どうも…ショーエイです。
ウクライナの根本的な問題を多くの人が勘違いしてます。
何故…イーロン・マスクが
スターリンクの使用でああいう態度に出たのか…?
根本的な理由を知っていれば、
彼の行動は妥当に感じるはずです。
その根本的な理由とは…
情報を知らない人たちは、
ウクライナがNATOに加盟していないから
ロシアが侵攻してきたなんて
平和ボケした形で理解しているでしょう。
そもそもが逆です。
ウクライナがNATOに加盟しようとしたから、
ロシアは戦争を起こさざるを得なかった訳です。
寧ろウクライナでNATOに加盟する議論すら無ければ、
ロシアは戦争を仕掛ける事は無かった訳です。
頭の悪い人たちは、
相手のリスクテイクの度合いを計りません。
リスクテイクとは…
ロシアにとってどういうリスクが有るかです。
先ず、欧州がNATOの拡大をせずに、
平和的な関係をロシアに求めていた場合。
ロシア経済の発展を考えれば、
欧州とあえて揉めるような軍事行動は
無駄なリスクに成ります。
なのでこの時点では平和>戦争に成ります。
逆にNATOの拡大が鮮明に疑われる場合、
ロシアにとってのリスクは…
ロシアの影響力の低下です。
また、欧米の中国へ対する態度などから、
欧米のロシア内政への干渉の強化が疑われます。
ロシアの独立性でありロシア中国としますが、
彼らの価値観の保持と影響力の保持の意味では、
自国の経済活動の保持とで
天秤に掛る事態と成るわけです。
その中で、対欧米>経済維持という意味で、
自国のアイデンティティ優先で思考が働くのです。
故に戦争>平和という図式に成るのが
当然の流れです。
勿論、米国務省の人間が
この図式に気づかない方がオカシイ訳で、
この図式が成立するような外交を行う場合、
偽計としてロシアを嵌める形が見えてくるのです。
今、現状の状態に嵌めたかったから
そういう流れに導いたという話なのです。
なのでここまで計算できる人からすると…
最終的にアメリカ・バイデン政権が中心と成って
NATOと吊るんでロシアを挑発したという事を理解します。
いわば…どうして意図的に
平和を破壊する方向へ導いた人間を
指示できるのかという話に成るのです。
実際の戦争(戦闘行為)を仕掛けたのがロシアだから、
ロシアが悪いと言っているのは…
平和を維持する意味すら理解できない人たちの、
愚かな見識でしかないという事なのです。
結果…ロシアを批難しても戦争は
既に1年半以上も続いている訳で、
落としどころも見えない状況に変化は有りませんよね。
野球やサッカーの試合の様な感覚で、
ウクライナを応援したところで、
戦争で死ぬ人は増えるだけです。
それで…ウクライナを支援しましょう?
フザケルナ!!
先ず、バイデン政権に地獄を見てもらって、
この問題の責任を取らせた方が、
終戦に近づくのではという感じかも…
では…世界的なリスクで考えた場合、
国連の常任理事国として
ロシアと中国の価値観で賛同が得られない状態は、
平和的にリスクなのか?
アメリカが戦争をしたいという意思に対して、
中露はNOを言います。
米国が中露を説得するだけの材料がないから、
中露はNOを言うとも考えれば、
それはそれで戦争と言う手段を遠ざけれる。
かと言って…人権問題で考えると…
調査不十分な状態で
米国の戦争を指示する方が平和的なのか?
戦争と言う手段は安易な方法で、
疑義の有る政権を打倒できます。
しかし…戦争で被る被害を考えると…
その手段の人権問題は考慮されません。
これで人権問題が解決するの?
アフガニスタンの様に
タリバンに政権が戻る事態が発生して、
結果、戦争被害の人権は…
まあ、アフガニスタンに関しては
アメリカとしてはテロ組織壊滅に繋がったので、
あの戦争は戦争で米国の安全保障という意味で、
大事だったとも言えるので難しい話ですが、
では…イラクは?
米国では無いにしてもリビアは?
