哲学…ウクライナ紛争で得た教訓とその和平への道。 | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも…ショーエイです。

先ず、ウクライナを支持する人たちに聞きたい。

ロシアを批難し続けて、結果戦争が終わりましたか?

ロシアが戦争を止めましたか?

結局、何の解決も出来てません。

 

哲学①

平和は望むものではなく、維持するもの。

人と人とが思惑をぶつけあえば、争いは常に生じる。

平和を維持するには双方の語弊を取り除き、

和解させる事こそ上策である。

(孫子の兵法 外交こそ上策であるに類似)

 

哲学②

係争中の双方が、自らの過ちを認めようとせず、

自らの正当性を主張しようとするのは、

裁判でも同じ事。

戦争中の双方がそうした主張をぶつけ合うのは当然の事で、

これをプロパガンダという。

(ここの作用では、ウクライナもロシアもアメリカも同じ)

 

哲学③

人を疑えば、全てが嘘に成り、

人を信じても誤解が生じれば全ての信用を失う。

利用する者、利用される者が存在する社会に於いては、

他人を推し量る事、これ困難なり。

中庸こそ真理を図る極みなれど、

そこに辿りつくことも難解であり、

不信感を抱く者にこの中庸を解くも理解されず。

(儒教「四書」に類似 東大の祝辞も同じ現象で理解されず)

 

哲学④

人の真理は善でも悪でもなく、自己の利である。

その利には欲望のみならず、名声や名誉も含まれ、

これは人によって異なるものである。

されど浅はかに他人の利を知る事はできず、

深く相手の事を思いやってこそ

始めてその利を知るに近づける。

(キルストの言葉…自分を愛するように他人を愛せに類似)

 

哲学⑤

他人に情を示すのは、自己の敬愛でしかない。

真に情に厚い者は、むしろその無力さを嘆く。

(キレイごとの薄情さ)

 

哲学⑥

ルールは罰を以て違反者を脅迫し従属させるものでしかない。

その罰が機能せず従属意思から外れたものは違反者ではない。

いわば国家としてのルールは機能するが、

外交としてのルールは交渉によって利害を共有することでしか機能しない。

 

哲学⑦

民主主義は数の暴力であっては成らない。

民主主義は強者と弱者の共存であって、

個人個人の権利が尊重されるべきものである。

そこで初めて民主の中の自由が保証される。

 

哲学⑧

万書を読み知っても、

人を見下すものは無知である。

人を敬うものは常にそこから学びを得て、

万書に値する英知を得る。

(一流と三流の違い)

 

哲学⑨

平和を求めるのなら、地球を見ろ。

国だけを見る者は結局争いを引き起こす。

視野を宇宙にまで広げれば、

人の行為は全て儚い歴史に埋没することを知る。

 

哲学⑩

戦争はどちらかが負けを認めるまで終わらない。

当事者双方がそれを認めることは極めて難しく、

ひとたび戦争になれば

全てが失われるまで彼らは戦いを続けるだろう。

故に戦争に至るまでに止めなければ成らないのだ。

 

哲学⑪

無益な戦いに巻き込まれない事は、

中立を以て争いに関わらない事が最善である。

安全を求めてどちらかに関わるのなら、

その時点で戦禍に巻き込まれる覚悟を示さねば成らない。

(NATO加盟の決断とはこういう事)

 

哲学⑫

敵を作り出すことは争いを生み出す事でしかない。

敵を味方に引き込む策を以て敵を囲うなら、

争いは自然と回避される。

敵を敵として囲い込んでも敵は抵抗を示すだけで、

その時点で争いは回避されない事を知るべきである。

 

哲学⑬

信頼は長い年月もってゆっくりと確立されるもので、

その信頼が崩れるのは一瞬である。

相互がその信頼を積み重ねる事こそ平和への道であり、

どちらかがその本質を忘れ、不信を以て取り組んだ時点で、

全てが無に帰するものと成るのだ。

 

