アクロス・ザ・ユニバース | 愛すべき映画たちのメソッド☆

愛すべき映画たちのメソッド☆

映画感想家・心理カウンセラー・芸術家のNatsukiです☆

『映画にどんなに素晴らしいメッセージが含まれていようと
「娯楽性」がなければ作品としては失敗だ』/レオナルド・ディカプリオ



「彼女はバスルームの窓から入って来た。」

人を愛するって、何故こんなに嬉しくて泣けてくるんだろう。

どうしたらこの想いを分かち合えるんだろう。

そんな切ない想いを現在進行形でしている人は特に必見。

きっと心を打ち抜かれる。

これは、とてつもなく愛に満ち溢れたミュージカル。

青春の輝きと悲しみがハートを打ち抜くラブストーリー。

ブロードウェイに新風を吹き込んだ舞台版『ライオンキング』の演出家ジュリー・テイモアが監督・原案のミュージカル作品。

しかも全編ビートルズのカバー楽曲のみ。

200曲以上あるビートルズの楽曲からストーリーに合った33曲を厳選し、出演者が吹き替え無しで歌いまくる。

登場人物の名前やセリフやストーリーや設定までビートルズに関する膨大な量のネタが登場。

とにかくビートルズの楽曲の「歌詞」と「セリフ」が多々リンクしていて驚く。

中でも「Let It Be」や「Hey Jude」のシーンは特に泣ける。

『ムーランルージュ』同様、映画でしか絶対に表現できないCGを駆使した映像の一部は、『セブン』のオープニングタイトルで有名な《カイル・クーパー》が担当。

もはやこの作品自体が長い《ラブソング》のPVのよう。

ミュージカルが苦手な人こそ観るべき。

人を愛するって、どうしてこんなに胸が苦しいんだろう・・・

「唇からこぼれ落ちていく言葉たち それは紙コップにそそぐ雨のように なだれ落ちる すべり去ってゆく・・・」


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