ソレダケ that’s it 感想 石井岳龍×ブラッドサースティ・ブッチャーズ。主演染谷将太 | 映画時光 eigajikou

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『ソレダケ that’s it 』
2015年製作
日本映画
渋谷のライブハウスTSUTAYA O-EASTで鑑賞





↓『ソレダケ that’s it 』予告動画


監督:石井岳龍
編集:武田峻彦
石井岳龍
製作総指揮:長谷川英行
川口貴史
近藤順也
渡邊恭子
製作:重村博文
久保田康
小松賢志
大崎裕伸
脚本:いながききよたか
撮影:松本ヨシユキ
出演:
染谷将太(大黒砂真男)
水野絵梨奈(南無阿弥)
渋川清彦(恵比寿大吉)
村上淳(猪神楽彦)
綾野剛(千手完)

あらすじは...
戸籍を奪われてアンダーグラウンドで暮らしている
大黒砂真男(染谷将太)が、
恵比寿大吉(渋川清彦)から奪った鍵で
コインロッカーに入っていた金の入った袋を盗むと、
ホームレス、破産者、風俗嬢たちなどから
奪った戸籍の入ったハードディスクも入っていた。
このハードディスクを巡っての壮絶な攻防が始まる。


5月27日、bloodthirsty butchers吉村秀樹氏の2回忌に
渋谷のライブハウスTSUTAYA O-EASTで
石井岳龍監督、染谷将太、水野絵梨奈、
渋川清彦、村上淳の舞台挨拶の後、
爆音上映で観ました。

爆音上映とは、
通常の映画用の音響セッティングではなく、
音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、
ボリュームも限界まで上げ
大音響の中で映画を見・聴く試み。
私は昨年、吉祥寺バウスシアターの
クロージング企画、
「THE LAST BAUS~さよならバウスシアター、最後の宴」の
『餌食』と『ファントム・オブ・パラダイス』
で初体験。

餌食(1979年東映)内田裕也主演、若松孝二監督
吉祥寺バウスシアター爆音上映でレゲエが腹に沁みた。
←クリック

爆音上映で観て正解。
爆音上映、しかもライブハウスなので、
音響環境が良いから体の芯までジンジン音が響きました。
主演は染谷君だけど、
本当の主役はブッチャーズの音楽かな。
当初の企画はブッチャーズのライブ映像を軸に、
別のドラマがシンクロして行くというストーリーだったのが、
クランクインを控えた2013年5月27日にリーダーの
吉村氏が急逝し企画は果たされませんでした。
しかし、石井監督は新しく企画を立て直して、
この映画を撮ったのです。

ブッチャーズファンは必見で、
石井岳龍監督の石井聰亙時代のロック映画
『狂い咲きサンダーロード』
『爆裂都市 BURST CITY』
『ELECTRIC DRAGON 80000V』
が、好きな人も観ましょう。
知らない人は、
『ソレダケ』見て、
タランティーノみたいと思うかもですが、
タラが石井監督のファンなんですよ。

それから、キャストが渋豪華なんでね、
染谷将太、渋川清彦、村上淳、綾野剛
という、
『生きてるものはいないのか』
『シャニダールの花』
の、メンツですが、
このキャストに惹かれる人も
観たら良いんじゃないかな。
綾野剛は今迄見た中で一番カッコイイかもしれん。
30日に『新宿スワン』も公開だけど、
ファンは『ソレダケ』も見ないとじゃない?
すみません、水野絵梨奈さんは、
元Flower、E-girlsのメンバーだそうで、
私は知らなかったのですが、
若いファンの女の子がたくさん来ていたようでした。


主演の染谷君が「映画は映画館でと良く言っているけど、
この作品こそぜひ映画館で観て欲しいです。」
と、言っていましたよ。


染谷君は熱演!



キャストは監督に体力作りをしっかりするように
言われたそうです。
撮影は夏の暑い時期でとにかく良く走るので、
大変だったようです。



渋川さんは、コワ面白い役です。



水野絵梨奈さんは、
アクションも頑張っていました。



ムラジュンは低カロリー、省エネな怖い男役。





綾野剛は出番少ない目だけど、
強烈な悪役で迫力ありました。





石井監督は「映画が完成してホッとしたけど、
ここから始まる。観てもらえて嬉しい。」と語られました。









吉村氏が好きだった「いいちこ」の
樽をエレキギターで鏡割り。
焼酎の匂いがぷんぷんしました。


撮影禁止だったのでネットのニュース画像です。




大黒(染谷)のバイブル架空のコミック
「デストロイヤー」装画は向田優氏。
本編に漫画アクションパートもあり、
その作画も向田氏。


「デストロイヤー」のタイトルの出典、
ブッチャーズの「デストロイヤー」↓


ブラッドサースティ・ブッチャーズ
右端が故吉村氏


映画のタイトル「ソレダケ」の出典
ブッチャーズの「ソレダケ」↓


ソレダケ / that’s it サウンドトラック盤/bloodthirsty butchers


石井監督が物語の構想中に強く印象に残った曲
ブッチャーズ「アンニュイ」↓



↓本来はこのアルバム「youth(青春)」
 の発売に合わせての映画の企画だった。
youth(青春)/bloodthirsty butchers


bloodthirsty butchers / youth パラレルなユニゾン↓

 


ライブハウスで配布されている
フリーペーパーで『ソレダケ』の特集。




この映画はロック映画。
どういう風にロック映画なのかは、
興味ある人が観て確かめるべし!
that’s it!




週末から新作映画観てるんですけどね、
今月はリハビリと思って映画観てたら、
昨日までで31本。
全然記事書けてないです(´□`。)
まとめ記事も書けるかどうか。
ブログ書くより映画観たいもん(苦笑)
やっぱ1本ずつちゃんと記事書いてかないと
ブロガー失格!?
週末から観た新作映画は、
この『ソレダケ』と、
『サンドラの週末』
ダルデンヌ兄弟作品はいつも必ず劇場鑑賞してきた。
これは素晴らしい作品なのでなんとか書きたい。
『0の未来』
まあ、それなりに面白かったけど
誰かギリアム親父にお金を出してやって!
『チャッピー』
とても面白かったな。『第9地区』に次ぐ面白さ。
『エリジウム』の借りは返したぜ!な作品。










『かしこい狗は、吠えずに笑う』


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