パレスティナ・イスラエル問題…誰が一番悪い? | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

先週この件で長文をしたためようとしたけど、

文字制限でアップできませんでした。

1万6000字程度だったのですが・・・

何故だろう…

 

なのでちょっと短めにして書きます。

 

今回のハマスの攻撃はテロと表現しても良いです。

しかしテロだからハマスが一方的に悪いかというと、

そういう意味でもありません。

 

この問題をイジメ問題に絡めて考えてみましょう。

最近のネットなどでよくある「イジメ」。

直接的な暴力ではないが、

精神的な暴力という意味で認識されつつあります。

今までのイスラエルの行為は、

むしろパレスティナへの精神的暴力を

繰り返してきた事に有ります。

 

精神的な苦痛を受け続けてきて

 

特にヨルダン川西岸への入植行為などがこれにあたり、

パレスティナとの停戦合意上の明確な違反ではないが、

双方で領土問題を後日交渉するという点を利用し、

パレスティナ側の領土を

徐々に侵食していく流れでしかない点が問題視される話です。

イスラエルの理不尽な行為、特に入植行為によって、

パレスティナ側の領土を侵食した訳です。

こうした司法上の訴えも、

イスラエル政府の裁判所がイスラエルよりの判決で、

パレスティナ側の主張を理不尽な形で棄却したり、

そうした返発を恐れてモスクを封鎖したりと、

ほぼイスラエルによる「イジメ」が横行した状態に成るわけです。

そうした精神的な苦痛に追い込んだ状態で、

それに耐えかねたハマスが

暴力的な行動に訴えたという流れに成ります。

 

では…暴力を振るった方が悪いのか?

それとも暴力に訴えるまで追い込んだ方が悪いのか?

 

そういう話でもあります。

勿論、ハマスの行為はテロですが、

彼らがジハードの精神で命がけの反抗にでた点は、

理解されなければ成りません。

 

平和的に交渉を進めて行こうという過程を利用して、

相手の領土を入植行為で侵食するのは、

戦闘行為の無い侵略で、

南シナ海で中国が行う行為も同じ様な話です。

 

イスラエルのこうした行為が容認または黙認される状況下で、

中国の行為は批難を浴びる。

ある意味、中国はそういう状況の当てつけで

やっている可能性も有ります。

いわばイスラエルが原因で

国際社会の明確な不当行為に該当する

入植行為の基準が定まらないわけです。

 

更に今回の問題の焦点にも上がるガザ地区に於いては、

外部からの支援を管理する意味で、

閉鎖状態にしている場所です。

これも中国のウイグル自治区の話と比較して

考えても良いと言えます。

 

ガザ地区はそこを支配するハマスによって

確かに今回の様なテロを起こす危険性があります。

ウイグル自治区も中国にとっては同じ危険性のある場所です。

実際に情報が錯綜して

ウイグル問題は酷い状況の様に報じられるが、

現実的な報告書を吟味すると、

中国はウイグルの人の生活向上も

支援してのものであることが確認できます。

国の安全保障上の意味で抑圧している部分は、

実はイスラエルのガザ地区の話と似てはいますが、

イスラエルは寧ろガザの生活レベルを

貧困状態のまま放置している感じに見受けられます。

 

勿論、国の治安という意味での安全保障上の理由で、

対策を講じての事は批難できません。

ウイグル人がテロを起こせば、

中国も中国人(漢民族)の安全が、

イスラエルもイスラエル人の安全が脅かされる点で同じです。

 

ただ、ウイグルの人々も抑圧された状況下での生活は、

精神的に苦痛を感じるわけで、

それはイスラエルのガザ地区の人々も同じなので、

人権問題で考えると難しい話に成るのは当然です。

ただし…一般的な見識では…と、言っておきます。

 

【中国を擁護すると日本人は理解しようとしないが…】

ウイグルの問題は

一概に中国政府の抑圧が正しいとは言えません。

ただしイスラエルのガザ地区のものよりか、

現状マシなのです。

 

双方とも安全保障上の対策として、

ただ単に野放しにするわけには行かないのも事実です。

しかし中国はウイグル人の生活水準を向上させ、

経済活動による中国化の利点を実感させる形で、

暴力的な反発心を緩和させる方法を講じています。

日本やアメリカでは

この中国化を人権侵害として問題視してますが、

ここはイスラエル同様にテロ抑止という

安全保障が優先順位の上位で理解するべきなのです。

 

逆にガザ地区に対しては閉鎖状況を用いて、

ガザ地区の生活レベルも抑圧している訳です。

逆にユダヤ社会への同化という政策は寧ろないわけですが、

現状の結果として、

ガザ地区の暴力的反発は抑止出来ていないという、

皮肉な結末に発展した訳です。

 

【犯罪抑止の効果順位】

テロなどという暴力的な犯罪に限らず、

様々な犯罪を抑止する意味では、

貧弱化<恐怖<生活向上

の順位で効果が大きく変わります。

 

[貧弱化政策]

貧弱化は活動できる労力すら奪う意味で、

ほぼ人間を活発に動けない状況下に貶める話です。

勿論、窃盗などしてでも

生きて行かなければ成らない社会状態ですが、

権力に反抗するだけの気力は削がれるものと成ります。

金正日の頃の北朝鮮がこれに近い形でした。

また、ある意味イスラエルが入植行為を行う際、

パレスティナ側の人々が貧困で苦しんでいる方が、

お金を積んで土地を買うという形が成立しやすく、

そうしてパレスティナ領を削る方法も使えるわけです。

逆にパレスティナの人々の経済力が安定すればするほど、

そうした入植行為はやりにくく成るわけです。

ただし、パレスティナ自治政府が

土地のそうした売買を禁止している場合、

イスラエルの行為は不法行為に該当するもので、

こうした入植行為の正当性は無くなります。

 

