東映エログロ映画の極北 。徳川女刑罰絵巻牛裂きの刑 | 東映映画と殺人事件を追いかけるブロガー

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やくざ映画全般、時代劇、馬鹿映画、空手映画が大好き。写真は竜虎一代より鶴田浩二と佐久間良子

悪趣味映画の極北






今回は、内容が内容なんで初のアメンバー記事にしちゃいました。文章も何時も以上にフランクに話し言葉でいきますね。まあー見る人は限られてるしね。で、今回は前回告知した徳川女刑罰絵巻牛裂きの刑。いやぁ素晴らしいですよ、変態力がね。やはり何事も中途半端はダメよね、本作品みたいに悪趣味なら悪趣味に徹底しないと。徹底すると、反対に感動という違ったステージにいっちゃったりするのよね。バテレンの残酷ホラー映画でも、実はちょっと映画テクニックいれときました…なんて映画監督的な事するやない?ファニーゲームとか、屋敷女とか、なんやったっけ、スペイン一家殺人事件とか、セルビアンフィルムとかね。でもね、徳川~はそんなもん無視、気色悪いでしょ?変態でしょ?という見世物小屋精神だけしか考えてないんよね、映画術なんてのは邪魔くせぇっていうとこなんよね。







映画は、この汐路章の徹底したサディストさに尽きるな。趣味は拷問鑑賞というナイス過ぎる設定。かき氷を食べながらハナクソほじりながら、その拷問にはもう飽きた、もっと面白い拷問を考えろ!(今までは焼き印)とリクエスト。








・狸の入れ物に人を入れて蒸し焼きにして喜ぶ汐路せんせい…





・ローストビーフみたいに火あぶりで、御満悦な汐路せんせい…





・真っ二つ、リアクションのない汐路せんせい…

・他には水槽に上司を入れて100匹の蛇を入れて喜びまくる汐路せんせい…





・脚を砕いてグチャグチャにさせて興味深々な汐路せんせい…
血は赤いのぅ… 骨は白かぁ…ふう~ん




そして更なるサディストぶりが発動されちゃいます。部下の女を夜ごとエロエロしまくって、それを恋人に見せつけます。アロエを塗って自身もイモリを食べて(実際に食べている)、SMプレイに没頭。





挙げ句の果ては、妹の目を焼いてメクラにして家族は、目の前で貼付け獄門で火あぶり、槍で突きまくるというと、やりたい放題の汐路せんせい。倫理観ゼロ。





留めは、題名にもなった牛裂きの刑罰





おっと、画像添付は10枚迄なので引き裂かれるショットは割愛。でかい牛に、毛むくじゃらの頭のイカれたアダモちゃん似の配置もえげつなさに拍車をかける。汐路せんせいは、このシーンで感極まるという、(この記事の最初の画像)キングオブ鬼畜振り。ラスト、汐路せんせいはこの功績により大名に昇進してメデタシメデタシという1㍉も救いのないナレーションで終了。とにかく約45分の中に人が観てはいけないもの、御法度な事だけを見せ付けるという、ただそれだけに特化した映画。まあ、よくこんなんを作ったなあと感心するね。70年代の東映は無茶苦茶過ぎるわ、マジでね。 つい最近迄はソフト化されてなかったけど、数年前に東映が奇跡的にソフト化したのには驚いたな、今までは輸入盤でしか見れなかったもの。因みに同時上映はこれまた千葉ちゃんが暴走する傑作 沖縄やくざ戦争。



映画の後半は脚抜けした女と男の逃避行の話。これも残酷なんだけど、タクボンなんで少し救いが有るかな、でもね、堕胎のシーンは前半の汐路せんせいのも含めて一番、自分的にはキツかったなあ、あれは、さすがに…さすがにちょっとなあ、観るに堪えなかったなあ。ラストは、これも無茶苦茶。生きてるタクボンの首を基地害のオッサンがノコギリで切りまくって切断というオチ。笑いながらノコギリで引きまくるってのが恐いよね((゚Д゚ll))。
最後に


実際の汐路章さんは人格者として有名です。習字の先生でも有り自宅で子供達に教えていたようです。当時の写真を昔みたんですが、その表情の穏やかで優しいこと、何時もの極悪振りは仕事なんですね。因みにこれは有名な話ですが、蒲田行進曲のヤス(平田さんね)は汐路さんがモデルですよ。



おまけ



で、トーリー書くの忘れたばい。








※画像をクリックすると大きくなります


おわり