うつ病に立ち向かうブログ -8ページ目

所得格差と今後の展望について

所得格差が大きく開いているのは
日本だけでなくすべての先進国共通の悩みだそうです。

所得格差というのは簡単にいうと
同じように働いているのに一杯お金を稼げる人と
ちょっとしかお金を稼げない人がいるということですね。

20年前にはコンピューターというものが普及していませんでした。
ですから事務員は全員そろばんができるのが雇用の条件でした。
でも今はコンピューターに数字だけ入れれば自動的にソフトが計算してくれます。
結果としてそろばんという能力を持った人材は必要なくなったわけです。

これはいろいろな分野にいえることで
工場の機械が発達すれば工場の労働者は必要なくなります。
自動で資材を運んでくれる機械が誕生すればフォークリフトの運転手は必要なくなります。

機械化とIT化がもたらしたメリットが
中間層の人たちの仕事をうばっているわけです。
逆にIT化の最大のメリットを受けた人たちは
今までは国内だけで商売していたのに
ネットを使って世界中に仕事を増やしどんどんと収入を増やしているというわけです。

ですから中間所得者が減ったというより
中間所得者向けの労働が減っているというわけですね。
仕事にあぶれた中間所得者はイス取りゲームでイスを取れなかった人みたいな状態になります。

どこかのイスに向かって行かなければならないわけですが
残っているのは「難しいけど収入の多い職業」と「かんたんだけど収入の低い職業」
自分に合ったイスを見つけるのが難しいわけです。

アメリカのお金持ち上位1%の人の資産は1974年のときは国全体の8%でした。
それが2008年には国全体の18%になっています。
では中間層の人たちはどうしたらいいのでしょう。

結局のところ残ったイスをどうにかして手に入れなければいけないわけです。
しかしそのままの状態では「かんたんだけど収入の低い仕事」に就くしかありません。
残念ながらこの「かんたんだけど収入の低い仕事」もなかなか見つけられなくなってきています。

最近は失業率が上がったと言われているわけですが
実は全体の労働者数は増えていることがわかっています。
会社はがんばって雇う人を増やし続けているわけです。
ですが仕事に就けない人が増えています。

その原因となっているのが高齢者と女性の社会復帰です。
もともとの労働者の人数に足して
さらに今まで働いていなかった人たちも仕事をするようになってきました。

「かんたんで収入の低い仕事」というのは「誰でもできる仕事」ということです。
65歳で定年になった人や仕事から離れていた主婦でもできるわけです。
そうすると仕事の数にたいして労働者の数があふれるわけです。

たくさん野菜ができると、その野菜は値崩れをおこしてたたき売りされます。
労働者もたくさんあふれていると価値が下がり、安い値段で買い叩かれるわけです。
野菜を買う人は、安くなったものの中から品質のいいものを選んで買っていくわけです。
同じように会社側も安くて使い勝手のいい人から雇っていくわけです。

その結果若い男性の正規雇用率が大幅に下がり
10代~30代の男性の失業率だけが異常に高い数値となっているわけです。
会社は誰でもできる仕事だったら従業員として雇うより、
派遣やパートで雇ったほうがお得だからですね。

今後国内で仕事を探したいということであれば
イス取りゲームに勝ち抜かなければなりません。
私たちのような「うつ病経験者」は残念ながら品質面で差をつけられています。
ですから、他の人達よりも能力をアピールする必要があるわけです。

そして、より安定した職業を求めるならば
「難しくて収入の高い仕事」を目指す必要があるでしょう。
どちらにしてもさらなる努力が必要ということですね。
一歩一歩できることから頑張りましょう。