SILENT FILM LIVE 19 ロイドの要心無用 | おきらく映画ファンクラブ

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SILENT FILM LIVE シリーズ19 

ハロルド・ロイド生誕130年祭

ロイドの要心無用(1923・米・73分)

神戸の元町映画館で

3/25~31までの1週間上映です。

 

サイレント映画ファンなら誰もがご存じ

ハロルド・ロイドの作品の中で

もっとも有名な傑作コメディです。

 

映画の中の有名なシーンが

チラシであらかじめ紹介されています。

観客は「来るぞ、来るぞ」と

そのシーンを待ちわびていました。

時計の針に捕まるシーンは

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や

「プロジェクトA」など様々な映画で

オマージュされているので

元ネタの映画は観てないけど

シーンはご存じの方も多いはずです。

 

コメディとしてところどころ

笑わせてくれるんですけど

スパイダーマンよろしく

高いところに上っていく

スリリングな展開に

ハラハラトキドキアセアセ

なんでそんな高い建物に

命綱なしで上る羽目になるのか

ちゃんと理由はあるんですが

ネタばれになるので

ここでは省略しますね

 

クライミングは今じゃスポーツ。

しかし、100年前ロイドは

スーツで上り切りましたからね。

その身軽さというか身体能力は

シルクドソレイユばりです。

また、恋の力は凄いねと

思わず微笑んでしまう

可愛いラブラブラストシーンも素敵でした。

 

ピアノ生伴奏は

お馴染みの鳥飼りょうさん。

アップライトピアノの音色が素敵で

劇場内に響き渡って気持ちよかったです。

演奏も軽快で映像に

凄くマッチしていたと思います。

映画終了後のアフタートークも

ロイドの豆知識を得られて

嬉しかったです。

今、そのトリビアを書くと

営業妨害?になるので

また上映が終わった後にでも

書けたらと思っています。

 

笑い声とピアノと

サイレント映画の

ライブ感を存分に楽しめました。

「要心無用」は28日と31日も

上映があります。

関西限定になりますけど

お時間のある方はぜひ

劇場まで足をお運びください。