寒中お見舞い申し上げます❗️ | ブリスの自己主張(盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとのユニット)

ブリスの自己主張(盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとのユニット)

盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとの生活・・・

私、リルハです。

もう1月も終わりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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お正月気分もあっという間に過ぎてしまって、次に待っていたのはこの寒さ。

冷たさが 肉球にささる 冬の道

早く春が来ないかな❗️

 

 

1日は藤沢の神様にお参りに。

2日は調布で親族の新年会。ミニチュアシュナウザーのエリーちゃんとクランちゃんとお友達になりました。

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クランママの machikoさんは、ジパングクラブで植物画を教えています。

お教室は植物画4クラス、植物デッサン4クラス、アクリル絵具4クラス。

お弟子さんは1クラス20~24人というから凄い❗️

ジパングクラブでも人気ナンバー1の素敵な先生です。

昨年12月には、陶芸家さんとカゴを編むアーチストさんの二人のお弟子さんと一緒に銀座の画廊で個展を開催。

植物画は1日でほぼ完売。これまた凄い❗️

 

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3日は三崎口のシーボニアマリーナで行われた「海上安全祈願祭」に参加。

海南神社の神職さんによる祈言とお祓い。

JBSAの皆さんも一年間の海上安全を真剣に祈ります。

 

神様事が終わると直会です。

プールサイドではお獅子が舞っております。

うちのユーザーといえば、プールサイドの日陰のテーブルで、ミバちゃんが運んでくれるお料理をひたすら食べる、食べる、食べる。そして飲む。デザートはさすがに控えめに。

今年も花より団子の一年になりそうです。

それにしてもこのお席、すっごく寒いんですけれど。

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6日はピッコラくらぶの皆さんと「江ノ島神社」にまたまた海上安全祈願に行って参りました。

神社の中でお祓いをしてもらいお神酒をいただきました。

もちろん私もラバーソックスを履いて中に入れていただきました。

お祈りの時に使う鈴の音がとても美しかったよ。

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帰り道ではメオトまんじゅうをおみやげに江ノ島ハーバーへ。

お茶の後は艇の整備です。

ピッコラくらぶにはハンザクラスが4艇あります。

みんなで大切に使用しています。

整備の後は江川シェフのランチタイムでした。

 

 

 

20日は逗子開成中学・高等学校での土曜講座に参加。

これは自由参加型の講座。

今回のテーマは「盲導犬とふれあおう」。

インフルエンザで来れなかった生徒さんもいたけど、犬大好き男子7名が集まってくれました。

まずは今回のプロデューサーのゆみさんのお話。

次に「日本盲導犬協会神奈川訓練センター」の山口センター長が「盲導犬について」のおレクチャー。

今回は現役盲導犬のノンノちゃんがデモンストレーションのお手伝いで参加してくれました。

 

ノンノちゃんは、ユーザーさんが体調を悪くしたために、訓練センター生活をしているそうです。

 

「センター生活って、なんだか退屈でしょう。こんなにみんなから撫でてもらったの5年ぶりかしら。都会の盲導犬って楽しそう。私のお家は千葉の山の方なの。リルハちゃんみたいに、OLしたことないし。うらやましいな」

「でもOLって大変なのよ。電車ではシッポや足を踏む人がいるのよ。この間なんて下りのエスカレーターに乗っていたら、後ろの酔っ払いが私のことを蹴飛ばしたの。前に人がいなかったから思わず駆け下りたわ。危険もいっぱい」

「それは嫌だな。なんだかお家に帰りたくなったかな」

「早くユーザーさんが元気になればいいね」

「そうね。元気になればいいな」

そんなノンノちゃんは7名の生徒さん達の「盲導犬の歩行体験」のお手伝いで頑張ってくれました。

歩行体験をした生徒さん達は速度が速いことにビックリ。

みんなハーネスを外した盲導犬を触ったり撫でたり、ふれあいの時間。

  その後にはkeikoさんが「盲導犬との生活」について、ひと言ふた言。

最後にレディアンと大沢さんの素晴らしい体験談をゆみさんに代読してもらい、土曜講座は終了となりました。

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レディアンと大沢さんの体験談❗️

 

最寄駅の交差点が音の出る信号機になりました✨✨

この交差点は、交通量が多く、右折・左折・直進が入り混じっており、

車の音・気配だけでは、なかなか歩行者の信号が赤なのか、青なのかを判断する

のが難しかったんです💦

しかも、右折・左折時は、車の横断が少ないため、歩行者の信号が赤でも、ぱぱっと歩行者が渡ることが多かったので、

それにつられて、私も赤信号を渡ってしまうこともしばしばありました。

 

これは危ないぞと、管轄の警察に相談したところ、

この交差点にはもともとスピーカーなどの機材はついており、昔は音が出ていたようなのですが、クレームが来たようで、音を止めたそうです。

 

でも、やはり危ないと思ったので、再度音を出すようにお願いしてみたところ、

「1人の障碍者の要望があっても、100人の健常者のクレームがあった場合、その

要望は難しい」とのことでした。

・・・、ソウデスカ。

障碍者は人数が少ないから障碍者なんだぞ!数の勝負を出されたら、勝てないじゃないか!とぷりぷりしつつも、

ほとぼりが冷めたころにまたお願いしてみよう、と思いつつ、数か月過ごしていました。

 

そんなある日、朝、ばたばたと通勤のため、駅に向かっていたところ、

「警察のものです」と声をかけられました。

なんだ、何か悪い事でもしたのか、私…。とドキドキしながら、名前やいつもこの時間に通勤しているのかなどを聞かれ、まずい、なんかこのまま逮捕されるのか!?

と思っていたらですね、

「警察に、交差点で歩行者につられて、赤信号を渡ってしまっている盲導犬を連れた視覚障碍者がいる。危ないので何とかしてあげてほしい」

という通報があったそうです。

それで、本当にそういう障碍者がいるのかと、1週間ほど駅にいたそうです。

生まれて初めて張り込みをされました(笑)

 

そして数日後、無事交差点に「かっこう」と「ぴよぴよ」がなるようになりました♪

 

視覚障害の先輩が、

「白杖でも盲導犬でも何でもいいから、視覚障碍者は外に出て、存在しているこ

と、そして何に困っているかを世間にアピールする必要がある。

外に出ないと視覚障碍者は存在せず、困っていることは何もないと思われてしま

う」

という言葉を思い出しました。

私はただ通勤のために外に出ていたのですが、それでもそんな私を見て、困っていると思い、手を差し伸べてくれた方がいたことにすごく感動しました。

 

障碍者一人の言葉は弱い。でも、それを支えてくれる人の言葉はこんなに強いの

かと改めて実感しました。

どこのどなたかわかりませんが、本当にありがとうございました。

これで、私は安心して交差点を渡ることができます!

 

本文 リルハ  

校正 写真セレクト ハピコ 

写真提供 ゆう、 もこ、 ガンジー、 Yさん

イラスト  もこ(リルハ)、machiko(植物画)