どうも…ショーエイです。
正直、ペレ選手にはもう少し長く生きててほしかった。
まだまだサッカーの世界で色々な影響力を与えて、
選手たちを鼓舞する存在として居てほしかった。
メッシ選手と言う21世紀の新たな王の誕生から、
2週間足らずの出来事だったわけですが、
彼は新たな王の誕生の瞬間を見届けて、
何か吹っ切れたように姿をけした・・・
彼の死に際を美しく表現するなら、
こういう言葉が一番素敵なのかな。
とは言え、メッシ選手の誕生は2000年以後の21世紀。
正直な話、
誰が史上最強かを決めるのは難しい事なので、
世紀を分けて見る方が良いと思います。
既に、20世紀に存在した名選手4名が
お亡くなりになってしまった。
残るのは…ベッケンバウアーかな。
ボビー・チャールトンも含めたい話だが、
彼はその他名選手の筆頭という形で、
個人的に線引きさせてもらいます。
ペレ選手やディス・テファーの選手。
また実を言えばクライフ選手も現役を知らない筆者ですが、
ここはクライフ選手の表現を用いて、
二人の違いを語らせてもらいます。
クライフ選手は
ディ・ステファーを最高の選手として表現してます。
以前にも説明しましたが、
ディ・ステファーの選手は
チームをまるでオーケストラの指揮者の様に支配したと言います。
いわば司令塔として凄ったという表現ですが、
でも今でいうとポジションはフォワードです。
その一方でペレ選手は
一人の兵卒として最高だと表現してます。
ただし・・・現在、クライフ選手もお亡くなりなっているので、
勝手ながらこの表現を心理的に調整すると…
クライフ選手は、
現役世代としてペレ選手は近く、
技術面でも対抗心を抱くレベルにあったため、
世代として憧れの残る
ディ・ステファーの選手を最高としたかったのかも…
そういう表現として伝えます。
これは今のエムバペ選手が、
まあ、本人はそう表現してませんが・・・
メッシ選手よりジダン選手の方が凄かった
と言う雰囲気に近いのかもと理解しても良いと思います。
【記録だけでしか伝わっていないペレ選手の偉大さ・・・】
ワールドカップ3回優勝の経験者として、
唯一ブラジル代表として残ったのが、
ペレ選手のみだった。
内2回にはガリンシャ選手とヴァヴァ選手などが居ます。
だからペレ選手は凄いのか?
否!!
それは…彼を歴史に残す為に齎した数字でしかない。
現役世代を知るセルジオ越後氏は、
ペレ選手を最高と言い続けています。
勿論、憧れが先行した部分もあるかも知れませんが、
少なくともそう思い続けるだけの凄さが
ペレ選手にあったのだと先ずご理解いただけたらと思います。
ペレ - 王のフットボール ( Pelé - The King of Football ) - YouTube
上の動画を見るとペレ選手の凄さが見れますが、
メッシ選手の凄さと動画で比較するのは難しいです。
一般的には同じレベルに見えるから…
でも…動画に残る全ての技術面を分析して
現代風に表現するなら…
メッシ選手にネイマール選手のテクニックと、
そして若いころは
エムバペ選手のスピードを兼ね備えたのが
ペレ選手と表現します。
勿論な事ですが…
実はメッシ選手も
ネイマール選手の様なテクニックは使えるとも言えるのですが…
達人の領域という表現で伝えるなら…
これに如何に無駄なく敵を翻弄するかが大事といえます。
余計な動きを省いて、
最小限の技術を駆使して、
敵の裏を突く
実は、全てのスポーツの極みは、
フェイントでありトリックプレイはあまり必要ありません。
フェイントやトリックを用いるのは、
瞬発力という瞬発的な判断力を補うものでしかない。
いわば相手を翻弄して隙を伺うのがこの部類です。
しかし…相手が翻弄されずに冷静に居たのなら…?
