豊田巧 レールライド 上り列車に見知らぬトランク(インターグロー・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?


昨年、講談社ノベルスで出てた「鉄血の警視 警視庁鉄道捜査班」という作品を読んだことがある豊田巧…今回が2冊目。もともとはラノベなどで活躍している人らしく、鉄道ミステリー(鉄道もの)を中心に執筆してるようだが、キャラミス系の軽めのミステリーに近い内容だった。さて本書は“すこし不思議文庫”という初めて手にしたレーベルの2015年に発刊された作品なのだが、2017年に出版社名は変更されており、現在はオーイズミ・アミュージオ(元インターグロー)というらしい。そんなわけで…作品の感想、帯には“痛快!鉄道エンタメ・ミステリー/イケンメンで鉄道ファンってマジ…?”の文字が踊る。語り手である主人公の“僕”が、東京駅にある便利屋(合鍵作りや靴の修理をしてくれる店)を訪れると、店主を名乗る男(=マッチョ系イケメン、美人婚約者あり)が、スーツケースの中に入れられた“眠っている少女”と一緒にいる場面に遭遇!犯罪、誘拐事件の現場なのか?必死に自分は無実、濡れ衣だと主張する男が、自分の無実を晴らしてくれるかもしれないという知り合いに助けを求めるが…これがとんでもない偏屈。関西弁丸出しで、相手にチャチャを入れまくるような人物…ついでに、これまた見た目だけは正統派な知的イケメン。この3人のデコボコトリオが、ああでもない、こうでもないと言いあいながら、追いかけてくる警察をかわし、事件の真相と真犯人に迫っていく。“すこし不思議文庫”の名に恥じない(笑)…わかりやすいミステリーで、ぶっちゃけ物足りない内容。誘拐事件の濡れ衣を着させられたわりには、全編コメディタッチで緊張感に欠け、さらに移動場所は列車の中と、どこかの駅くらい。最終的には出発地の東京駅に戻って来るみたいな(笑)作中に提示されている状況だけで、真犯人もだいたいの動機も看破できるし、語り手の“僕”に隠された秘密なんかも、あからさますぎて、最後まで“引っ張る”意味がなかったなと。どうせなら、最後まで悟らせないくらいの工夫が欲しかった。逆に最初で認めちゃって、他の2人のイケメンに“その秘密”がバレるか、バレないかとする方が良かったかもしれないね。文庫本で253ページほど、1時間くらいで読破できちゃうので、それこそ電車の移動時間などで読むにはちょうどいいかも?


豊田巧 レールライド 上り列車に見知らぬトランク(インターグロー・文庫)