[恐怖]

恐怖は我々社会にも該当する意味で言える話で、

権力による統治です。

それは法による統治も同じで、

犯罪者として罰せられたくないのなら従えというものです。

先進国では法律に逆らう行為は、

犯罪として罰せられるという恐怖心を市民、国民に与えて、

抑止している状態です。

勿論、法律に恐怖心を抱いている実感はないでしょうが、

法律で禁止されているから守るという概念が、

ここで成立します。

無論、独裁者の社会でもこれは一緒で、

より強硬な形での統治に変わるだけです。

法律に違反することは国家に逆らう事と成るわけですが、

先進国ではこの度合いが比較的寛容で、

独裁的な国家では

より厳格なものとなる違いが生じるだけです。

 

[生活向上]

先進国では寧ろこちらの度合いが強いため、

寧ろ法による恐怖心は無くなると言えます。

いわば生活が十分賄える環境下で、

あえてその生活を捨てるような犯罪に手を染めないという、

自己リスクの意識が犯罪抑止として機能する訳です。

言い方を変えると個々の自己制御力によって

社会が安定した状態で維持されるという事です。

 

今、普通の生活が出来る状態で、

あえて犯罪を犯すリスクを取りますか?

 

いわば一番自然な形で自己抑止が成立する状態です。

勿論、脱税とか着服という欲望を増幅させた犯罪は、

むしろ抑止しにくい環境に成るでしょうが、

安全保障上の殺人、暴力という行為は、

かなりの意味で抑制されます。

逆に生活力の低下は犯罪を産む訳で、

生きるためのリスクが

刑務所に入っても変わらないとなれば、

自己制御する意識も低下する流れに成ります。

これが貧弱な生活に成ってくると、

生きて行くリスクと死ぬことの狭間にまで落ち込むため、

そうした暴力的な反抗が組織されやすくなるのです。

 

まあ、長くなるのでここら辺で〆ますが、

いわばガザ地区の人々が豊かな生活を送れるように、

イスラエルがもっと配慮して考えていれば、

ハマスの行為はガザの市民から

正当化される状態に成らなかったという事です。

逆にガザの市民が貧困な状態で放置される故に、

ハマスの行為は正当な反撃行為として、

かれらから支持されるわけで、

ハマスに人的なサポートをする人も多く出るわけです。

 

なので…全ての元凶は、

イスラエル政府の人道を考慮していない政策が、

今回の悲劇を齎した結末で、

イスラエルの国民であり、ガザの市民は、

その失政の犠牲となった形ということで伝えるしかないと言えます。

 

古い時代の政治理論と違って、

既にグローバリゼーションのよる

世界経済底上げの効果で、

実は何が戦争やテロ、または犯罪抑止に効果的なのかは、

実証済みの状態にあるわけです。

 

バイデンの様な無知な人間では、

人類社会の進化の流れに全くついてこれてないだけなのです。

これはイスラエルのネタニヤフも一緒。

日本の政治家のほぼ9割、欧米の政治家も7割が、

人類社会の進化に無知なまま、

古い体質でおごっているだけの馬鹿なのです。

 

彼らではこうした戦争を止めるどころか、

より過熱させるだけなのです。

それで平和とか人道とか、

口だけで言っていて済まされると思っている。

結局はダブルスタンダード。

イスラエルは良くて、ロシアはダメ。

同じ流れでロシアがあえて国連で皮肉っているだけの事を、

ロシアのダブルスタンダードだと逆に皮肉る始末。

 

正直、今回のイスラエルの件で、

世界中にバイデンの無知さと偽善性が露わにされた話。

今更どうあがこうが、

世界中は表立って言わないだけで、

アメリカの信用はがた落ちです。

 

アメリカの掲げる自由と正義とは、

 

自由は人々の尊重の上で成り立つもの。

他人の自由を尊重することで、自分の自由は干渉されない。

そこに個人個人の自由が成立するのです。

これ国連の内政不干渉も

ある意味国家同士の尊重に成るわけです。

キリスト教が主体の欧米に言うなれば、

「自分を愛するように他人を愛せ」

とは、正にこの自由を意味する哲学に成る事を、

よく理解して学ぶべきなのです。

 

正義とは公正明大な判断にこそ正当性が与えられる。

理不尽なご都合主義で善悪を語るだけの人間に、

正義を論じることは出来ず、

全てが自分の都合の偽善でしかないのです。

公正明大さの欠ける偽物の正義では、

それに反抗する側にも正義が成立し、

双方は議論することなく戦いで決着をつけるしかなくなる。

公正明大であればその正義に反抗する者は大義を失い、

自然と勢力を失っていくのです。

そしてその正義を

公正明大なものとする為の議論は奨励されるべきで、

議論で決着がつくのなら寧ろ戦いによる犠牲は必要ない。

孫子の兵法で言うなれば、

「外交を最上の策とし、戦争は最終手段であるべきだ」

という言葉の神髄は正にここにあるのです。

 

こういう事すべて理解しないで政治をしているから、

戦争はいつまで経っても無くならないのです。

 

平和を論じるのなら、

先ずは戦争に成らない形をよく考えるべきで、

戦争をするのが平和を乱すと言っている時点で、

人間を知らない無知の言動でしかない訳です。

 

戦争になれば…

イスラエルの人々はハマスの行為を許さない訳で、

ガザの人々はイスラエル政府の行為を許さない。

戦争の恐ろしさは

犠牲に成った人の話よりも、

寧ろ生き残った人達が抱える怨恨が根付くことに有るのです。

この怨恨が再び戦争の火種となる。

これらを終わらせるには、

双方に新たな生活とともに未来に希望が持てる生活を

与えることでしか解決しないのです。