「お前みたいにずっと教室で生きてきた奴に、人間の何がわかるんだよ。お前みたいな奴みてるとムカムカするんだよ。早く中学校から卒業しろよ。」
切ない片想い。
勇気を出した告白。
まさかの失恋。
好きな人の転校。
モヤモヤしたままの卒業式。
あの人に言えなかったあの言葉。
あの人に渡せなかった物。
あの人と一緒に帰りたかった放課後。
十代の頃のあの日、放課後=アフタースクールに何かを忘れてきた全ての人に。
堺雅人・大泉洋・佐々木蔵之介という現代の日本映画界を背負っている大人代表の三人が、舞台劇の様な演技合戦で火花を散らすヒネリの効いたストーリー。
ヒネリの積み重ねで構築された巧妙なエアポケットの連続に、落ちまくりハマりまくるフリーフォール映画。
絶対に読めない仕掛けの連続で、これぞ《伏線》という仕掛けがオープニングからラストまで全編にぎっしり散りばめられていて、まさに脚本の教科書。
ミスリードに誘導され、真相に気付かずに振り回されまくり、キョトン顔で迎える事となるであろう《ネタばらし》の瞬間の驚き。
これは、社会に出てそれぞれ違う世界を生きてきた3人の同級生が巻き起こすビターな大人の放課後。
まだまだ人生の放課後には早い・・・。
「お前みたいな生徒、クラスに必ず一人はいるんだ。全部わかったような顔して、勝手にひがんで。あのな、学校なんてどうでもいいんだよ。お前がつまんないのは、お前のせいだ。」
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