実はこの話を書こうかどうか少し迷ったんだけど、結構象徴的な出来事があって、これは「誰か」特定の人の話じゃなくて、あるあるだなと思ったので、自分が感じたことを備忘録的に残しておこうと思う。
「こうなりたい」「これを実現したい」という思いを持つこと自体は、割と誰でも簡単にできるけど、その思いを現実に変えられる人は、意外と少ない。
会社員ほどその傾向は強いように思う。
理由を考えてみると、シンプルに「チャンスを掴みにいかないから」だと思ってる。(なぜ会社員にその傾向が強いと思うかというと、会社員だと特に上司や部署などの環境に左右(ジャマ)されやすく、そのチャンスを掴みに行くことが難しい場合が多くて、諦めてしまう(諦めても生活できてしまう)人が多いのではないかと推測。)
と、言うわけで、今回は「でもでもだって」で人生が止まってしまう人について考えてみようと思う。
最初に言っておくと、今回登場する「でもでもだって君」は、仕事ができない人ではない。
(・・・と思う。というのも、直接仕事っぷりを見たことがないので本当のところはわからない。)
これまでのやり取りを振り返ると、割と積極的な方だし、むしろどちらかというと仕事ができる側の部類に入るのではないだろうか。(と勝手に思っているし、そのあたりの勘はあまり外れたことがない。)
でもでもだって君は、私にとって他部署の後輩。
他部署の後輩ということもあって、普段の業務で関わることはほぼなく、仲が良いわけでも悪いわけでもない。本当に、会社でよくある「挨拶はする」程度の関係。
過去にとあるプロジェクトで多少の接点はあったものの、プライベートで会うこともなければ、深い話をしたこともない。
そんな彼から、ある日「相談がある」と呼び出された。
「何の相談?」と聞いても、「ちょっと個人的なことで……」と、言葉を濁す。
この時点で、私は少し嫌な予感がしていた。
(だって、業務時間内で人の時間をもらうのに、理由も言わずに時間だけくださいって、ねえ?)
そして実際に打ち合わせが始まると、その内容は「Aさんとお近づきになりたい」ということだった。
Aさんは会社の中でもトップクラスの重要人物。
私は所属部署の関係上、普段の業務でAさんと関わることが多い。
でもでもだって君は、バリバリ仕事ができて海外出張も多いAさんに興味を持ったらしい。
ここまでは、別におかしな話ではない。
私はガツガツしている人が好きだ。
だから、向上心があるという点では、でもでもだって君は悪くない、というかむしろ好感さえ持てる。
が、問題はここから先だった。
詳しく話を聞くと、何をしたいのか、どこまでやりたいのか、自分がどうなりたいのかが曖昧すぎるのだ。
私は率直に聞いた。
Aさんとの仲を取り持ってほしいのか?
海外出張に同行したいのか?
会社のイベントとしてAさんを囲む会を(私に)企画してほしいのか?
でもでもだって君の答えは、全て「(私に)そこまででしてほしいわけではない」だった。
え、まってまって。
何ソレ(意味不明なんだけど)。
では、何をしたいのか?と聞いてみたところ、
「Aさんがどんなことを考えているのか(どのように仕事に向き合っているのか)を知りたい」
「Aさんに直接話を聞いてみたい」
ということだったので、
じゃあAさんと接触する機会を作ればいい?
私とAさんの進めるプロジェクトの中にでもでもだって君を巻き込めばいい?
と聞いてみたのだけど。
でもでもだって君曰く、
- いきなり紹介されるのは、ちょっとハードルが高い
- プロジェクトにいきなりボクが入るのは変ですよね?
- 仕事のような堅苦しい場じゃなくて、飲み会のようなカジュアルな場がいい
とのこと。
いや待て。
私はAさんと共に仕事をしているが、決してプライベートにまで踏み込むほどの中ではない。
そして、業務で仕事を通して絡むより、相手のプライベートの時間をもらう方が難しいということが分からないのだろうか?
