明けましておめでとうございます。フェイクの元年へようこそ!! | ショーエイのアタックまんがーワン

ショーエイのアタックまんがーワン

タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

明けましておめでとうございます。

 

2023年はAIがいろいろと紹介された年ですが、

本格的にAIによるフェイクが深刻化して行くのは、

2024年からです。

 

実はAIの能力自体は現状でも、来年もさほど進化しません。

そしてそれほど高いものでもありません。

しかし、AIと称して人間がプログラムしたもので、

人が騙されやすくなる時代の始まりと言っておきます。

 

勘違いしやすい人はAIの種別すら知らない人です。

 

AIが自分の力で思考して何かを行うプログラムは、

現状ほぼ存在しません。

今存在するのはAIが統計を下に計算して、

一番妥当な回答を選択する程度です。

生成AIなどは主にこのレベルです。

 

いわば様々な統計データを下に、

例えばネット上での会話などから分析して、

設定を統計上一番多い回答でソートして、

最上位の回答から

答えを選ぶというプログラムが一般的と言えます。

勿論の事、生成AIの凄さは

寧ろ言語を理解できるプログラミングに有ります。

ベースに有るのはスペルチェックの機能の応用で、

文章構成のチェックの進化から、

適正文章を判別する機能へと進んで、

現段階の文章理解機能になったという流れです。

 

なのである程度適正な文章なら、

そこに存在する単語を把握して

文脈から何を求めているのかを理解して、

その回答を導き出す流れに成ります。

しかし…実は質問者の意図までは

理解できないのも事実なのです。

 

実は昨年ChatGPTを用いて実験的に質問して見ました。

内容は

「天然ガスの相場の動向は?」

という質問です。

質問者の意図は、

「天然ガスの動向を、ニュースを下に分析しろ」

という意図です。

これで出てきた回答は、

WIKIなどに記載されている

天然ガスの動向がどういう情報を元に動くのかの説明でした。

そして、詳細を変えて、

「天然ガスの動向を、ニュースを下に分析しろ」

で行った結果も同じ回答に成りました。

 

この時点でAIが正確にニュースの情報を把握して、

現状に適した回答を出せる様なAIには

成っていない事が解ります。

 

正確な分析か否かは別として、

ある程度ネット上の情報とリンクして回答が出せるレベルならば、

現時点の天然ガスのニュース情報をピックアップして、

現状の相場の流れから、

季節的な要素、気温、そして地政学的な要素を分析して、

暫くは上昇傾向にある見込みです位は

回答できると期待していたのですが、

全くまだそのレベルには至っていなかった様です。

 

2023年までのAIのレベルはこんな感じです。

2024年もさほどの進化は無いと思われます。

ただ、上に記した質問に対して

私が期待したレベルの回答は出来るようになればと思う所です。

勿論、その回答で相場をどうこうできる話でもありません。

相場は分単位の情報でも変化するし、

上下する変動にはまた別な要素もあるわけで、

そこまで正確に把握できるとなれば、

人間誰も働かなくて済む時代が来ます。

ただ、ネット上に溢れるニュースくらいは

精査できる機能は欲しいという話なだけです。

 

【統計分析のAIでフェイクな世界が横行する】

簡単に言えば、

取得した情報からソート機能で反応するプログラミングの事です。

これはスポーツの世界では当たり前の手法です。

ゲームAIでも使えます。

いわば人の癖を取得して、

その行動予測を確率で導き出して、

反応するというAIです。

自分の必殺技をパターンとして持っている人には

通用してしまう代物です。

いわば無意識のうちに

ルーティーン化している対象の癖までは見抜かれます。

これらのプログラミングを用いると、

個人の癖をマネする事も可能になります。

 

例えるなら、

道端に財布が落ちていたとします。

①その財布を拾う。

②拾わずに放っておく。

 

