今日は非常にくだらない記事を書きます。何故か?

暇だからです(苦笑)。


1. TOEIC Speaking Testで高得点を取る人は英語を話せます。
当たり前過ぎて、議論する価値すらありません。


2. TOEIC Speaking & Writing Testsで高得点を取る人も英語を話せます。
これも当然ですね。


3. TOEIC Listening & Reading Testで高得点を取る人の99%以上は英語を話せます。
99%と書きましたが、ほぼ100%と言って良いと思います。先天的に言葉が話せない人や、脳卒中または交通事故などの後遺症で言語障害になった極めて例外的な人を除けば、英語を話せます。ノルウェー語を話せる人は稀ですが、英語なら話せますよね。


4. ピアソン相関係数に基づくと、両者の相関は中程度です。
The Relationships of Test Scores Measured by the TOEIC Listening and Reading Test and TOEIC Speaking and Writing Testsという研究報告書では、テスト受験者12,099人を対象にして相関関係を調べています。それによると、


ListeningとSpeakingのピアソン相関係数は0.66で、ReadingとSpeakingでは0.57でした。ちなみに、2160人を対象にしたとき、ListeningとReadingの相関係数は0.73です。0.73と0.66では、大差ありません。でも、「TOEIC Listeningで高得点取れても英語を読めない人がいる」と煽る人はいません。何故でしょうか?


相関が最も高い聴解Lと読解RでもPearson Correlation Coefficientは0.73ですから、英語4技能の得手不得手は人によって結構違いがあると言えそうです。



英語に限らず、スポーツでも同様のことが言えます。100メートルを速く走れる人は一般に100メートルを速く泳げる傾向にあると思います。でも、短距離走は速くてもほとんど泳げないという人も中にはいるでしょう。



当たり前のことを書いても、ブログのアクセス数は稼げません(苦笑)。

英語の先生の中には、英英辞典の使用を強く勧める人がいます。その理由は、単語のコアイメージが分かる、類語のニュアンスの違いが分かる、英語脳を作るなどです。でも、自分が普段使っているのは英和辞典です。その理由は

理解しやすい!

わたしは日本で生まれ育ったので、やっぱり日本語で書かれた書物の方が断然理解しやすいです。英英辞典を引いても説明文の意味が分からなかったら頭に来ます(笑)。

そんな私でも、たまには英英辞典も引きます。昨日、pedanticという単語の意味が分からなかったのでgoo辞書(プログレッシブ英和中辞典第5版)で調べてみると以下のように説明されていました。

学者ぶった、物知り顔の、衒学的な

でも、私が読んでいた英文の文脈に合わなかったのでオンライン英英辞典を引いてみました。すると、印象がかなり違うのです。以下のような英文解説から何故「学者ぶった、物知り顔の」という意味になるのでしょうか?

ロングマン現代英英辞典
paying too much attention to rules or to small unimportant details
- Some people can be very pedantic about punctuation.

Oxford Learner's Dictionaries
​too worried about small details or rules
- a pedantic insistence on the correct way of doing things

Cambridge Dictionary
giving too much attention to formal rules or small details:
- They were being unnecessarily pedantic by insisting that Berry himself, and not his wife, should have made the announcement.

Collins Dictionary
If you think someone is pedantic, you mean that they are too concerned with unimportant details or traditional rules, especially in connection with academic subjects.

この事例だけで「英和辞典はダメ」と結論づけるのは早計でしょう。英和辞典も年々改善されていますし、単語のコアイメージや類語のニュアンスにも言及している辞典もあるでしょう。

それに、pedanticのような低頻度語(難語)を覚えるより、もっと高頻度で使われる基本動詞や句動詞の使い方を学ぶことを優先した方が良いと思います。

個人ブログの洋書紹介文やアマゾンのカスタマーレビュー等で、「中学2年生でも読める」とか「中学英語で読める」という文面を目にする事があります。しかし、こういう人達のほとんどは、洋書の難易度を過小評価しています。



たとえば、Oxford Bookworms Library Stage 1の「Les Miserables」に対して、「中学2年生で読めます」と書いている人がいました。中学2年生が知っている英単語数はせいぜい1000語でしょう。この程度のボキャブラリーしか無いと、Les Miserablesの約5%は未知語になってしまいます。さらに、このグレイディッドリーダーは総語数が7302ワードです。

高校の英語コミュニケーションIで使われる「New Rays English Communicaton I」という教科書の総語数は6456ワードです。高校1年生が1年間の授業で読む英文量より多い本を中学2年生に勧めても、、、

仮に、この冬休み中の宿題として中学2年生にLes Miserablesを与えても、読了できる生徒は何割いるでしょうか?今時の要領の良い中2なら、インターネットで粗筋を探して読んだフリをするかもしれませんね(苦笑)。


私が中学生に勧めるとしたら、Oxford Bookworms Starterです。このレベルなら、総語数が1000ワード前後で、ヘッドワード数が250です。でも、英語に対して苦手意識がある中学生なら、Oxford Reading Treeから始める方が良いでしょうね。