向日葵ちゃん追跡する (新潮文庫) [ 友井 羊 ] |
友井羊という、たぶん初めて読む作家さん…古本108円で入手した新潮文庫nexレーベルの「向日葵ちゃん追跡する」を読了…元ストーカーのくせに、セキュリティー会社でストカー対策の担当をする女子がヒロイン。自分が警護の担当をする新しい依頼者が、何者かに殺されてしまうんだけど…その現場で、自分が目撃したのは、かつてストーカー行為を働き、接近禁止命令を出されてしまった相手の男で、その男は、新進気鋭の人気日本画家だった。殺人事件の真犯人を捕らえるため、“命令”を無視して、画家の周囲を調べ始めるが…。なんか、表紙イラストの印象と、設定やあらすじだけ読むと…もっとラノベ的なキャラミスなのかなって思ったんだけど、ストーカー被害に対するなかなかディープな話と、そして日本画壇という特殊な環境が抱える闇を抉る地味にマニアックな話で…意外とちゃんとした読み物でした。ただ、まぁ…ミステリーとしては、物足りない部分もあり、犯人は“一発でわかるじゃん”みたいな。要は、ストーカーは自分がストーカーされることに弱かったというお話でもある。読者的に、コイツ、明らかに挙動不審だよなって人物がまんま犯人でした。このキャラ設定だったら、逆にもっと軽い読み物でも良かったかななんて…普段、ラノベ的なキャラミスとかを散々馬鹿にしてるのに、天邪鬼な感想を言ってみる(笑)