そうなると…フェイントの効果が薄れますが…
それでもネイマール選手のトリックに反応するのは
ディフェンスでも相当な達人しか出来ない領域と言えます。
普通の人はここで思考が止まります。
でも…究極を求める人は…ここの先を求めます。
ただし…究極を求められる人は…
いわば誰よりも瞬間的な判断と動作が早い人に限られ…
天才の中の天才の領域であることはご理解いただきたい。
究極の世界では…
相手がバランスを崩した瞬間に隙をつくことが最強。
その見極めとそれに対応する技術のみを追求するのです。
いわば相手がボールを奪いに足を出して来れば
相手はその分バランスを崩します。
その崩れたバランスから
次のモーションに移るまでの動作の限界を見極めて、
自分が動くべき場(場という科学的な表現を持ちます)を、
瞬時に見極めるのです。
更にはこれはメッシ選手もやる事なのですが…
相手が出来ない限界…
例えるなら相手よりも遠い場所にボールがあれば、
そのボールは自分に有利な場に存在する
と、言う極めて単純な論理で、
如何にここを制するかで判断します。
なので…たった数秒の中で・・・
3人、4人を相手にした際、
これらの判断を同時に行えるかが
極みであり、達人の領域に成るのです。
こうした判断が出来ても、
結局は自分の体が
それに応じて動かなくては意味が有りません。
実はスポーツ選手でなくても、
こうした極みの判断が出来る天才は存在しますが、
そういう人は寧ろゲームというeSporsの世界でなら
活躍できると言っておきます。
寧ろその判断で体を動かして
スポーツの世界で君臨することが如何に凄いか…
そう考えるとメッシ選手の凄さはより理解できると言えます。
【極みでのメッシ選手とペレ選手の差】
実はこの差を表現するのは既に適正では無い事を伝えます。
実際に本人も他人もその差を論じる事は出来ないのですから。
ただし・・・その差を表現するなかで、
ペレ選手最高と感じる人の贔屓(ひいき)な部分、
そしてペレ選手でありメッシ選手の極みを
今後超越する人に伝えるいみでここに記します。
極みの領域でより豊富な武器を持つ・・・
いわば動作が多彩であればあるほど、
その極みで無双を展開できる。
こう記せば誰でも理解できる部分に成るでしょう。
この多彩な武器の部分が、
ペレ選手の方がメッシ選手より豊富だった…
もう既に妄想の領域の話になるところです。
ただし…メッシ選手のドリブル突破の映像の中に、
所々でネイマール選手が使う様な動きが加わると…
何か凄くない!!
これがペレ選手が持つ凄さと伝えておきます。
上に記した動画には
そんな雰囲気が伝わるものと見直してみれば、
ある意味ショーとしての魅力は、
最終的にペレ選手の方が凄いようにも感じる所です。
これは実はマラドーナ選手とメッシ選手を比較しても、
何となく伝わる部分でもあります。
冗談ぽく言わせてもらうと…
リオ君…君は地味だね
天才の領域の話だとこういう感じに成ります。
ただし・・・達人の領域の話では…
無駄な事せずに、最大限の機能のみを優先すると…
まあ地味な動きの連動が一番隙の少ない動きになる。
とは言っておきます。
まあ…格闘技で回し蹴りあえてぶち込むと、
確かにショーとしては冴えるけど・・・
他のモーションで確実にもっと強いダメージ出せるなら、
そっちを使う方が隙が少なくない・・・
ある意味、そういう所です。
いわば最終的にサッカーをショーとして比較すると、
ペレ選手の方がメッシ選手より凄かったという所で、
実はこの部分では
マラドーナ選手の方がペレ選手より上手かったという、
3人の関係性をこういう形で表現しておきます。
このショーという部分で表現してますが…
実用的な意味でいうなれば、
意外性を齎すクリエイティヴィティな部分と伝えておきます。
意外性な部分は、
心理的で場の時間を止める効果があり、
まあ・・・
「えっ?こいつ何してんの?」
という相手に対応を惑わせる
戦術的な要素として伝えておきます。
メッシ選手の様に真面目なプレイだと…
遊びが無い分、「えっ」という部分が少なく成りますが、
それでもボールを一旦止めて
状況を見極める時間として同じ場を活用している事は、
知っておく必要性があります。
