山猫は眠らない８ 暗殺者の終幕（２０２０年）

再加入中のネットフリックス…極力、ネットフリックオリジナル、独占配信作品を選んで見るようにしてたが、1本だけ…前から気になっていて、見逃していた作品、でも普通に円盤出てるし、他の配信サイトでも利用できる作品を選んでしまった。それが、一応過去作は一通り見ていた「」…7作目まではＷＯＷＯＷでも放送してるんだけど、この8作目、公開からもう2年位経ってるのに全然やってくれない。アマプラでも“タダにならんかな？”と期待してたが、まだ有料だよね…でもさっき調べたら100円だった（期間限定だと思うけど）。

中米で名声を誇るブルーノ・ディアス大臣が何者かに狙撃され、死亡した。捜査を始めたCIAは犯人の狙撃した場所を特定…その距離からの狙撃が可能な人間は、限られており、現場に残されていた毛髪からも、かつて名を馳せたスナイパー、ブランドン・ベケットを容疑者と断定する。ただちに特殊部隊を向かわせ、ブランドンの拘束に成功。本格的な取り調べを行うため…車で移送されることになったのだが、そこへブランドンを狙った暗殺部隊が！ブランドンはなんとか逃げ出すが、移送チームは全滅。CIAはブランドンの仲間の仕業と考え、行方を追うが…。

記録を遡ると、2018年の5月に前作「山猫は眠らない7 狙撃手の血統」をＷＯＷＯＷの放送で見ている…もともとはトム・ベレンジャー演じるトーマス・ベケット、パパベケットが主役のシリーズだったのだが、途中から息子のブランドン、ベケットジュニアが主人公になり、いくつか単独主人公の作品もあったんだけど、最近はパパベケットも復活して、親子で協力して悪事と対峙するというパターンになっている。久しぶりだったので、ベケットジュニアの顔を忘れてて、こんな顔してたっけ？って思ったけど…前の作品を調べたら、別に役者の変更もしてなかったです。

ということで、大臣狙撃の容疑者としてCIAに拘束されてしまったベケットジュニアだったけど、見てる側はもちろん“冤罪”であることが理解できている。真犯人は女…それも日本人！なぜ元AKBのねーちゃんが女殺し屋役に抜擢されたのか、そこが一番の謎だったりするが、アクションはそれなりに様になっており、掃いて捨てるほどいる元AKB女優の中では案外まともな方なのかもしれない。女殺し屋は事件の黒幕から、濡れ衣を着せたベケットジュニアの暗殺も請け負っていたのだが失敗、容疑者を特定したCIAに先を越されてしまったので、プランBに変更。

車での移送中に襲撃しようと…陽動でマフィアを雇って襲わせ、自分は別の場所から狙撃のチャンスをうかがう。しかし、この作戦も失敗してしまい…ベケットジュニアは逃げ延びてしまう。殺し屋とCIAに追いかけられるが、その足でパパベケットの元へ向かい、協力を打診する。一方、CIAの指揮官こそ…ベケットジュニアを捕まえることに躍起になってるんだけど、別ルートで、ベケットジュニアの無実の可能性も考え、真犯人探しをしている捜査官も出てくる。てっきりあのCIAの指揮官が、敵の内通者じゃないかって疑ってたんだけど、特にそんな設定はなかった。

後半は黒幕の正体が判明、パパベケットも助っ人に参戦…トム・ベレンジャーに関しては、さすがにそこまで動きのあるアクションではないものの、銃を持てば迫力満点、ここぞってところでしっかり存在感をアピールしてくれる。女殺し屋の生い立ち…っていうか名前に、若干のツッコミどころもあったりするんだけど、この女殺し屋との関係も二転、三転したりして、元AKBのねーちゃんも大健闘だ。ジュニアや捜査官たちが話を回しているので、ベレンジャーの活躍を期待するオールドファンには物足りないと思うが、そもそも1作目以外は惰性だからな、このシリーズ。
 

監督：カーレ・アンドリュース

出演：チャド・マイケル・コリンズ　秋元才加　トム・べレンジャー　ロックリン・マンロー　ライアン・ロビンズ

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