先週の読書:「愚者の決断 浜中刑事の杞憂」 | 勝手に映画紹介!?

先週の読書:「愚者の決断 浜中刑事の杞憂」

 

もうそろそろ6月も終わり、ってことは1年のうち半分が終わるってことか…それにしても、関東地方は梅雨入りしてから急に蒸し暑くなったな、寝苦しい日が続く。本日は朝から、母親の外来通院に付き添い…長めの検査があったので、朝イチで検査を受け、結局…診察、会計・支払い、薬局での薬の受け取りまですべて終わったのは12時過ぎであった。担当医の診察がけっこう遅延もしてて(いつものことだが)、検査が終わってからの待ち時間がやたらと長かった。外に出れば出るで、うだるような暑さもあり、自宅に帰り着いた時には、なんかもうヘトヘト。

 

幸い、母親の体調の方は大きな変化はなく、このまま引き続き経過観察となる。でも、また来月には、別の科の外来があるんだよな。さて、今日はさっき、映画を1本見終わったんだけど…感想を書くのが面倒なので、明日にしようと思う。疲れた頭で文章を考えるのは大変そうだし…なので、とりあえず週イチでなんとかアップしようと思っている読書ネタだけ執筆。えーとですね、先週は1冊ぽっきりしか読めませんでした。だから複数冊読んだ時に、その中からお薦めを選ぶ、“推しの1冊”は割愛しますね…これから紹介する本も面白かったので、よかったらぜひ!

 

ということで、先週読了できた1冊は…小島正樹の「愚者の決断 浜中刑事の杞憂」です。今年の1月に読んだ「仮面の復讐者 浜中刑事の逆転」のひとつ前の作品。実はこのシリーズ、発刊順に読めてなくて、現段階で一番新しい「仮面の復讐者」が初めて読んだシリーズ、今回でようやく2冊目。未解決になってしまった現金強奪事件の派生から2年後、事件の容疑者にされた男が殺人事件の被害者に!そして殺人の容疑者も直ぐに浮上するが…鉄壁のアリバイがあった!強盗事件と殺人に関連は?さらに、新たな殺人が再び起きてしまい…な感じのお話。
 

 

 

2020年5月発行の小島正樹著「愚者の決断 浜中刑事の杞憂」…全部で5作品ほど出ている、浜中刑事シリーズの4作目。実は、このシリーズは発刊順に読めてなくて、初めて読んだのが、現段階の最新作である5作目の「仮面の復讐者 浜中刑事の逆転」だった。それが面白かったので、他の作品を古本で見つけたら率先して読んでみようと思い、これでようやく2冊目です…うちの地元のブックオフあたりじゃ、かえって古い方が見つけにくいかもしれないな。5作目と同じく昭和60年代が舞台…冒頭で現金1億円を運搬中だった織物工場の社長が強盗に遭う。

 

直ぐに、素行が悪くてクビにされた元従業員の若い男の仕業ではないかということになるも、その男がなかなかしたたかなヤツで、まったく尻尾を出さない。そして盗まれた現金が発見されるも、犯人の隠した場所が“偶然”で火事になり、札束のほとんどが灰になってしまった!その後、事件は迷宮入りとなってしまうが、2年後…強盗事件の容疑者だった男が何者かに殺されるという事件が発生!今度の事件も直ぐに容疑者が浮上…強盗事件の関係者(被害者の身内)であり、復讐の可能性も指摘されるが、こちらもまた鉄壁のアリバイがあった!

 

警察は共犯者がいるのではないかと捜査を進めるが、再び新たな殺人が起きてしまう!どの事件も真相はなんとなく読めるんだけど、複雑に絡み合うことで…うまくミスリード。小島作品特有の、まだやるの?がてんこもりな感じですよね。アリバイを確保するために犯人が仕掛けた殺害トリックなんかも…よく考えられていて、推理小説を読んでいるという気分は存分に味わえる。すべてが同一犯というわけではなく、冒頭で描かれていた強盗事件の真相に迫っていくクライマックス、絵図を描いた黒幕との対決なんかは読みごたえがあって面白かったな。






 

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