でも、この「えっ」と思わせる惑わしの効果は、
有るのと無いのとでは空間の雰囲気と、
時間が止まる…いわば選手の動きを止める効果として、
大きな違いが出る事は理解しても良いと言えます。
なので、この部分ではネイマール選手の方が、
メッシ選手より上手いと言っておきます。
【結果として考えるペレ選手の偉大さ】
こうして色々な事を分析して行くと、
メッシ選手とネイマール選手の要素を
極めてバランスよく兼ね備えたのが
ペレ選手であるということで理解いただけたらと思います。
因みに…
ペレ選手とディステファーの選手に極めて近かったのが、
実はマラドーナ選手なのです。
いわばディステファーの選手のオーケストラの指揮者
という表現で他の選手の使い方が上手いという部分では、
マラドーナ選手の上手さは際立っていました。
その上で個人技も半端なかった訳です。
でも、一人で局面を打開できる力の部分では、
やっぱりペレ選手の凄さには及ばないという事。
でもチームスポーツだから…
そうなるとマラドーナ選手の方がやっぱり・・・
いえ・・・
全然役割が違います。
ある意味、
ペレ選手は自分の動きで
得点に結びつける事に長けたという表現で考えると、
味方からパスを貰う点では最強です。
いわばフォワードとしての極みです。
マラドーナ選手場合、究極に違いを表現すると、
自分の存在で味方の場を活用して
得点に繋げることに長けた選手に成ります。
いわばミッドフィールダーとしての極みですね。
ただし…両者ともほぼ同じレベルで
両者の特徴を生み出せる点は忘れないでほしいですが、
究極に違いを言うなればそういう違いという事です。
そう考えると・・・メッシ選手は寧ろペレ選手に近く、
実はマラドーナ選手の後継者は未だに存在しないのも事実です。
クライフ選手もペレ選手に近いと言えるわけですが…
クライフ選手がディ・ステファーが最強と言った意味は、
実はディ・ステファーノ選手とマラドーナ選手のスタイルは、
中々出てきにくいものであるという意味で、
凄いと思って良いかと思います。
まあ・・・今後の選手が目指す部分としては…
ペレ選手とマラドーナ選手またはディ・ステファーノ選手を
合わせた様な存在にる事ですが…
正直、エムバペ選手もペレ選手に近く、
マラドーナ選手、ディ・ステファーの選手に近い選手が
今後出て来れば
ペレ選手の系譜対マラドーナ選手の系譜で
面白いかなと思います。
ただし…何れにしても‥・
相当な才能なしには語れない話です。
因みに…チームのモチベーションを上げれるのは、
マラドーナ選手のスタイルで、
逆に究極に得点に結びつけるのはペレ選手の系譜です。
双方が同じチームに存在したのなら、
そのチームが最強という意味で成立する話で、
よく考えたら…一人の選手が併せ持っても…
結局はチーム次第で
どちらかのスタイルに成って行くのが
サッカーというチームスポーツなのかも知れません。
とはいえ、ペレ選手の偉大さがこれで伝わるならと思い、
改めてご冥福をお祈りします。
【追伸】
実はペレとマラドーナはショービジネス的に
仲悪い演出をお互いにしていた様で…
内心的にはお互い尊敬し合い、
多分、凄いベストフレンドになれたと思う。
まるでシュワちゃんとスタローンみたいな感じ。
Veja a canção que Pelé fez em homenagem a Diego Maradona - YouTube
二人がテレビ番組で共演を果たしたという
ニュースの動画ですが
お互いの目を見るに、
すごく素敵な関係だったのだなと改めて感じるものです。
きっと今頃、二人は天国で、
酒を酌み交わしながらどちらが最強かを、
冗談交じりに語りあっているのだろうな…
そう想像してしまいます。
マラドーナはペレとの比較をこう言いました。
「ペレの母親はペレが最高というし、自分の母親は自分が最高と言うだろう。」
この言葉の裏には、
マラドーナは世間体
いわば世界が望むエンターテインメントの中で、
自分の口からペレへの憧れを語らなかったという意味でも
感じ取れることばで理解できます。
きっと次生まれ変わったときは…
どこかの世界で二人が共演を果たす。
そんなストーリーも面白いかなと思う次第です。