Aさんとの関係性を伝えた上で、代わりに、社内でAさんの次くらいに影響力のあるBさんを紹介しようかと提案した。
Bさんと私は仲がいい。
普段からプライベートで飲みに行くし、個人的にLINEなどで連絡も取り合う。
でもでもだって君がAさんに興味を持った理由は、Aさん個人に興味を持ったというよりは、Aさんのような仕事のやり方や考え方をしている人に興味があるようだったので、同じくシゴデキなBさんを紹介し、BさんとAさんは仲がいいのでそこから足掛かりにしてみては?と提案してみたわけ。
だって、私はAさんとでもでもだって君をプライベートでつなげてあげることはできないから。
「新年会でも企画しようか?」
と伝えたところ、でもでもだって君は、「新年会に何人くらい来るんですか?」という。
いや、他の人呼ぶつもりないから。笑
なんで人を紹介するのに余計な人を呼ぶのよ。
「いやいや、3人だよ。私とBさんとでもでもだって君の3人。」
するとでもでもだって君はこう言ってのけたのだ。
「いや~。3人はちょっと。何話していいかわかんないっす。」
これ以上何も言うまい。
提案はした。(全て却下されたけど)
その日は、「じゃあ、何か私にできそうなことがあれば、また連絡して。」というに留めて解散した。
不毛な1時間だった。
でもでもだって君、昔はもっと猪突猛進型だったような気がするんだけどな。
いつの間に、こんなに否定から入る人になっちゃったんだろ。
ここで、はっきり言いたいことがある。
チャンスは完璧な形ではやってこない
もし彼が本当に、
- Aさんの考えを知りたい
- 経営層に近づきたい
- 何かを学びたい
と思っているなら、私の提案はチャンスだったはず。
Aさんと業務で関わっている人間が目の前にいる
社内で影響力のあるBさんへの橋渡しを提案されている
少人数での場を用意してもらえる可能性がある
それでも彼は、動かない。
なぜか。
それは、チャンスを「理想の形」で掴もうとしているから。
理想の形ではないということを理由に、「でも」という言葉でそのチャンスを逃したのだ。
目標があるなら、本来考えるべき順番はこうではないのか?
- 自分は何を実現したいのか
- そのために、今ある選択肢は何か
- 多少居心地が悪くても、どれを掴むか
でも彼は、「不安を感じない方法」「失敗しない近道」を先に探してしまっている。
そんなものは、存在しないのに。
私自身、Aさんとプライベートで飲みに行くような関係ではない。
特別に可愛がられているわけでもない。
ただ一つ言えるのは、与えられた役割の中で、目の前の機会を全力で引き受けてきたということだ。
その積み重ねの結果として、「Aさんと関わる機会が多い人」というポジションができただけだ。
最初から居心地が良かったわけじゃない。
怖かったし、しんどかった。
チャンスとは、準備が整った人に、完璧な形で渡されるものではない。
覚悟のある人が、「これしかないなら、これを掴む」と決めた瞬間に、チャンスになるのだ。
何かを実現したいなら、
もし今、
「変わりたい」
「近づきたい」
「成し遂げたい」
そう思っている人がいるなら。
問うべきは、「どうすれば安全か」ではなく「多少怖くても、何かを掴む覚悟があるか」だと思う。
でもでもだって、と思っているうちは、人生は一ミリも動かない。
動くのは、「それでも行く」と決めた人だけだ。
私にもそんな時期があった。
30代半ばは暗黒の時代だった。笑
でも、このままではいけない、と覚悟を決めた。
取れるチャンスは全て取っていこう、と思った。
そして今がある。
毎日が変化で、辛くて、大変で、逃げたいと思ったこともあったけど、それまでの変わらない人生に戻るくらいなら今頑張ろうと思ってがむしゃらにやってきた。
結果、今仕事がとても楽しい。
もちろん大変な事は多いが、それ以上に得られるものが多い。
成し遂げたいことがあるなら、しのごの言わずに目の前のことをやれ!
これに尽きるわけですよ。
会社員の人は、最低1日8時間は働いているわけです。
1日の1/3ですよ。
人生の1/3をつまらないと思いながら過ごすのか、やりがいをもって生き生きと働くのか、どちらがいいでしょう?
人生はコントロールできます。
一度、自分と本気で向き合ってみる。
なかなかおもしろそうだと思いませんか?
自分がつまらないと思っていた時は、世の中の会社員がみんなつまらなそうにしているように見えたけど、自分が会社員サイコーと思うようになってからは、周りの生き生きと働く会社員の人たちが目に入ってくるようになった。
そんな中の一人になるのも悪くないと思います。
🔽数年前の私のように、なんだか仕事がつまらない。そう思っている人は是非ご参加ください。









