マッドマックス:フュリオサ(2024年) | 勝手に映画紹介!?

マッドマックス:フュリオサ(2024年)

 

【鑑賞日:2024年5月31日】

 

朝は生憎の雨だったが…地元のシネプレックスへ車ででかけて、「マッドマックス:フュリオサ」の初回上映、字幕版、通常上映(しかないのね、ウチの地元)で鑑賞。本当はジャッキーの「ライド・オン」とハシゴしたかったんだけど、うまくかみ合う上映時間がなく断念、「ライド・オン」は来週見に行く。えーと「フュリオサ」だけど、言わずと知れた「マッド・マックス」シリーズの最新作、前作「怒りのデス・ロード」に登場したフュリオサ大隊長にスポットをあてた前日譚となっている。っていうか前作からもう9年…「怒りのデス・ロード」の初日はオイラの40の誕生日だった。

 

世界の崩壊から45年後…“緑の地”で母親や仲間と一緒に暮らしていた少女フュリオサは、バイカー軍団が近くにやって来たのを察知するも、逆に拉致されてしまう。フュリオサはバイカー軍団のリーダー、ディメンタス将軍の元へ連れて行かれることになったが、娘がさらわれたことを知ったフュリオサの母親が奪還に向かう!しかし、フュリオサが“緑の地”に戻ることは叶わなかった!その後、土地や資源を巡るディメンタス将軍とイモータン・ジョーの激しい抗争に巻き込まれることになったフュリオサ…いつしかイモータン側の陣営に身を置くようになっており…。

 

「怒りのデス・ロード」の中で、フュリオサ本人が語っていた…幼少期に誘拐された話から始まる。そこからどういう経緯で、最終的にイモータン・ジョーのところで大隊長なんて座についていたのかというのが紐解かれていくことになる。荒廃した世界でありながら、家族や仲間と共に“緑の地”で生活していた幼少期のフュリオサは…偶然、やって来たバイカー軍団の下っ端に見つかって拉致されてしまう。その下っ端は、フュリオサを手土産に、クリヘム演じるリーダーに“緑の地”の情報を伝えようとしていた。“緑の地”の存在がバレたら一族に迷惑がかかる、ヤバイ。

 

そこで娘の誘拐を知った母親、フュリオサママが…娘の奪還と、情報漏洩を防ぐために、追いかけてくる。最初は馬で、相手のバイクを追いかけるんだけど、途中でバイクを奪い、さらに途中で乗り捨てられていたバイクの方が、機動性が良いというのを瞬時に見抜くと、手早くその捨てられていたバイクを修理して…追跡を続行する。そして、とうとうバイカー軍団が、仲間の元へと到着するんだけど…それを遠方から銃で狙撃しようと、スコープをのぞき込む。フュリオサママは射撃の名手でもあった…とにかくめっちゃ強い、さすがフュリオサママって感じだよね。

 

ただし…娘の奪還が成功したのかというと、うまくいかないわけですよね。だってフュリオサが仲間のもとへ帰るのは、それから十数年後ですもんね(怒りのデスロード内で出てくるエピソード)。フュリオサママがどうなったのかっていうのも前作内で説明されているので、前作を見てる人には全然ネタバレじゃないんだけど…こっちの前日談から入る人もいるかもしれないので、あまり詳細には語らないでおく。当初はバイカー軍団に拉致されてしまったフュリオサだが、バイカー軍団とイモータン・ジョーとバチバチはじめたことで、前作に繋がっていく話が出てくると。

 

最初からエンジンフルスロットル、テンションMAXで爆走、勢いで最後まで突っ走った「怒りのデスロード」と比べると、意外とちゃんと“中身がある”のが本作…だから前作と同じノリを求めていると、若干、肩透かしに思う部分も無きにしも非ずだが、序盤はフュリオサママの活躍、そしてそれを引き継ぐ幼少期フュリオサの活躍を見ていればまぁ飽きないかな…。そして、なかなか出てこないと思った本来の主役、成長したフュリオサ、アニャ・テイラー=ジョイが知らないうちに我が物顔で大活躍するようになっていて、いつの間に子役の女の子と入れ替わったんだよ!

 

主演のはずの役者さんが序盤ではあまり活躍の場がないというのは、形は違えどやっぱり「怒りのデスロード」を踏襲しているのかな?(笑)「怒りのデスロード」っぽいという点だともう一つ、前作で主人公のマックスを演じたトム・ハーディもどちらかというとむっちりぽっちゃり系のワイルドイケメンだったが、今回のフュリオサの成長に大きく関わるキーマン、ジャックを演じたトム・バークもまた似たようなぽちゃ系イケメンだった印象…ハーディとはだいぶ見た目の違いはあったけど、ポジション的にはマックスに近しいキャラクターだったのかななんても思ったよ。

 

色々と細かいネタを拾うには「怒りのデスロード」を先におさらい鑑賞しておくというのもアリだけど、劇場で「フュリオサ」を見た後に、自宅で「怒りのデスロード」を見直すというのもいいよね。昔の角川映画のキャッチコピー“読んでから見るか、見てから読むか。”じゃないけど…前作を見てから今作に挑むか、今作を見てから前作に挑むか、どちらも違った楽しみ方ができそうだよ。そうだ、前作もデザイナーで参加していた日本のアニメーター、アニメ監督の前田真宏さんが今回もスタッフロールの上の方にお名前がクレジットされていたのをちゃんとチェック!

 

 

監督:ジョージ・ミラー

出演:アニャ・テイラー=ジョイ クリス・ヘムズワース チャーリー・フレイザー トム・バーク ラッキー・ヒューム

 

 

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