ヴァチカンのエクソシスト(2023年) | 勝手に映画紹介!?

ヴァチカンのエクソシスト(2023年)

 

昨日、オンエアを録画し忘れた海外ドラマ「WOLF -殺人鬼の狂宴-」を、WOWOWオンデマンドのアーカイブ配信で視聴した時、映画の新着で「ヴァチカンのエクソシスト」が追加されているのを発見!あれ、これも録り忘れちゃったのかと焦ったけど…初回放送は3月に入ってからだった。なんだよ、最近はオンエアよりも先にアーカイブが見れるのかよ。でも、早く見れるならいいかと…ついでにオンデマンドで視聴しちゃったんだけど、普通にアマプラでも見放題になってた。WOWOW加入者の特権という優越感に浸ろうと思ったのに…それも薄れちゃったな。

 

1987年…ヴァチカンのエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父は教会の許可を得ず悪魔祓いを行ったことで、悪魔祓いを疑問視する派閥から糾弾を受けるが、決して自分の行動、主張は曲げなかった。そんな時、ローマ教皇直々に悪魔祓いの仕事を依頼される。実は、スペインの修道院でトラブルが発生…母親ジュリア、姉エイミーと共にアメリカからやって来ていた少年ヘンリーの身に突然異変が起き、現地のトマース・エスキベル神父も手を焼いていたのだ。さっそく現地に向かいヘンリーと面会、ガブリエーレは悪魔祓いに挑むことになったのだが…。

 

実在した悪魔祓い師ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録をもとに作られたというオカルトホラー…主人公のアモルト神父役はラッセル・クロウが務める。タイトルやあらすじを見ていただいても直ぐにわかると思うけど…昨年、久々の正規続編が公開になった「エクソシスト」シリーズ(本作とは無関係)や、その他類似の悪魔祓い映画と、やっていることはほぼ一緒。悪魔に憑かれてしまった子供をクロウ扮する神父が、あの手この手を使って祓おうと奮闘する姿を描いた内容。いくら実話ベースといっても、ぶっちゃけ見慣れた感ある内容なので、怖さはあまりない。

 

なんだけど…無駄がなかった分、映画的にはいわゆる本家にあたる「エクソシスト」の正規続編にして最新作の「エクソシスト 信じる者」よりも、見たいものがいっぱい詰まってて、単純に面白かったんじゃないだろうか?首がグリグリってなったり、四つん這いになって壁を這いずり回ったり…若干シュチエーションは違うがゲロゲロゲロ吐いたりもして、それっぽい見たいビジュアルはちゃんと見れる。後半はアクション要素も強めで、クロウ演じるアモルト神父に助けを求めた、地元の若手神父とのバディぶりが熱い…続編を意識したコンビ誕生編だったのかな?

 

全盛期と比べると、ただのぽっちゃりオジサンと化し…十字架よりも、ビールジョッキを掲げる方が似合いそうな風貌のラセル・クロウも、ユーモアとシリアスをいい塩梅で兼ね備えたメリハリ演技で魅せる。実際のアモルト神父がどうだったのか、どの程度正確にモデルにしているのかはよく知らないけど、この映画に関しては神父としてもかなり異彩を放つ。経歴はナチと戦った元パルチザン、枢機卿ら組織のお偉方相手でもジョークをかましながら徹底的に論破、己の主張を決して曲げない…だからこそ悪魔祓い師としては優秀で、無茶な仕事も押し付けられる。

 

男の子に取り憑いた悪魔が暴走し…男の子の母親やお姉ちゃんも様々な怪現象に遭遇、悩まされる。特に男の子のお姉ちゃんが、クローゼットみたいな場所に閉じ込められてしまうシーンが好き、っていうかツボでして…同時に母親も悪魔によって悪さをされてるから、神父たちが二手に別れて助けに入る。なんだけど、お姉ちゃんを助けたくても、若手神父はお姉ちゃんが閉じ込められている場所の扉を開けることもできない。そこに、母親を助け終わったラッセル・クロウがやってきまして…蹴り一発で開放に成功!さすが“グラディエーター”と大爆笑だった。

 

 

監督:ジュリアス・エイヴァリー

出演:ラッセル・クロウ ダニエル・ゾヴァット アレックス・エッソー フランコ・ネロ ローレル・マースデン

 

 

【アマプラでも見放題でした…】

ヴァチカンのエクソシスト

ヴァチカンのエクソシスト






 

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