、
問題に対する自分の意見と、その理由を2つ簡単に述べて、
(具体例は一切無し 笑。)結論で自分の意見を反復、あとはまた沈黙・・・・。
結果、5点。
三回目のスピーチでは、
落ち着いて、ゆっくり話すようにして、
問題に対する自分の意見と、サポート理由を2つ。
今回はどちらにも具体例をつけて述べ、
結論では少しパレフレーズを加えました。
結果、8点。
この私の経験でから、大体、どのくらい喋れば、
どのくらいの点数が出るかザックリとですがわかると思います。
ちなみに、スピーチ後に、面接官から
「二つ目のサポート理由の最初の部分が
しっかり聞き取れなかったんだけど、また言ってもらえる?」
と聞かれ、
「あ、終わった・・・・・。」と思いましたが、
きちんと言い直して内容を伝えたところ、
点数を見た限りでは、大きな減点はなかったように思います。
とりあえず、もう本番まで時間がない!と焦っている人は、
英作文で書いたスクリプトを見直し、
サポート理由が他にどんなトピックの時に使い回せるか考えてみて下さい。
やっぱり、リサイクルって大切ですね(^-^)
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最後までお読みいただきありがとうございました
この記事が皆さんの英語学習に役立ちますように。