森詠 県警刑事(コスミック出版) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?

県警刑事 (コスミック文庫) [ 森詠 ]

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ブックオフの古本110円で入手、2018年9月発行、森詠センセイの「県警刑事」を読了…2002年に小学館から発行された同名タイトルの改装版とのこと。栃木県警に所属する刑事たちの活躍を描く短編集、全7話構成…毎回、主役の刑事は変わるが、他のエピソードで脇役として登場することもある。“第一話 身代わり”…特定郵便局で立て籠り事件が発生、犯人と思われる若い男を説得するため、管理官が身体を張って、説得を試みる。この管理官が家族の問題を抱えてるなんて設定は…ちょっと今野敏センセイの「隠蔽捜査」に似てるか?“第二話 梅雨の終わり”は…現場百篇を信条にするようなベテラン刑事の1人が、若い女性の強姦殺人を執念で捜査する。“第三話 紅葉狩り”…殺人事件の容疑者が、元カノの前に現れるのではないかと、先輩・後輩コンビの刑事が監視を続けるも、意外な真犯人・真相、とてつもなく切ない結末が待っていた。“第四話 白鷺は飛ばず”は…企業恐喝事件と、別件の列車の運行妨害事件が同時進行で起きており、どちらかというと企業恐喝事件の捜査、犯人とのやり取り中心なのだが、棚ぼたでもう一方の事件も解決してしまう!“第五話 月が追う”は…アパートで女性の死体が見つかり、同棲相手が行方不明となっていたが、死体の女が、実は偽名で、本当は中国籍だったりしたことから事件は思わぬ方向へ。後に捕まった容疑者の同棲相手も…犯行を否認する。“第六話 にごり酒飲む”は…ガンで余命いくばくもない父を抱えている刑事が、連続放火事件に挑む。刑事の父親も元刑事で…ある助言が犯人逮捕のきっかけに繋がる。病気の親を持つという点で、ちょっと親近感がわく…というより、自分の父親が亡くなった時のこととダブるエピソードもあり、色々と思うところがあった。余命宣告された時に、本人にどう伝えたらいいのか、本当に悩むのよね。“第七話 枯葉舞う”…介護していた義母を殺したということで、40代の女が逮捕される。本人も殺害を認めているのだが、犯行の詳細を話そうとしない。刑事たちは、まだ事件に裏があるのでは?と考えるが…。話自体は地味だったが、思いのほか真相が二転、三転して最後まで気が抜けない。入手した文庫で6年前、もともとは20年以上前に書かれていた作品なので、古臭い描写もあったりするけど、事件のバリエーションは豊富でそれなりに楽しめた。


森詠 県警刑事(コスミック出版)