リー・チャイルド 葬られた勲章(下)(講談社・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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葬られた勲章(下) (講談社文庫) [ リー・チャイルド ]

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少し時間があいてしまったが、上巻に続きリー・チャイルドのジャック・リーチャーシリーズの現段階での日本最新刊「葬られた勲章」の下巻を読了…詳しい入手経緯は上巻で語った通り、ブックオフのセールやらくじびきで当たった割引クーポンやらを併用して、通常販売価格720円の古本を30%OFFで入手。自爆テロの実行犯ではないかと疑った女性が、リーチャーの目の前、地下鉄内で拳銃自殺を図るという衝撃展開で幕を開けた上巻。この件で、リーチャーは複数の組織が入り乱れる陰謀へと巻き込まれる…というより、自ら首をつっこんでいく。自殺した女性は、何か政治的に重要な情報、または物理的なモノを所持していたらしく…リーチャーが持ってるのではないか、隠し場所を知っているのではないかと、NYを舞台に争奪戦が始まる。上巻では、導入部こそかなりの緊張感があったのだが…その後は、何が起きているのか、まだまだ全体像が把握できず、少々、ダレた展開が多めだった。そしていよいよリーチャー自身がピンチに陥るところで下巻へとなっていた。この下巻では…謎の組織に気絶させられ、拉致されたリーチャーが目を覚ますところから始まる。下巻では最初のページから意外性のある展開が待っていたし…以降は、上巻では物足りなかった緊張感が最後まで続く感じではあった。そして、物語の核心部分なんかも判明。アメリカ的にかなり重要な史実や実在の人物などをからめた内容であり…それに対するリーチャーの怒りが、いつも以上に伝わって来るなって感じの読み物にもなっていた。クライマックスにかけても、ピンチが続くリーチャー…アクション的な描写やその行動に関する駆け引きが面白く読める。追手から逃げるために、地下鉄にしがみついて逃げるあたりは、それこそ実写でトム・クルーズがやったら似合いそうだななんて、その場面をリアルに想像できるのであった(原作のリーチャー自身は、トム・クルーズとぜんぜんイメージが違うんだけど)とにかく“ラスボス”がいろいろな意味で魅力的ではあったな。


リー・チャイルド 葬られた勲章(下)(講談社・文庫)

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