キングスマン ゴールデン・サークル | MOVIE DRIVER(元 ムービーレビューの館 vol.2.0)

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現在公開されている旬の映画を、ただ観てネタバレ含む感想を書くブログです。
3年目に突入しましたが、つたない文章、酷い言葉遣い、サボり癖が目立つので、今年は全世代の人が安心して読めるブログにします。嘘です。

 

『キングスマン ゴールデン・サークル』

 

<Staff>

監督:マシュー・ボーン

原作:マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ

脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ボーン

音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージソン

原題: 『 Kingsman: The Golden Circle 』

 

<Cast>

・コリン・ファース(ハリー)

・ジュリアン・ムーア(ポピー)

・タロン・エガートン(エグジー)

・マーク・ストロング(マーリン)

・ハル・ベリー(ジンジャー)

・・・etc

 
<Story>
イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。(以上、映画.comより)
 
<Trailer>

 

<PAMPHLET>
 
 
 
 
 
前作『キングスマン』が、今現在のオールタイムベストにランクインしているほど大好きな作品である中、続編が出たんじゃ観るしかない!!
ということで観てきました!!!
 
 
 
 
 
ざっくり個人的感想を言うと、
「前作越えまではないものの、やっぱ好きだ。」
でございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
まず、前作『キングスマン』は、最近の「暗い」「リアルな」スパイ映画を揶揄するメタ構造をやりながら爽快なスパイアクションにしていたり、悪役であるサミュエル・L・ジャクソン扮するヴァレンタインの魅力、主人公であるエグジー(タロン・エガートン)やハリー(コリン・ファース)の魅力の高さだったり、超絶不謹慎爆破シーンや教会での大殺戮シーンなどの「面白れぇ~」シーンがある中、ちゃんと「良い人間になるのに貧富は関係ない」などのメッセージ性も入っていたり、などなどが、ちょうど良いバランスで組み込まれているという点が、個人的に大好きなポイントでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今作は最初からキングスマンの一員として活躍しているエグジーが、相変わらず爽快なアクションシーンでお出迎えしてくれます。序盤のカーアクションシーン、終盤のポピーランドでの戦闘シーンだったり、カッコいいアクション盛りだくさんになっています。
前作は足が刃物の女が出て来て、今作ではロケットパンチの男が出て来る。なんか文字に起こすとバカバカしくなりますが、どちらも超カッコ良かったんですよ。。。これって男のロマンですよね。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、パンフレットによると、マシュー・ボーン監督が特に力を入れているらしい「悪役」なんですが、これは間違いなく魅力◎でしょ!!!
ジュリアン・ムーア扮するポピーという麻薬売人が、今回のキングスマンの敵になるんですが、可愛らしい仕草や優しい笑顔とは裏腹に、観た人誰もが吐き気を催す「ミンチ」のくだりを平然とこなすサイコパスっぷりは、前作の血が苦手なヴァレンタインとは正反対のクレイジーキャラ。さらに、麻薬使用者全員を人質に、麻薬の合法化を促すスケールのデカさはヴァレンタインに匹敵するほど!!
 
 
 
 
 
 
 
それと今作から初登場する、アメリカ独立諜報機関「ステイツマン」
キングスマンのエージェント名が全員、「アーサーと円卓の騎士」にちなんでいるのに対し、ステイツマンは全員「お酒」の名前(シャンパン、ウィスキー、テキーラ、ジンジャー)。
皆カウボーイハットをしていて、投げ縄や野球道具の武器を持っている辺り、ザ・アメリカンな感じがしていて結構好きでした。自分はお酒飲めないので分からないんですが、酒でうがいをするのって普通なんですか???
まぁ、とにかく、エージェント・テキーラ(チャイニング・テイタム)の活躍をもっと観たかったなぁ~とか、中盤のとある女性に接近するシーンでエージェント・ウィスキー(ペドロ・パスカル)が唐突にいなくなり、「あれ?帰っちゃったの?」となったりはしましたが。。。次回作があるならステイツマンメンバーの活躍を期待したい!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
とは言え、今作では少しマイナス点もあり、例えば中盤のハリーがウィスキーを唐突に撃つくだりがあるんですが、結局「どうして敵だと気づいたのか」が明かされない為、「何となくだったの?」感がどうしても否めないという感じがしたり、ラストの大統領弾劾のくだりは「証拠とか無いのにこんなこと出来るの?」とか思ってしまったり、義手男との決着はハッキングじゃなくてもうちょっとやり方あったんじゃないかな~とか、やっぱりどうしても『キングスマン』の威風堂々シーンを超えられるのは無いのか~と感じてしまったり、
 
というのがあり、個人的には前作越え!!!とまではいかなかったんですが、映画館で観終わって「楽しかったな~(´∀`)」とニコニコしながら幸せな一日を過ごせたので、はい、満足です。
(マーリンの『カントリーロード』熱唱はグッときました。この画像のシーンは最高でしたね。)
 
 
 
 

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黒人青年がヒドイ目にあう映画の予感。。。