レミー・レミー・レミー!「あふ時は かたりつくすと おもえども わかれとなれば のこる言の葉」大 | ブリスの自己主張(盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとのユニット)

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盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとの生活・・・

私、リルハです。
12月もいろんなことがありました。
そしていろんなところに行ってきましたよ~ん!

まずは、悲しいお別れがありました。
私のお母様で繁殖犬だったレミーちゃんが11月30日に虹の橋を渡って天国へ行き
ました。
享年9歳。
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まだレミーちゃんのお母さんもおばあちゃんも生きているのに。それに姉妹のラ
ッキーだって現役盲導犬でお仕事しているのに。
みんなを置いて、さっさと逝ってしまいました。
犬は煙草は吸わないのに、肺がんだったんですって。

旅立つ前日に私はkeikoさんと一緒にお見舞いに行ってきました。

keikoさんは「レミーが末期の肺がん」と連絡があってから、すぐにでもレミー
ちゃんに会いに行きたかったのですが、レミーママが足を悪くしていたので、強
引に行きたいと言えなかったのです。
すぐにレディアンとルーシーに連絡。
私達姉妹は、来年親子で会うのを楽しみにしていたんです。
だから早く元気になって欲しいと願いました。
夜にkeikoさんが電話をすると、ちょうどレミーちゃんは歩きなれたお散歩コー
スを徘徊中で、レミーママも付き合っているところでした。
フラフラしながら、歩いているレミーちゃん。
その横を一緒に歩いて、電話でkeikoさんにその様子を伝えてくれるレミーママ。
その実況中継は私とkeikoさんも一緒にお散歩をしているような気分にさせてく
れました。

その翌々日の午前中、レミーママからラインで「状態が良くないのでお会いにな
りたかったらいらしてください」と絡があったのですが、それに気付いたのが夕
方の退社時間ちょっと前。
それもアイホーンのバッテリー残量が20パーセント。

とりあえず、レミーのママには、今日の6時30分には鵠沼海岸の駅に到着するこ
とを連絡。

それから、帰りに約束をしていたお友達にキャンセルの連絡を。
電話とメール、、どちらが電池を使わないか。
バス停に向って歩きながらの作業なので電話おかけることにしました。
でも、三人ともでません。
一人の電話に留守電を。もう一人にはシリを使って音声でメッセージを。
音声での入力は誤字が多いけど、手が塞がって、歩きながらなので、確認もしな
いで、なんとか意味が伝わればと、送信。
なにせ、左手にハーネス。右手にスマホですから。もう一本手が欲しい状態です。
そして今度はルーシーとレディアンに連絡。
ルーシーは根岸線沿線でのお仕事だから、鵠沼海岸への待ち合わせにはもしかし
たら間に合うかもと電話。
残念ながらまだお仕事中でした。
レディアンにも電話。
シリに「大沢さんに電話して」というと、「オザワさんという人はおりませんと
かなんとか」
なんど言っても知らないと言い張るシリちゃん。
バッテリーがまた減少。
そんなことをしているうちにバスが来て、レディアンには連絡出来ずじまい。
でもその頃レディアンはニューヨーク。
フェイスブックを最近チェックしていなかったからね。

バッテリーはあと10パーセント。
鵠沼海岸でレミーのママに到着の電話ができる数値。
でも、念のためにと、電源オフにして東海道線へ。
小田急線に乗り換えて再び電源オン。同時に誰がおくったのか何枚かの画像を受
信。
こんな時に限ってと、誰かさんは苦笑い。
画像データの受信って、決行電池使うんだよね。
残りあと5パーセント。
鵠沼海岸で、レミーママに連絡できて、ホット一息。

久しぶりのレミーお母様のお家。
レミーお母様はリビングのシートの上に伏せしておりました。
私はお母様の匂いのするお家でハイテンション。
レミーちゃんのベッドは私のお気に入り。
レミーちゃんは後ろ脚をバタバタさせて、一緒に遊ぼうとしてくれましたが、な
ぜか立てないよ。
レミーちゃんも、どうして立てないか分からない。
立ちたいのにたてないなんて。
keikoさんはずっとレミーちゃんを撫でている。
「早く立ち上がって、遊ぼう」
私がレミーちゃんの周りをグルグル回ったら、あら怒られちゃった。
そのうちレミーちゃんが鳴き始めて、私達は帰ることに。

駅まで見送ってくれたレミーママが「リルハ、どこ見てるの何もないところをず
っと見て」と不思議そうに私に言いました。
「だってだって、ほらあそこ。レミーちゃんも私達のお見送りに来ているんじゃ
ないですか。ほら、誰もいないあそこに立ってシッポを振っているんじゃないで
すか」
そんなレミーちゃんが、私にはみえているんですけど。

レミーちゃんのお葬式には、これまでにない程の大勢の犬と人がお見送りに来て
くれたそうです。そして、これまでにない程のたくさんのお花に囲まれて、お空
に旅立ったそうです。
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9日には私のパピーウォーカーのリサちゃんと御主人と、ボーダーコリーのアズ
ールちゃんが宮城から会いにきてくれました。
江の島に行ったことがないということで、私とモーリスのママとkeikoさんとで
案内をしました。
ちょうど「ピッコラくらぶ」の活動日でしたので連絡をしておいたら、なんと、
みんなをハンザクラスに乗せてくれました。
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微風でしたが、それでも初めてのセーリングに、みなさん感激。

