ケンタウロス（２０２２年）
再加入中のネットフリックスで…ネットフリックスオリジナル映画「ケンタウロス」を鑑賞…バイクレーサーの主人公が、トラブルに巻き込まれた元妻（元カノ）を助けるための交換条件として、ヤクの運び屋を命じられるというスペインのクライムアクション。知らない役者ばかりだが、ネットで調べると主人公の役者は「REC/レック3 ジェネシス」に、奥さん役の女優は「スケアリー・アパートメント」に出ていたことが判明…見てるけど、全然覚えてなかったな。そして、監督がワイスピっぽい犯罪アクション「ワイルド・ルーザー」を撮った人だそうだ…これもうろ覚えだなぁ。
普段はフォークリフトの運転手しながら、スーパーバイクのライダーを続けるラファだったが、有名なチームから誘われて、入団テストを受けることになった。私生活では、元恋人のナタリアとの間にマテオという子供をもうけたが…今はたまにマテオの面倒を見るくらいで、ナタリアとの関係はあまり良好とはいえなかった。そんなある日、ナタリアが借金をつくり、麻薬組織とトラブルになっていることが判明。ラファは組織のボスの元へ乗り込み、ナタリアの解放を訴える。代わりに…自分が金を工面すると。後日、組織から接触があり、ラファは運び屋を命じられる！
詳細な説明は出てこなかったんだけど…ネットフリックスのあらすじ説明に、主人公とヒロインの関係性が“息子の母親”って書かれていて、当たり前なんだけど、なんかまだるっこしい表現だなって思ってたら…そうか、付き合ってる時に“孕ませちゃった”けど…籍を入れずに、別れちゃったってことなんだな。後に…主人公が女子供よりも、バイクを優先した結果だったことも判明。ただし…今は、主人公の方がヨリを戻したい感じなんだけど、カノジョの方は…“捨てられた”ことを相当に怨んでるようで、そう易々とは首を縦に振らない、態度もかなり冷たいんだ。
そんな元嫁？元カノ？がですね…シングルマザーの身で、子供を育てなければならず、金儲けのために、なんか麻薬組織と関わっちゃったらしいんだけど、そこでトラブルが起きてしまう。主人公は、いいところを見せようと…麻薬組織のボスの元へ乗り込んでいきまして、“俺はライダーだから、なんとか金を工面するよ”と直談判するんだけど、ヤクザな連中が、ハイそうですかって素直に応じるわけもなくてですね、“女の代わりに、おめぇが身体で払え！”と…案の定、バイクを使った運び屋になることを命じられると。2ヶ月限定という約束で、運び屋になるが…。
ライダー（有名チーム加入への入団テスト中）と、フォークリフト運転手の“二足の草鞋”でも、まぁまぁキツかったのに…ヤクの運び屋まで加わって、かなり大変な状態に。ヤクの運搬中には警察に追いかけられるリスクもあるわけで、心身ともに負担が！日常生活にもしわ寄せが出てくるのよ。そんな時に、組織の人間から…“眼が冴えるぞ”と、“元気になるクスリ”を手渡されるんだけど…ヤバい、ヤバい、それってこの稼業から抜けられなくなるフラグなんじゃね？とても将来、バラ色の人生が待ってるとは思えず、堕ちるところまで堕ちそうな予感しかない…。
カノジョを助けるどころか、自分もドツボにハマってるんじゃないか？カノジョとヨリを戻せるのか？入団テストの結果は？そして麻薬組織とのしがらみは断ち切れるのか？そういう展開なら、“最初に頼る相手を間違えた”んじゃねーかとか思いつつ、堕ちるところまで堕ちるバッドエンドかと想像してたら、急転直下な“意外すぎるオチ”が、ちょっとだけ出来すぎにも感じ、なんだかなぁとなる。でも…カノジョとの濡れ場はなかなかのムフフ。あの女優さん、脱いだらけっこうでかかった…って、またそこですか（笑）カワサキのニンジャも出てくるので、好きな方はぜひ。
監督：ダニエル・カルパルソロ
出演：アレックス・モネール ベゴニア・バルカス カルトス・バルデム エドガル・ヴィットリーノ パトリシア・ビコ
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