台湾問題…米軍は一線を越えて一安心。 | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

残飯議長ペロシの訪台・・・

実はあの時点で中国が軍事行動に出る事を、

米軍が一番恐れていたのです。

中国は寧ろチャンスを逸した。

 

とは言え、理性的に対処して、

中国の本心としては軍事的な解決は望んでいない。

そういうアピールにして世界に表明したかったのかも知れません。

 

ところが反米意識の高い人たちには、

心理的作用としては…

中国には期待できないというアピールに成っただけです。

 

【米軍が何故あのタイミングを恐れていたのか…】

あのタイミングで中国が台湾と米軍に宣戦布告したなら、

アラブや南米諸国の反米感情を

一気に煽る形で拡大させれたからです。

いわばバイデン米政権に不快感を抱く国が多数存在し、

それらが反米というより反バイデン政権に転じる

タイミングを見計らっていた。

 

実はOPEC+の会合がその同日に行われていた。

仮に中国が戦争を仕掛けたなら、

原油価格は更に高騰する要因と成り、

OPEC+の増産しない姿勢を鮮明にすることで、

バイデン政権は大打撃を受けることになったのです。

 

いわばロシアとウクライナの動向と合わさる形と成った場合、

米軍としては一枚岩と成っていないNATOの状態とは別に、

中国と戦争せざるを得なくなる。

更に中国との戦争でアラブに展開する部隊を

太平洋側に差し向ければ、

アラブで何かが起こった場合対応が届かなくなる。

またロシアに対抗するウクライナへの支援も難しく成り、

欧州の状況も含めると米軍としては

かなり混乱する状態だったわけです。

 

そういう状況下で米軍は反米感情を抱いている国々を

警戒して考えていたのです。

 

バイデン政権が間抜けなのは

米軍としてもどうしようもない事です。

ただOPEC+の国々、またサウジアラビアにしても、

現政権に好感を持っているとは考えにくいのです。

 

そういう心理状態ゆえに仮に中国が戦争を起こせば、

中国を盟主とする形の反乱が起りえたからです。

 

先ず・・・ロシアや中国とは直接関わらない意味で、

イスラエルとパレスティナ問題で

アラブ諸国がイスラエルに軍事行動を起こす可能性は有ります。

中国との戦争で米軍が

イスラエルをバックアップする体制は厳しく成ります。

 

ある種、そのタイミングで

ガザ地区での問題が発生した事実が有ります。

 

いわば中国が米軍を相手にしてくれれば、

アラブ諸国はガザ地区の問題を過熱させて、

パレスティナ擁護の動きで、

イスラエルに戦争できたと言えます。

 

ここでイランが主導する形か、

サウジが動くかでは

イランを動かして、

サウジは動かずに原油生産の状態で、

米国に揺さぶりを掛けた上で、

秘かに米国を苦境に陥れる算段だったとも考えられます。

 

【ところが・・・中国は躊躇した・・・】

いわば中国の動き次第で、

米国に一泡吹かせる事が可能だったわけで、

多少の時差は見越したうえで、

行動する気構えであったのも事実でしょう。

もし、中国が動いていれば、

ここで一気に反米感情が暴走した訳です。

米軍はこれを既に察していたのも事実です。

 

なので特にペロシの台湾訪問は

その狼煙を挙げる意味で絶好の事件であった。

 

しかし・・・中国が軍事行動を躊躇してしまった事で、

反米感情の灯は…実は一気に消火されてしまったのです。

いわば…中国へ失望したというより、

反米感情を抱く国々が

暗黙の了解で団結する機会が失われたという、

反抗へのモチベーションが無くなったという事です。

 

以後…どのタイミングで合わせて米国に挑めばいいのか…

今後中国の行動は充てには出来ない。

かといってロシアだけのウクライナ問題で

同調する訳にも行かない。

いわばそれはそれらの国が外交上で

寧ろ窮地に立たされることを意味するからです。

なので現状維持して、

口惜しいながらも米国と歩調を合わせる選択に戻るのです。

 

もう少し説明すると…

今回の件で中国がどう動くかでカマを掛けていた状態で、

中国が動かなかったのでカマを外してしまったという状態です。

 

もし今後気が変わって中国が台湾へ軍事行動を起こしても、

恐らく同調するアラブ勢力や南米勢力は

かなり鈍い反応と成ると言えます。

 

まあ、8月7日までが心理的な期限であったので、

それが過ぎたのでここで説明しておきます。

 

故に前のブログで記した様に…

習近平首席の求心力は低下してしまったという事に成ります。

 

ただし!!

米国はこの状況を敢えてエスカレートさせなかった

習近平政権と今後どう付き合っていくか…

もし、戦争問題をウクライナだけに止めるつもりなら、

寧ろ理性的に事を治めた相手を

大事に考えた方が良いのではと考えます。

 

いわば…中国国内にも、中国共産党内にも、

習近平首席に失望感を抱く勢力が出ることに成るわけで、

もし理性的に対応したこの政権が崩壊すると、

次に登場する政権は

かなり強権的な政権に成る事も予想されるわけです。

 

中国が好きか嫌いかで判断するより、

もっと誰を活かす方が安全なのかで

よく考えてもいいと思うわけです。

 

まあ、中国が軍事演習で留めたことは、

むしろ理性的な対応をしたと考えるべきです。

それを国際社会は寧ろ評価して持ち上げるべきで、

逆にこれを臆病者呼ばわりして蔑めば、

中国の国民をある意味刺激して、

より過激な方向へ向かわせる事に成りかねないのです。

 

平和を維持するのはとても難しい事です。

好き嫌いを示すだけで、

双方は憎しみあいます。

そういう形が平和に繋がるのですが?

 

こんな単純な心理も理解できないのら、

寧ろ平和なんて事口にしないで訪しいです。

 

まあ…憎しみあって戦争してくれも構わないのですが…

一層の事・・・それで馬鹿を淘汰できるのなら、

世界にとって望ましいのかも…

 

初代機動戦士ガンダムを見た世代が・・・

ニュータイプの理論。

「人は解りあえる・・・」

そういう言葉に共鳴しながら…

実態はオールドタイプのまま

「憎しみあう」

という事から離れられないのも皮肉な話です。