イギリスとイギリス連邦諸国の人々に尽くしたエリザベス女王ですが、その姿は世界中の人々に感動を与えました。
エリザベス女王は1926年4月、のちに国王ジョージ6世となるヨーク公の第1子として生まれました。
女王(当時は王女)は1947年、ラジオを通じて「私は皆さん全ての前で誓います。私の人生が長くても短くても、この生涯を皆さんに、そして私たちが属する偉大なる帝国の連邦に捧げることを」と語っていました。
エリザベス女王は1952年、国王の死去に伴って25歳で王位を継承し、2015年には史上最も長く在位したイギリス君主になりました。
今年6月には、エリザベス女王の在位70年を記念する祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」が行われるなど、イギリスの統合を象徴する存在として敬愛されました。
女王はまた、王室をより開かれたものにするための取り組みの一環として、人々と積極的にコミュニケーションをはかってきました。
The queen served her nation and countries throughout the Commonwealth, but she touched people around the world.再生解説
訳
(エリザベス)女王は尽くしました、イギリスとイギリス連邦の国々に、しかし女王は心を動かしました、世界中の人々の。
解説
the queenはイギリスのエリザベス女王のことで、正式には女王エリザベス2世(Queen Elizabeth II)です。これは、エリザベス女王の死去を受けて放送されたクロノロジー(時系列)的な内容のニュースです。
serveには「仕える、務める、(地位や職務などの)義務を果たす」などの意味がありますが、ここでは「尽くす」といった意味で使われています。
her nationは「イギリス」を指しています。
the Commonwealthは「イギリス連邦、英連邦」のことです。イギリスとイギリスの植民地から独立した50余りの国々から成る連合体のことで、正式名称はthe Commonwealth of Nationsです。エリザベス女王は、イギリスのほか、カナダやオーストラリア、ニュージーランド、それにカリブ海諸国や南太平洋の国々など、イギリス連邦加盟国のうち14の国と海外領土などの元首でもあり、イギリス国教会の首長も務めてきました。
touchというと「触る、触れる」という意味を思い浮かべる人も多いと思いますが、ここでは「(人の)心を動かす、(人)を感動させる、(人)の琴線に触れる」という意味です。
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Queen Elizabeth was born in April 1926. She was the first child of the Duke of York, who later became King George VI.再生解説
訳
エリザベス女王は生まれました、1926年4月に。女王は第1子でした、のちに国王ジョージ6世となったヨーク公の。
解説
dukeは「公爵」で、the Duke of Yorkは「ヨーク公」です。ヨーク公はイギリスの王族が有する爵位で、国王または女王の2番目の男子に与えられます。エリザベス女王の父親ジョージ6世は次男でしたが、長男のエドワード8世が離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚するため退位したことから、急きょジョージ6世が即位しました。
King George VIは、King George the sixthと読みます。
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(Queen Elizabeth)
“I declare before you all that my whole life, whether it be long or short, shall be devoted to your service and to the service of our great imperial family to which we all belong.”再生解説
訳
「私は皆さん全員の前で誓います、私の一生は、長くても短くても、捧げられることを、皆さんへの奉仕に、そして私たち全員が属する偉大なる帝国の連邦に。」
解説
1947年、21歳の誕生日にエリザベス女王(当時は王女)が行った有名なスピーチの一節です。第2次世界大戦終結後、初めての外遊で訪れた南アフリカのケープタウンから、ラジオを通じてイギリス連邦の国々と国民に向けて語りかけました。
declareは「宣言する」です。
my whole lifeは「私の一生」です。
whether it be A or Bは「AであろうとBであろうと」という決まった言い方で、whether it be long or shortは「長くても短くても」です。
be devoted to ...は「~に捧げられる」で、自然な日本語としては「~に捧げる」となります。
ここでのserviceは「役に立つ、奉仕」という意味で、your serviceは「皆さんへの奉仕、貢献」です。 at one's service「人の役に立って」という表現もあります。
our great imperial familyは「私たちの偉大な帝国のファミリー」で、当時の大英帝国を中心とするイギリス連邦の諸国を指しています。
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She ascended the throne at the age of 25 after the king died in 1952. She became the longest-reigning British monarch in 2015.再生解説
訳
女王は王位を継承しました、25歳のときに、その国王が1952年に亡くなったあと。女王は史上最も長く君臨したイギリス君主になりました、2015年に。
解説
ascendには「上昇する、昇る」ということから、「(王位などを)継承する」という意味もあります。the throneは「王位」で、「(儀式で用いられる)王座」という意味もあります。ascend the throneは「王位を継承する、王位に就く」です。
the king「その国王」は、エリザベス女王の父のジョージ6世を指しています。
longest-reigningは「(史上)最も長く君臨する」です。reigningは「(君主が)君臨する」です。
monarchは「(国家の唯一の)君主、国王」です。
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Platinum Jubilee events in June marked Queen Elizabeth's 70 years on the throne. 再生解説
訳
プラチナ・ジュビリーの6月の行事は、祝いました、エリザベス女王の在位70年を。
解説
jubileeは、重要な出来事から25年や50年たったときなど節目に行われる記念行事のことです。エリザベス女王のPlatinum Jubileeの祝賀行事は、在位70年を記念して、6月2日から4日間にわたって行われました。ちなみに在位50年の記念ならgolden jubilee「ゴールデン・ジュビリー」、60年の記念ならdiamond jubilee「ダイアモンド・ジュビリー」と呼ばれます。
ここでのmarkは「記念する」という意味です。
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She was beloved as a symbol of the unity of the United Kingdom.再生解説
訳
女王は愛されました、イギリスの統合の象徴として。
解説
be beloved as ...は「~として愛される」です。
symbol of ...は「~の象徴」です。
unityは「統一、結束」など「1つであること」です。
the United Kingdomのunitedは「統一された、結束された、連合した、団結した」という意味です。the United Kingdomは、もともと「連合王国」という意味で、日本で呼ばれるところの「イギリス」を指します。正式名称は、the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」です。Great Britainには、England、Wales、Scotlandが含まれます。
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The queen actively sought to communicate with the public as part of her efforts to make the royal family more open.再生解説
訳
女王は積極的に人々とコミュニケーションを取ろうとしました、取り組みの一環として、王室をより開かれたものにするための。
解説
seek to ...は「~をしようとする」、communicateは「やりとりする、伝える、コミュニケーションを取る」です。
the publicは「(一般の)人々」で、ここではイギリス国民を指しています。
as part of ...は「~の一環として」、effortは「取り組み、努力」です。
make A ...は「Aを~にする」で、...の部分には形容詞が入ります。make the royal family more openは「王室をより開かれたものにする」です。
エリザベス女王は近年、ソーシャルメディアを活用して国民とコミュニケーションを積極的にはかる姿勢を打ち出し、「開かれた王室」を実践しました。また、新型コロナウイルスの感染拡大で社会に不安が広がった際には、テレビ演説で連帯を呼びかけるなど国民に寄り添ってきました。
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