ちょうどフレアちゃんも来ていたので、なんだか賑やかな雰囲気。
おまけにランチはシェフがエフルームで腕をふるってご馳走がズラリ。
ステーキの焼けるいい匂い。
あれ、アズだけ特別に食べている。
アズちゃん、お目目がキラキラ輝いてますよ。

それにしてもアズールちゃんは、私の大好きなパパのお膝の上に乗っかっている
じゃないですか。
私はずっと「ムームー」って、文句タラタラ。
午後からまたセーリング。
今度はアズも一緒です。
少々怖がっているアズは、またまたパパのお膝の上。
ジェラシーでございます。
もうリルハのパパとママではなくて、アズのパパとママになっちゃったのね。
悲しいけど、ラブラドールは切り替え早いからほら、、もう大丈夫。
アズは保護犬だったんですって。
優しいパパとママに守られて、いつまでもお幸せにね。
江の島ハーバーでの楽しい時間はあっという間に過ぎて、お疲れ様でした!
「ピッコラくらぶ」の皆様、本当に有難うございました。

この日は夕方から、keikoさんと一緒に「ヨコハマ・クルージングクラブ」のク
リスマスパーティーへ。


16日は富士宮の「フジハーネス」のイベント「キャンドル・ナイト」へ、繁殖犬
ヒラリちゃんのパパとママの車で行ってきました。。
途中のランチは、えいちの村の農家さんレストランで。
ヨーグル豚の生姜焼きはとても美味しそう。デザートのコーヒーにはアイスクリ
ームが付いてきますよ。
このアイスクリームも、とても美味しそう。
木造のお店も素敵。
富士さんのふもとの美味しいレストランでした。
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「キャンドル・ナイト」は、一頭でも多くの盲導犬をという祈りを込めて、その
年の盲導犬の数だけのキャンドルに火を灯していきます。
今年は951本。
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みんなでキャンドル一本一本に火を灯していきますが・・・あれあれ、風のため
にせっかくの火が消えていきます。
それでもみんな一生懸命に付けようとしてます。
ほら、私のユーザーも、こんな時にはムキになるタイプですから。

この日は、私の異父兄弟のシズクちゃんと初めまして御挨拶ができました。
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また、レミーの姉妹で私のおばさんのラッキーちゃんとも再会。
出発式が同じだった子とも再会。
それにパピーウォーカーさんに連れられてヒラリの子供達が集まっておりました。
こんな機会でもなければお顔を合すことがないユーザーさんやボランティアさん
達。そのお喋りの花が、あちこちで満開、満開、満開。

その晩は富士休暇村のコテージに宿泊。
コテージの三角屋根には草が育つようにしてあるそうです。今は季節的に枯れ草
なのかな。
ソーラーパネルも付いていてとてもエコ。
中は広くて
だから、私はヒラリちゃんと一緒に、おもいっきりハジケちゃいました。
ヒラリパパと追いまわしごっこしたりね。
私達二頭は気分は高校生。
翌日は田貫湖や白糸の滝にいったりの観光メニュー、
楽しい二日間でした。
長い時間運転してくれたヒラリパパ、有難うございました。
そしてユーザーのお世話をしてくださったヒラリママ。どうもありがとうござい
ました。
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21日はなんと新橋演舞場で「55周年 舟木一夫ショー!」
第1部はお芝居「忠臣蔵」でした。
大石蔵之助はもちろん舟木一夫さん。
奥さんのりく役には紺野美沙子さん。
keikoさんが赤穂浪士四十七士の中で大好きなのはなんといっても大石主税さん。
父親の大石蔵之助さんと一緒に吉良邸の討ち入りに参加。
吉良を打倒した後、切腹。享年16歳。
「あふ時は かたりつくすと おもえども
わかれとなれば のこる言の葉」大石主税辞世の句


第2部は歌謡ショー。
keikoさんも私も知っている曲はあまりなかったけど、客席のみなさんは高校三
年生に戻っておりました。
この歌の出だし。
舟木さんがスローで「♪赤い夕陽が校舎をそめて~」と歌い始めると、その後を
追って客席のみんなが歌い始めました。
まるでQUEENの「ラブ オブ マイライフ」のようです。
そういえば、舟木さんとフレディ・マーキュリーは同年代かもしれません。
演舞場はkeikoさんが35年前の職場です。
受付の人に以前働いていた人の名前を聴いてみたけど、残念ながらここにはもう
いませんでした。
演舞場の御案内さん、とても親切な方ばかりでした。有難うございました。


23日は今年最後のクルージング。
夢の島でバッカスに乗ってきました。
東京湾をクルージングした後はキャビンで鍋パーティー。
ゲタさんが吟味した食材の鍋は相変わらず美味。
シメのオジヤで登場すたkeikoさんの新巻き鮭も人気でございました。
はるみんからもらったチョコレートはまだ食べてないよ。
バッカスの皆さん、今年もお世話になりました!


今年一年間、keikoさんと一緒に、駆け足で過ごしてきました。
お陰様で、多くの方に助けられて、けがなく事故なく過ごすことができました。
皆さん、どうも有難うございました。

2018年が皆さんにとって、さらにキラキラで輝かしい年になりますように!
そして私とkeikoさんにとっても。


来年は犬年でございま~す。
小さなリルハは、さらにパワーアップ。
楽しい事にチャレンジしていきます!

それでは、また来年お会いする日を楽しみにしております!


文章リルハ  校正ハピコ 写真 モリスママ ひらりママ レミーママ  写
真セレクト ハピコ