戦争を安易な手段として認めない状態の方が、
国際的に平和を維持する意味で良いのではという話です。
なので…中露を説得できなければダメでも良いわけだし、
中露を含めて
もっと建設的に平和維持の議論を深める方が、
国際社会が団結しやすい状態に成るのでは…
グローバル化によってそういう関係性の構築も、
ネットや文化の繋がりで新世代の価値観の共有も、
出来る時代が来ていたのに…
平和ボケしている人たちは、
情報の裏側を理解すらしてません。
いわばウクライナで起きた2014年のマイダン革命。
この裏でNATOとロシアの駆け引きが生じていた訳で、
ロシアは大統領選の再選挙の前倒しという形で、
実は欧州側と調整していた訳です。
それを覆して革命を扇動する形が伺われ、
欧州側がロシアを出し抜く形で
当時のヴィクトル・ヤヌーコヴィッチ大統領の追放を認めたた為、
欧州いわばNATOとロシアの戦争の火蓋が切られたわけです。
この流れでロシアはクリミア半島を抑える形で
対抗した訳ですが、
欧米はこれに対して経済制裁を用いて
より事態を悪化させました。
そもそもこの2014年の出来事の時点で、
戦争に発展しない選択肢は十分にあったわけです。
そこでロシアは経済制裁に対して
ドンパス地区の問題を切り出します。
ここでミンスク合意成るものが出てきますが、
この合意の成立で
お互いが一旦は緊張状態を解こうという
試みでもあったわけです。
しかし…ゼレンスキーがこの合意を認めず、
米国のバイデン政権もその姿勢を擁護したから、
ロシアとしてみれば結局は戦争状態の継続・・・
いわば冷戦時代をぶり返す流れと言う形で、
雌雄を決する覚悟を決めた訳です。
さて…戦争に発展させない選択肢があったにも関わらず、
結局は戦争に発展する選択肢で
事態を悪化させた馬鹿は誰かという話です。
アメリカ一強で
ローマの様な支配拡大を指示する方が平和なのか…
それともアメリカが盟主という立場で、
中国やロシアも含めて、
世界全体を調整して纏める方が平和なのか…
ただそれだけの違いです。
現状、ウクライナを指示する人たちは、
アメリカ一強の
ローマ支配を指示している様なものであることを理解して、
この問題を考えて欲しいです。
まあ…中国が嫌い、ロシアが嫌い。
1980年物の残飯…
いわば冷戦時代の先入観が先行する世代には、
理解することも無理な話なのでしょうが…
結局は、この旧世代の残飯が
戦争を引き起こしているに過ぎない事を
理解して見ても良いのではと思います。
日本のメディアまで揃って残飯脳みそだから、
事態を悪化させる事しか考えないのです。
彼らは臆病すぎるのです。
価値観が違う人を信用できない。
でもね…自由を守る意味では、
価値観の違いは許容して認め合うことが大事です。
その上で自己の権利は主張して、
お互いの権利が尊重されるように調整するのが、
自由を守る交渉でありネゴシエーションなのです。
国連には内政不干渉があります。
これは国同士の内政問題は
タッチしないようにという意味です。
いわば各国の内政はその国の権利として
自由が保証されています。
それに触れて内国の政治範疇で制裁を行うというのは、
すでに間接的に内政に干渉する行為に成るのです。
こういう行為が不当に成らない時点で、
平和は訪れません。
勿論、国連憲章には人権保護も存在します。
ただしウイグル問題の様にテロ行為を行った事実と、
それを内政問題で対応する中では、
様々な行き過ぎも発生する訳ですが、
そういう中で国連憲章の人権問題上で、
中国側と調整して行かなければ成らない訳ですが…
強引な経済制裁をチラつかせるアメリカの様なやり方で、
中国側が素直に応じる事は考えられないのも事実です。
まあ…交渉内容も米国は人権問題ばかりを挙げて、
中国側のテロ抑止という
内政上の治安維持の点を理解しようとしない事から、
平行線しか辿らない交渉でしかないのも事実です。
で…こうしてお互いが喧嘩腰になる状態は…
平和的と言えるのか…
それとも最終手段の戦争へ向かう流れなのか…
合理的に考えればバカバカしい話と成るわけです。
イーロン・マスクが合理的に平和を考えるなら、
恐らくこうした詳細は理解している訳で、
彼の行動は
不合理な世論を皮肉っているという事なのでは
という話です。