朝日新聞DIGITALで、さいたま市が3回連続で中学3年生の英語力が日本一になったという記事を見ました。

この英語力は「英語教育実施状況調査」においてCEFR A1レベル(英検3級)相当以上を達成している中学3年生の割合で評価しているようです。

確かにさいたま市はこの割合が非常に高い(86.3%)のですが、埼玉県では46.8%であり、全国平均とほぼ同じです。

中学校で学ぶ英語は義務教育なのに、同じ県内でこんなに差があるのはダメでしょう。ここで疑問に思うのですが、さいたま市に隣接している上尾、川越、富士見、志木、川口、越谷市などは、この結果をどのように受けとめているのでしょうか?

1. 知らねぇなー
2. それがどうかした?
3. また、さいたま市の自慢かよ!

地方自治体によって、英語教育にかけられる予算に高低があると思いますが、お金がなくても導入できる施策があれば、まねをすれば良いと思うのですが。さいたま市が公表している資料によると、小学校で行う英語の授業時間が全国標準の2倍だそうです。授業時間を増やすのは、予算がなくても可能だと思います。

 



英語授業の時間を増やすことによって、他の教科の成績が下がるのであれば、それは困ります。しかし、国語や数学の成績が全国平均並みであるなら、英語の時間を増やせば良いと思いますけど。

さらに、近隣の市町村の英語教員がさいたま市の授業参観に行って、ノウハウを学んできてはどうでしょうか?

英語を独習していると、日本語でも見たことがないような意味の単語に出会うことがあります(苦笑)。今日は旺文社の「英検1級でる順パス単」をながめていて、logisticallyの訳語に「兵站上で、物資面で」と書いてあるのに気付きました。

兵站という漢字は見たことがありますが、「站」という漢字はほかに使い道があるのかな・・・と疑問に思って調べてみました。goo辞書によると

①たつ。たたずむ。 ②うまつぎ。宿場。宿駅。また、えき(駅)。


「駅站」という言葉もあるそうですが、今日初めて知りました。ちなみに、この漢字は漢検1級レベルだそうです。漢検を極めようと頑張っている人なら知っているらしいです(笑)。

兵站という言葉を日常生活で使うことはまずありませんが、ロシアのウクライナ侵攻では、武器・弾薬の輸送や補給が上手く行かず思いのほか手間取っているという話はネットニュースでよく話題になっていますね。

最初は1ヵ月ぐらいでロシアの圧勝かと思いましたが、あれほどの戦力差があっても結構長引くものなのですね。

先日、図書館で越前敏弥さんの本を読んでいて「袋小路文」という言葉に出会いました。英語ではGarden-path sentenceと言います。その例をひとつ挙げると

The old man the boat.

The old man(その老人)を主語とみなすと、動詞が無い英文になってしまいますね。これが正しい英文として成立するためには、The oldが名詞で、manが動詞でなければいけません。

日本人が英語を学習するとき、manを動詞として扱うことは滅多にありませんが、念のために英和辞典で調べてみると、以下のような意味がありました。
- 部署に人員を配置する
- 船に人を乗り組ませる
- 受け持つ、扱う

ですから、高齢者がボートに乗り組んでいる状況になると思います。英文解釈というよりはクイズを解いているみたいですね。ネタとして面白いかもしれませんが、コミュニケーション重視の現代英語教育とは無縁の問題かもしれません。