山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還(2023年) | 勝手に映画紹介!?

山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還(2023年)

 

WOWOWでエアチェックしておいた「山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還」(なぜかAmazonの品名は原題表記になってる→Sniper: G.R.I.T. - Global Response & Intelligence Team)を鑑賞…トム・ベレンジャーが主演を務めていた初期作品と比べるとだいぶ様変わりしているものの、一応、正規のシリーズ続編となる10作目。2つ、3つ前までは、ベレンジャーの復帰もあったりして原点回帰してる作品もあったのだが、前作「山猫は眠らない9 ローグ・ミッション」から、急にコメディ色が強めに!円盤は出てないのか?Amazonでは配信のみの扱いだった。

 

元スナイパーでCIAエージェントだったブランドン・ベケットと国土安全保障省の捜査官だったゼロはストーン大佐率いる国際対応諜報チーム“GRIT”のメンバーとなっていた。そんな中、かつての敵で、今は同じ“GRIT”の一員であるレディ・デスが、征服者と呼ばれるブバロを暗殺するため、カルト教団“アルゴン王国”に潜入していたのだが消息を絶ってしまった。生死不明だったのだが、ようやく彼女からのSOSを受信…ブランドンとゼロは“アルゴン王国”の拠点マルタへと飛び、レディ・デスの救出を行いつつ、ブバロと側近6人の暗殺を引き継ぐことになり…。

 

冒頭、今回の敵であるカルト教団“アルゴン王国”の首領を前に、幹部が居並び会議中…成果の報告なんかをしあってるんだけど、無能なメンバーが容赦なく処刑される。ああ、007のスペクターみたいなことをやりたいんだな。そこで、レディ・デスの写真が提示され、アメリカの手先、自分たちの敵であるという情報が共有される…どうやら“アルゴン王国”側はレディ・デスが暗殺者であると正体を見抜いたようだが、取り逃がしてしまったみたいで…行方を探しているのだろう。案の定、レディ・デスの窮地を知った主人公チームが救出に動き出すという展開に。

 

前作がかなり微妙でイマイチだったので、心配してたんだけど…監督が同じ人(8作目の脚本家が、9作目から監督も担当するようになった)だったので、やっぱり今回もかなりコメディ要素が強めであり、シリーズ初期、特に1作目のヒリつくような緊張感を求めるとガックリする。前作の最後で、主要キャラが一堂に会し、なんだか“ミッション・インポッシブル風”のチームを結成してたんだけど…本作はそのチームがいよいよ本格始動するというストーリーだった。なんだけどサブタイトルにもなっているレディ・デス役が前2作の秋元才加から別の人に変わっている。

 

別に秋元才加のファンでもないので、オイラ的にはそこまで役者変更も気にはならなかったが…どういう経緯で変更になったのかは、ちょっと知りたいよね。ギャラとかでモメたのかな?役者側の事情なのか、製作陣に“チェンジ”って言われたのか…。今回のレディ・デス役も日本の女優さんなのかな?藤本ルナって名前の女優さんで、自分はまったく存じ上げなかったんだけど、ネットのフィルモグラフィーを調べると「47RONIN -ザ・ブレイド-」(未公開のB級洋画)、「ハードボイルド・レシピ」(邦画)なんて作品に出てるらしい…スマン、どちらも見たことないや。

 

気になったのは、部屋に侵入した敵の刺客1人を…主人公チーム3人が迎え撃ち、もの凄く狭い場所に、横並びになって、全員で銃を連射し、撃ち殺すシーン。ビジュアル的に派手でカッコいいのかもしれないけど、あまり必然性を感じないよな。普通にうるさいやろ、特に挟まれてる真ん中。平然としてたけど、間違いなく耳ヤラれるそう。それこそ狙撃のリアルさに拘っていた初期のシリーズだったら、こんな雑なアクションを撮らないんじゃないかなって思った。前作の感想でも書いたけど「山猫は眠らない」(原題:Sniper)のタイトルで続ける意味があるのか疑問だ。

 

 

監督:オリヴァー・トンプソン

出演:チャド・マイケル・コリンズ ライアン・ロビンズ 藤本ルナ デニス・ヘイスバート ジョシュ・ブレナー

 

 

【アマプラでも有料配信中…】

Sniper: G.R.I.T. - Global Response & Intelligence Team

Sniper: G.R.I.T. - Global Response & Intelligence Team






 

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