ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD【電子書籍】[ 内藤了 ] |
先月の終わりころだったか?ソニーの電子書籍サイト“Reader Store”でやっていたキャンペーンで貰った期間限定のポイントがありまして、ちょうどその頃に実施していた幻冬舎の割引キャンペーンと合わせて、内藤了の「ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD」を“出費0円”で入手していたんだけど、読まないで放置していた(そういえば、昨年末にも“Reader Store”で内藤了の電子書籍を出費0円で入手してたけど、それも放置したまんまだ)…ということで2冊続けて電子書籍ですが、利用サイト(アプリ)は別。下町育ちの消防士が主人公…東京オリンピックを見据えた大規模なマラソン大会で爆破テロが発生!当日の救護スタッフとして参加していた主人公もこの事件に巻き込まれてしまうのだが…実は、同じ頃、一緒に暮らす義妹(母親の再婚相手の連れ子)も突然死していた。ダブルパンチで途方に暮れる主人公だったが…その後も、テロ事件にまつわる悲劇の連鎖が続き、それどころか義妹の死にも不審な点、テロ事件との関りなども判明していく。テロにはじまり、妹の急死や、その後の死人の多さなど…ミステリーとしての読み応えや意外性は随所に感じられたが、この著者の藤堂比奈子シリーズでも最近は感じる“ラノベ”のような軽すぎる人物描写が、本作でもちょっと気になるかなと。軽妙すぎる下町の人たちのやり取りがどうも喜劇過ぎて…魅力減。加えてお兄ちゃんと義妹の物語…この間、試写会で「ママレード・ボーイ」っていう少女漫画原作の映画を見てきたばかりだったので、その影響なんかもあり…思わず“漫画だな”って思ってしまう部分も。やっぱりこの著者は、“ミステリー”よりも“ラブコメ”をやりたいのかなと(笑)人工血液や血液製剤など医療現場での苦悩や葛藤など題材も興味深いだけに、もう少し全体的に重厚さが欲しい。どこかで見たことがある刑事さんも登場…この著者も最近の警察小説ではもはやお馴染み、出版社やシリーズが違えど世界観は同じというスタイルで作品を書いてるようですね。