これだけで人には癖が出ます。

勿論、時と場合にも依りますが、

そういう何度か行われる機会の中で、

その人の確率が分析されます。

更にはその時の状況まで分析の対象とした場合、

人気が多い時は拾わないが、

人気が少ない時は拾う。

という状況で一貫した行動が見受けられると、

その性格的な癖も把握できます。

これらはある意味CIAやらと言ったスパイ組織が、

他国の要人たちの性格などを

分析する際に用いる手法でもあるのですが、

これらの情報をプログラミング化して

仮想の想定人物を生み出すレベルの技術は、

既に市場にも出てきたと思われます。

 

ただし、あくまで仮想であり、

推察と癖を統計化したものでしかないので、

その人物が確実に

その回答通りの行動をする保証はありません。

実際は駆け引きなどや警戒心といった作用も生じる話で、

アメリカがプーチン大統領が

ウクライナでの戦争に踏み切ると予測できなかった流れでも、

人間の行動は単純ではないという事は言っておきます。

 

しかし…当人の行動は別として、

その人物に見えるようにするという意味では、

騙す対象がその本人でないため、

寧ろ簡単に機能するという事でも有るのです。

 

また人間には表と裏があるものだと

疑う人も多いと思います。

例えば実際には考えられないと先ず言っておきますが、

実直なイメージの池上彰氏が、

実は裏で金勘定して情報を取り扱っていたなんてのを見たら、

一気に信用を無くしてしまう流れになると思います。

これがフェイクの動画として流れたら、

信用してしまう人も多々でると思われます。

それがフェイク動画である証明できれば別ですが、

証明が難しい状態であったら、

本人が否定しても中々疑いが晴れない状態に陥ります。

 

勿論、池上彰氏の言動であり伝える姿勢を

正確に分析できるレベルにある人は、

フェイクニュースの様な事は99%有りえないと思います。

ただ、それでも1%程度の可能性は否定できないのも事実です。

 

ここまでが第一段階のフェイクの時代です。

 

第二段階になるとフェイク被害が横行して、

フェイク動画を警戒する動きがより活発化します。

今でもそういうムーブメント起っているのは事実ですが、

現状はまだフェイクと本物の区別がつく上での話と言っておきます。

本物とフェイクの区別が難しい状態に成ると、

場合によってはニュースでも誤って扱う事態が発生します。

恐らくBBCなどの報道はこの時点で

外部からの情報提供の扱いに

更なる慎重な姿勢で取り組む形にシフトすると期待します。

 

今でも、ウクライナとロシアの紛争に関して、

ウクライナよりの報道は緩く、ロシアよりの報道は厳しくという、

情報への曖昧な姿勢が生じています。

いわば第二段階では

政府のプロパガンダ性が強まりやすい状況が

生じるという事に成ります。

いわば一般人の知識や情報精査能力では判別できない状態で、

それを利用して政府のお墨付きが

その信ぴょう性に必要に成ってくる訳です。

X(旧ツイッター)に於ける情報の取り扱いで、

イーロン・マスクが分別するのを拒否した理由は、

こうした関係を警戒しての事なのかとも理解できます。

 

また政府の不正疑惑などの情報も

逆に曖昧にすることも出来る流れが生じる可能性も有ります。

 

そして第三段階では最悪、

人間の情報不信が横行し、

無秩序な時代の到来が考えられます。

またはもう一つの最悪は、

政府による完全監視体制の時代で、

人々は自由とプライバシーを奪われてしまう時代の到来です

 

AIの進歩はいい意味で人々は期待を寄せていますが、

現状悪い意味での進歩の方が早く進む可能性が高いわけです。

また、今の流れから、

昔の冷戦時代のように大国同士の対立が鮮明化されると、

フェイク情報を利用した攪乱工作が横行する時代が考えられ、

今のアメリカで起こりつつある二極化対立を煽ったり、

政治不信を煽ったりといった形で、

国が分断され秩序崩壊の危険性も生じてきます。

 

世界が一つに上手く纏まり、

そのフェイクの利用が犯罪グループに限定される方が、

まだ世界人類の希望は保たれるのでは思うのです。

 

戦争が何故起こるのかという話を年末にしました。

なぜ戦争が起こるのか… | ショーエイのアタックまんがーワン (ameblo.jp)

 

