シング・ア・ソング!〜笑顔を咲かす歌声〜 | 映画を観よう

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イギリス 2022年

【監督】ピーター・カッタネオ

【脚本】レイチェル・タナード、ロザンヌ・フリン

【出演】クリスティン・スコット・トーマス、シャロン・ホーガン、ジェイソン・フレミング、グレッグ・ワイズ、エマ・ラウンズ、ギャビー・フレンチ、ララ・ロッシ、エイミー・ジェームズ=ケリー、インディア・リア・アマルテイフィ

【あらすじ】

イギリス軍基地に暮らす女性たちは、戦況悪化が著しいアフガニスタンで作戦に従事するパートナーたちの無事を祈り、その帰りをじっと待つだけの不安な日々を過ごしていた。大佐の妻ケイトはそんな女性たちが元気になれる活動を探し求め、やがて合唱団を結成することに。しかし、みんなのまとめ役のリサとケイトが音楽性の違いで衝突するなど、初めはバラバラだった合唱団。それでも次第にまとまりを見せ始めると、彼女たちを毎年大規模に行われる戦没者追悼イベントに招待するという思いもよらぬ知らせが。まさかの大舞台に浮足立つ一同だったが…(allcinemaより)【U-NEXTで視聴】



久々にちょっと泣いてしまった

この作品がすごく泣けるストーリーというわけではないんだけど…。


夫たちを戦場に送り出した妻たちが、不安に押しつぶされそうな毎日を過ごすために、お茶会や編み物会や飲み会をしていく中で始めた合唱団。


階級の違いとか、小さい子がいたり思春期の子がいたりと、それぞれの待つ悩みも違うから選曲ひとつにもあーじゃないこーじゃないとぶつかったり…。


大佐夫人のケイトはちょっと厄介…クールでいつもどこか偉そう(笑)

でも、彼女だって辛い経験(息子が戦死)をまだ乗り越えられてない。


みんな電話が鳴るとドキドキ。突然ドアをノックされるのも怖い。


でも少しずつ、お互いに支え合いながら、みんなが打ち解けていくのが歌声でわかる。


そんな中、新婚の若い妻に届いた夫の訃報。そんな時、彼女に寄り添うケイト。愛する人を失った同じ痛みを知っているから…。そして、みんなのおかげでしっかりおくることができて、ここも泣いちゃいました。


一度はイベントの参加を諦めたけど、戦没者追悼だから私たちと同じ遺族の方に歌を届けようと、またひとつになる彼女たち。


歌うのはオリジナルで作詞作曲した楽曲。

そこに並ぶのは、それぞれの大切な人から送られた手紙や、お互いに大切にしている想いや言葉たち。


いよいよ大きな舞台で歌う〜となった時に、ケイトとリサが大喧嘩。


そこまで言ったらダメなのなに〜ということも言ってしまう。そんなんで歌えるのか?と思うけど、そこは映画ですから大丈夫。


合唱シーンは少しだし、『天使にラブソング』みたいな盛り上がりも感動もないけど。

夫たちを戦場に送り出した兵士の妻たちのリアルなんだろうな〜と思う静かな作品。


我が家の三姉妹。全員合唱部だったのよねー。

大会にもよく行ってて、あの歌声に包まれる感じが好きな私。実は泣ける理由はその辺もありかな。


実話を元にした作品らしく、エンドロールの前に今は75団体くらいの合唱団があると紹介されてました。


雨宿りしながら自然と口ずさんで歌うシーンが1番好き。ソロを任されたジェスの歌声がとつても素敵だったんだけど、検索しても他にはなくて歌手の方なのか…気になりました。