クロスブリード-異種交配-(2019年) | 勝手に映画紹介!?

クロスブリード-異種交配-(2019年)

Crossbreed

約2週間前の初放送時…WOWOWで録画したい番組が3つも重なってしまい(オイラの使ってるレコは2番組録画が限度)、リピートが1か月先だったヒデキ(西城秀樹)の映画「傷だらけの勲章」と、毎週録画している海外ドラマの「リーサル・ウェポン シーズン3」を優先してしまったため、録画を先送りしていたジャパンプレミア作品「クロスブリード-異種交配-(原題:Crossbreed)」のリピートがようやくあったのでエアチェック。気になっていたのでさっそく鑑賞…ヴィヴィカ・A・フォックス、ダニエル・ボールドウィンと中途半端に豪華なキャストのSFホラーアクション。

2029年に大3次世界大戦勃発後…大国の崩壊、新たな秩序の誕生を経て、2060年に銀河系間での貿易が開始、シャラクティ種族との情勢が緊迫化する。月軌道トランスポート内で酒場を営む元兵士のアダム・ライカーの元に、旧知の仲であるウェザースがやってきた。彼は、やはりアダムの知り合いである米国大統領エリカ・ヘンリックセンの片腕で、ある任務を依頼してくる。それはオムニテック社に奪われた地球外生命体の奪還というものだ。依頼を受けたライカーは、かつての仲間3人に新人の若者1人を加えた5人のチームでオムニテックのラボに潜入する!

WOWOWの解説にも最初から“B級”と書かれていたんだけど…B級ながら壮大なスケールなんてフォローもされていると、それなりに期待してしまう。ただ、オイラの中でハードルをあげすぎちゃったのか、ぶっちゃけB級はB級でなんとも微妙な作品であった。ヴィヴィカ・A・フォックス、ダニエル・ボールドウィンの他に「コマンドー」のヴェネットを演じたヴァーノン・ウェルズなんかも出てて、一瞬スゲーって思ったりしたのも事実だが、このあたりの大御所は、案の定…出番は少な目。実際に話を動かすのは、地味なくせにむさ苦しいオッサン連中だった…。

基本的にはいろいろな作品のごった煮設定ですね…悪党がエイリアンを生物兵器に利用しようとしていて、極秘裏に政府に依頼されたショボくなった“エクスペンダブルズ”みたいなチームが奪還任務に赴く。エイリアンを奪った企業の名前が“オムニテック”で…一瞬、「ロボコップ」の“オムニ社”と間違えそうになったのをはじめ、「スタートレック」のような“転送”技術(劇中の登場人物たちは、作品をやたらベタ褒めしながら「タイムコップ」を引き合いに出していたが、あんな乗り物系の装置は出てこない)で、あっという間に敵のラボに潜入成功する!

と、思いきや…武装した敵傭兵軍団と鉢合せ、“聞いてないよ~”と文句をたれながら、銃撃戦が始まる。SF作品なので、銃器が光線銃タイプの架空のものなんだけど、音がピコピコと安っぽく、ぜんぜん迫力がない。ああいうところは、SFでも実銃とか、それに近いタイプの銃を使ってほしいよな。あと、主人公チームは顔に通信機みたいなのをかけてるんだけど、デザインがなんとなく有機的でキモイ。簡単に犯人たちの制圧に成功するが、奪われたエイリアンがラボ内で逃げ出していて、最終的にはこのエイリアンと戦わなければいけなくなると…お約束の展開。

敵のエイリアンは、どことなく「スピーシーズ」に出てきた、女性的なエイリアンに似ているような気がしないでもない。傭兵たちが「エイリアン」と戦ったり、仲間割れのいざこざがあったりは「エイリアン2」なのか?他にも、前半の仲間を招集する時の地球の描写が、どことなく「ブレードランナー」ぽかったりと、SFといえばみたいな描写が色々と出てくるが、どれも微妙に安っぽいんだよな。日本版のソフトのリリースは現時点で未定のようだが、原題で検索すると、日本のAmazonでも輸入盤Blu-rayが見つかる。たぶん日本語は収録されてないので要注意。


監督:ブランドン・スレイグル
出演:ヴィヴィカ・A・フォックス スティンク・フィッシャー ダニエル・ボールドウィン ヴァーノン・ウェルズ


【Amazonで見つけた輸入盤BDはこちら】
クロスブリード-異種交配-(原題:Crossbreed) ※日本語収録なし





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