戦争で起こるゲーム性の意味で、

人は自分が支配者になる為にあらゆる手段を模索します。

その手段が平和的に進むものであるのなら望ましいが、

人を騙し、人の不幸を利用して成し遂げようとするものなら、

それに決して加担するべきではないと言っておきます。

彼らは「最終的には」

と、キレイごとを述べるでしょう。

「戦争に成っても最終的には勝てば理想の世界が実現する。」

こんな感じで自分たちを肯定します。

 

ハッキリと言っておきます。

彼らには平和的に解決する発想が無いゆえに、

対立を煽って戦争へ引き込み、

敵を根絶やしにするしか考えられないのです。

 

犯罪に成る事も手段を選ばずが彼らの手法なら、

犯罪に成った時点で彼らを根絶やしにする方が、

寧ろ平和的とも言えます。

 

言葉の違いはあれど、

一方は無秩序を煽り、

もう一方は秩序の中での話をしているだけなのです。

 

こうした違いを人の行動を見て判断できる力が無いと、

人々は決して平和を維持することが出来なくなると言っておきます。

 

難しい部分でも有りますが、

基本、戦争や対立を煽る人を信じてはいけません。

ミサイルが飛んで来たらどうするという話の前に、

ミサイルが飛んでこない状態をどう構築するかです。

ミサイルを飛ばす方としては、

自分たちが弱気になると

相手が戦争を仕掛けてくるという

ある意味低俗な警戒感を抱いている事も理解した方が良い。

それに対して同じ低俗な発想で、

敵は戦争を望んでいるという発想は、

同じ程度の知能しかないレベルと言っておきます。

 

ミサイル防衛の議論に対して、

必要ないという話でもないのです。

それはそれで言えばいいのです。

相手が煽るから、

念のために防衛力を高めておく必要性が出るだけ、と…

別に相手が戦争を仕掛けてきたらどうするという議論は要りません。

 

寧ろ、相手には無駄な国費で

防衛に備えなければ成らなくなるから、

平和的にやりましょうと伝えて、

その方向性が見えないなら、

「戦争をする気はないが、

防衛は強化して備えるという議論は当然の状況だ!!」

という話で留めておけばいい。

これを

中国が台湾有事を発生させたらどうする?

とか、

北朝鮮が再び朝鮮戦争に踏み切ったらどうする?

という話は必要ないわけです。

 

こうした低俗な議論が出れば、

相手は「日本が理由を付けて戦争をしようとしている。」

とも感じる事態に成るわけです。

 

AIの話で言葉の認識を説明しましたが、

言葉は本来、

自分が意図したい意味では伝わらない事が有ります。

また人間同士だと言葉から相手の真意を読み取ろうともします。

そこに推測や憶測も含めて多重に解釈もします。

なので…あえて名前を出しますが、

朝まで生テレビに出ていた片山さつきの様な言動は、

無知無能に聞こえるのです。

本人は中国が怖いから防衛するべきと言いたいだけですが、

頭が悪いのか、

その言葉には、

中国との戦争を想定して軍備を備えるという意味に成ります。

中国からすれば、この片山さつきを代表に、

日本の政治家は中国と戦争をするために

軍備を増強しようとしているとも聞こえるわけです。

これは寧ろ米国の政策、

そしてその同盟国にある日本の立場を考えなければ成りません。

台湾の問題も台湾を反中政策に向けさせている状況では、

日本の政治家の警戒心からの言葉は、

警戒心を通り越した意味で、

中国の主権を脅かすための軍備と考えられても

可笑しくはないのです。

 

これを平和ボケした人たちは、

「中国が勝手に勘違いして草」

みたいに言うけれど…

それで戦争に成ってミサイル飛んできて、

仮に日本が劣勢になる事態にまで発展したらどうするの?

という話です。

 

田原総一朗が最後に言った言葉、

日本は米国に協力するが戦争はしない。

この姿勢を貫いたうえで防衛の話をしないとダメという事です。

まあ、当ブログの持論でもある事はご存知だと思いますが…

恐らくこの意味を理解できる人も

少ないのは残念な話でもあります。

 

AIのフェイクに脅かされる以前に、

人間のフェイク(偽物)に翻弄されるようでは、

この先が心配に成るだけです。