激流(1994年) | 勝手に映画紹介!?

激流(1994年)

 

ひとつ前の「ペリカン文書」に続き…“マフィア梶田と中村悠一の「わしゃがなTV」”の“【福袋】マニアックさ限界突破!? カオスな雜誌福箱、続けて開けてみた!【開封動画】”で取り上げられていた映画パンフの中から、90年代映画「激流」を鑑賞する…当時、これは劇場で見れなくて、公開後にレンタルビデオで借りた記憶がある。それ以降、円盤類では購入してこなかったので、超々久しぶりの再鑑賞。ちなみに、WOWOWでエアチェックしたのは2017年12月…6年以上放置してたのか(汗)鑑賞のきっかけをくれたことに感謝だぜ、“わしゃがなTV”…。

 

都会に住むゲイルは…息子ロークの誕生日を祝うため、急流下りを計画するも、建築家である夫トムは仕事を理由に不参加。もともと2人の夫婦関係は冷えかかっていた。当日…幼い娘ウィラを自分の両親に預け、ボートの準備を始めるゲイル。そこでウェイドという青年と知り合い、特にロークが彼になついていく。やがて出発間際にトムが駆けつけてきて、親子3人で出発。途中、ウェイドとその仲間たちと一緒に急流下りを楽しむこともあったのだが…ウェイドの態度に不信感を抱き始める。実はウェイドたちは強盗犯で、川を下って国境を越えようとしていた!

 

旦那と息子と共に急流下りにやって来たメリル・ストリープ…現地でケヴィン・ベーコン、ジョン・C・ライリーほか1名の男性グループと知り合い、途中、何度も顔を合わせることで親しくなっていくんだけれども…段々と不審な言動が目立つようになり、やがては男性グループが本性を現し、子供を人質にとられ、無理やり川のガイドをさせられてしまう。まぁ、一見、フレンドリーに見えるけど、相手はケヴィン・ベーコンですからね、観客・視聴者的には“こいつ何かするだろう”って、最初から一目瞭然のうさん臭さ…態度を豹変したところで、あまり驚かないよね(笑)

 

むしろ…親に反抗して、ベーコンたちにすり寄っていく、バカ息子を見てるだけで、余計に腹が立ってくる。両親は、けっこう早い段階でベーコンのヤバさに気づくんだけど、歯向かったらどうなるかわからないとビビって、および腰だ。そんな親の心配をよそに…物や金に釣られて、尻尾を振る息子。典型的な、むかつくガキが足を引っ張る展開が満載だ(笑)そもそも、息子の反抗期は…両親の不仲が原因。確かに、見た目も性格もアウトドア派なメリル・ストリープと、対照的な線の細さの旦那役デヴィッド・ストラザーン…これは息子にバカにされても仕方がない。

 

家族が窮地に陥ったことで、メリル・ストリープとデヴィッド・ストラザーンが夫婦仲を修復させていくのも見どころの一つか?ケヴィン・ベーコンに水浴びしてる無防備な姿を覗かれて怯えるメリル・ストリープだが、そんなか弱さを見せるのは最初だけ。あの逞しい二の腕を画面越しで見てても妙に安心感が伝わってくるけど、案の定…パワープレイで何度も反撃を試みる、さすがの肝っ玉母ちゃんぶり!っていうか、本性を現して以降、狂気に満ちてるケヴィン・ベーコンだが、まさかのカナヅチで、水が苦手。旦那に逃げられた時もベーコンの方がビビってるがな!

 

火事場のクソ力…ピンチになることで、何気にお父ちゃんもしぶとく活躍、あの見た目だからけっこうヒヤヒヤさせられるし、応援もしたくなる。決してヒーロー映画のようなカッコよさはないが(それはメリル・ストリープの役目)、パパ頑張ってる感もそれなりに。急流下りには一家の愛犬も同行…途中で急に安っぽい動物映画っぽくなるのはご愛敬、パパがたわむれる姿はムツゴロウさんみたい。最近の作品みたいに何でもかんでもCGじゃないので…スタントや編集テクで見せる急流下りのシーンは今見ても迫力があったな。90年代映画の再鑑賞、やっぱり楽しい。

 

 

監督:カーティス・ハンソン

出演:メリル・ストリープ ケヴィン・ベーコン ジョゼフ・マゼロ デヴィッド・ストラザーン ジョン・C・ライリー

 

 

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