ミュータント・ニンジャ・タートルズ３（１９９３年）

最新作のアニメ映画「ミュータント・タートルズ：ミュータント・パニック！」の初放送に合わせて、ＷＯＷＯＷで90年代にヒットした旧作実写版シリーズも放送された…オイラは今まで2014年のリブート版以降の映画作品しか見たことがなく、特にこの旧シリーズなんかは、正直…お子様向けだろうと馬鹿にしてるような部分もあったりしたんだけど、先に鑑賞した1作目は意外と面白く、なんだったらリブート版よりも楽しめた。2作目になると、やっぱりお子様向けだななんて思う部分も出てきたのだが…最後の3作目、「」は果たして？

突然変異によって巨大化したカメ…ラファエロ、レオナルド、ミケランジェロ、ドナテロたち“タートルズ”の住処に、知人のテレビリポーター、エイプリルがやって来て…“蚤の市”で買ったプレゼントを持参。その中に、笏と思われる日本製のアンティークがあったのだが…その笏が突然発光しだして、エイプリルがどこかへ消えてしまった！代わりに、ケンシンと名乗る日本人が現れ…彼が1603年の日本から来たことが判明！エイプリルはどうやらケンシンと入れ替わってしまったらしい。エイプリル救助のため、タートルズは笏の力を使い過去の日本へ向かう。

設定、世界観なんかは1作目、2作目を踏まえたもの…ヒロインのアップル役は2作目から演じている2代目の女優さんが続投、そして1作目でタートルズと一緒に悪党と戦ったイライアス・コティーズ演じるケイシーが再登場しつつ、イライアス・コティーズは1人2役のそっくりさん、今回タートルズの面々は戦国時代の日本へとタイムスリップするというトンデモ展開なのだが…その戦国時代で登場する重要人物の1人も演じている。何気にクレジット表記も1番上だったしな。当時、キャストの中では一番売れてる、メジャーな役者さんだったのかもしれないなぁ。

前述の通り…タートルズたちが、戦国時代の日本にタイムスリップしてしまい、騒動に巻き込まれるという展開。基本、この当時のハリウッド映画にありがちな、“とんでも日本描写”も多めなんだが…コメディなので、許容の範囲内ではある。バカバカしさはあるけれども…ストーリーに変化がついたという点では、2作目よりも意外性があって、楽しめた。ガチなSFと比較するとガバガバであるけれども…一応、ちゃんとタイムスリップのも説明してるし、最近のトンデモ邦画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」のタイムスリップ描写と比べて全然まともだよ。

1603年から現代のアメリカにタイムスリップしてくる日本人ケンシン役の役者さんがなんとなく、高嶋のお兄ちゃんに似ている…ちょうど高嶋のお兄ちゃんも同じ頃に「ZIPANG」とか「ヤマトタケル」に出てて、その時の雰囲気に似てるんだよ。一瞬、出てるのかと思ったが…ヘンリー・ハヤシっていう全く関係ない役者さんだった。現在と過去で入れ替わりが起きると、中身の人間だけが入れ替わるという設定…過去の日本に飛ばされたエイプリルは、ケンシンが着用してた袴姿になるんだけど、それをミニスカートのように短くするのがなかなかセクシーで可愛らしい。

監督：スチュアート・ジラード

出演：イライアス・コティーズ　ペイジ・ターコー　スチュアート・ウィルソン　サブ・シモノ　ヴィヴィアン・ウー

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