個人ブログの洋書紹介文やアマゾンのカスタマーレビュー等で、「中学2年生でも読める」とか「中学英語で読める」という文面を目にする事があります。しかし、こういう人達のほとんどは、洋書の難易度を過小評価しています。



たとえば、Oxford Bookworms Library Stage 1の「Les Miserables」に対して、「中学2年生で読めます」と書いている人がいました。中学2年生が知っている英単語数はせいぜい1000語でしょう。この程度のボキャブラリーしか無いと、Les Miserablesの約5%は未知語になってしまいます。さらに、このグレイディッドリーダーは総語数が7302ワードです。

高校の英語コミュニケーションIで使われる「New Rays English Communicaton I」という教科書の総語数は6456ワードです。高校1年生が1年間の授業で読む英文量より多い本を中学2年生に勧めても、、、

仮に、この冬休み中の宿題として中学2年生にLes Miserablesを与えても、読了できる生徒は何割いるでしょうか?今時の要領の良い中2なら、インターネットで粗筋を探して読んだフリをするかもしれませんね(苦笑)。


私が中学生に勧めるとしたら、Oxford Bookworms Starterです。このレベルなら、総語数が1000ワード前後で、ヘッドワード数が250です。でも、英語に対して苦手意識がある中学生なら、Oxford Reading Treeから始める方が良いでしょうね。