先週の読書:「ボディブロー」 | 勝手に映画紹介!?

先週の読書:「ボディブロー」

 

本日、これから外出予定…前にXのキャンペーンで当たったムビチケを使って、「お終活 再春!人生ラプソディ」を、お隣の市のイオンシネマまで遠征して見てこようと思っている。チケットはペアで当選…普段なら1人で2回、同じ映画を見るところだが、さすがに遠征して、2回見るのはアレかなと。そこで、母親を誘ってみたら、案外乗り気で…事前に、アマプラで、オイラもこの前慌てて予習鑑賞した1作目を見せたら、これなら続きも見たいというので一緒に連れて行くことに。幸い、最近は体調もよくなってきて…日常の生活に支障がないくらいまで回復。

 

終活がテーマっていうのはアレだが、たまの映画も気分転換になるだろう。ああ、ムビチケ、無駄にしないでよかった!ってことで、映画の感想は、また帰宅後、夜にでもアップしようと思う。ってことで…ついでなので、読書ネタを更新しておく。先週もまた1冊しか読めなかった(汗)まぁ、読めただけ上出来と、自分で自分をほめておこう。えーと読んだ1冊ですが、10年以上前に古本で購入、積読本の中にあった海外の翻訳もの、「ボディブロー」という作品。元ボクサーでホテルのセキュリティ担当の主人公が、巻き込まれた殺人事件の真相に迫るってお話です。

 

ああ、こんなのあったんだと…手に取って読んでみたんだけど、正直、そこまで印象に残るような作品でもなかったかなと。まぁ、読んでる最中は、ほどほどに楽しめたんですけどね。今回も1冊しか読めなかったので、複数冊読了できた時には選んでいる“推しの1冊”は割愛します。機会があったら、ぜひ読んでみてくださいね。えーと、けっこう古い本なので、Amazonや楽天ブックスなんかで、新品本の購入はなかったです…現段階で電子書籍も出てないみたいですね。ただし、Amazonならマケプレで9円(送料別途必要)から出品されてましたよ(笑)

 

 

 

2010年12月発行のマーク・ストレンジ著「ボディブロー」…積読本の整理をして発掘、ブックオフの値札がまだ108円(消費税8%)だった時のもの。著者のデビュー2作目、本邦初翻訳と、発刊当時の情報が巻末の訳者あとがきに掲載されていたが、調べても…その後、この著者の作品が日本で翻訳された形跡がない、これ1冊きりしか出ていないのかな?所持している文庫は奥付を見る限り…2011年2月の第2刷、増刷がかかっているので、まったく需要がなかったってわけではないんだろうけど、あまり売れなかった、評判にならなかったのかもしれませんね。

 

元プロボクサーで、ホテルのセキュリティ担当が主人公のハードボイルド…自分がかつて銃撃から救った縁で、ホテルオーナーに正式に雇われた。その銃撃事件以降、オーナーは自身のホテルのペントハウスに住み、ほとんど外に出なくなっていたのだが、久しぶりに受賞パーティーへ出席するために外出、その夜に色々と事件は起きる。主人公はちょっとした異変にも注意を向けてピリピリ(実際に細かい事件が起きる)、パーティーが終わり、ようやくオーナーの住処に戻ってきたと思ったら、そこでオーナーの世話をしていたメイドが死体となって発見される。

 

まだ、現場に居残っていた犯人と思われる人物を主人公が追いかけるが、取り逃がしてしまう。その際に、近くではまた別の死体も発見される!いったいどうなっている。2つの事件に関連はあるのか?やがて殺されたメイドはオーナー(独身…何度か結婚経験あり)の愛人であったことも判明、オーナーから直々に犯人探しを依頼され、主人公は奔走する羽目に。今まで目を背けてきた、オーナーの過去や複雑な家族関係、女関係なんかとも対峙する羽目になる。最初、てっきりアメリカが舞台の作品だと思っていたら、カナダのバンクーバーが舞台だった。

 

色々と回り道しながら、主人公が心身ともにボロボロになって、ようやく真実が見えてくる…みたいなところは、ハードボイルドらしく楽しめるし、個性豊かな脇役との会話、主人公たちの働いているホテルの描写なんかもオシャレな感じはして、雰囲気は悪くない…どちらかというと自分好みだったと思う。ただ、メイン事件の真相自体は思ったほどの驚きはなかったか?過去の銃撃事件の真相なんかも、どさくさにまぎれて判明…そこは、なるほどと腑に落ちたんだけどね。全体的に読んでる間はつまらなくはなかったが、そこまで印象強くは残らないかな?






 

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