哲学⑭

利害を以て信頼の足掛かりとするもので、

その利害を取り除くことは

相互の信頼を喪失させることでしかない。

信頼出来ないから利害を共有しないというのは、

その時点で争いに戻る事を意味すると知るべきである。

国同士であれば個人より信頼を得ることは難しく、

相互の利害を共有することで争いを避けるしかない。

愚かな指導者は個人同士の信頼と国同士の利害を混沌し、

その判断を誤って争いに発展させるのである。

 

哲学⑮

効率悪く働く者は、効率悪く忙しい事を自慢するもので、

その効率の悪い複雑さを自己特有の能力と勘違いする。

いわば自分たちの効率の複雑さを

他人が理解できないレベルだと思い込む。

その効率の最良を知る者は、

その思考と労力が無駄であること知るが、

手本を示さない限り、その非効率性を伝えることは難しい。

政治の世界では手本を示す機会に乏しく、

非効率な慢心が天(万民)の声を妨げるのである。

 

 

東京大学の入学式の祝辞だったかな…?

そこで述べられた事は

こうした哲学を総括した意味で理解しなければ成らないほど、

恐らく高尚な内容だったと思われます。

 

ロシアを擁護する内容だ、

と、その祝辞を批難する人がいるようですが、

先ず、ロシアを批難しているだけで、

ロシアの真意が見えると考えている時点で

無知そのものと言えます。

 

ロシアを敵とした場合でも、

その敵の真意を知るには、

哲学④に記した意味で理解しなければ、

その本質は見抜けません。

その本質を見抜けない状態で、

敵を知ったと勘違いするのなら、

それこそ生兵法という事です。

 

敵を悪者と考えるなら、

敵の強欲な部分を疑えば良いだけで、

これ馬鹿でも推測できるレベルです。

「ロシアがウクライナを占領したがっている」

そう疑うだけの話です。

ボリス・ジョンソンや、バイデン程度でも出来るレベルで、

それ故にロシアが戦争に踏み切る心境を理解できていない。

こんな強欲な理由で大きな賭けと成る戦争に踏み切ったと、

勘違いしているからこの戦争を止められなかったのです。

 

そして今度はロシアが核兵器を用いる心境も理解できず、

結果として馬鹿な推測が大きな結末を引き起こすのです。

 

彼らは国家運営として複雑な状況を複雑に考えているだけの、

哲学⑮で述べた効率の悪い人たちで、

結局彼らの頭では天の言葉は理解されないのです。

 

因みにこのウクライナ問題を和平に導くのなら、

以下の内容が必要に成ります。

 

①ミンスク合意の通り、

ウクライナ政府はドンバス地区の自治権を認めたうえで、

ウクライナ国家帰属という形で合意する。

 

②ドンバス地区に平和維持軍を設けて、ウクライナ政府軍およびロシア政府軍またその他の兵力はこの地区で活動しては成らない。

 

③クリミア半島に関してはロシアは100年間のウクライナから領地として借り受ける契約でこれを纏める。100年後にはウクライナに返還される。

 

④国連は100年の間に双方が信頼を以てこれを履行する状態の構築に努めなければ成らない。NATOなどの軍事的同盟は全て100年後にその他同盟との併合を目指し、如何なる敵視政策も排除した平和的な形に再編される。

 

⑤ロシアは停戦とウクライナ領土から全ての軍事的組織を撤退させることを条件に、米国およびEUなどが課した経済制裁は解除される。

時間差的な条件は信頼上の問題を含む為、これは許されず、認めない。

 

⑥国連加盟国の全てから制裁などの外交上の不利益が解除された時点で和平成立とする。以後、国連は安保理改革などに努めて、これを維持することを優先する。(ベラルーシのみならず北朝鮮も含めた話…時間を擁すれば停戦状態のままであって、和平とは成らない)

 

⑦ドンバス地区、クリミア半島の定義はウクライナとロシア双方で策定さるものとするが、難局する場合は仲介者を交えて議論するものとする。

 

⑧NATOなどの軍事的な同盟組織はこの停戦と和平の実現に協力しなくてはならない。以後100年の期間、相互の信頼と安全保障が脅かされる決定は全て排除して考える姿勢が求められ、2022年1月の時点の状態からの変化を認めない。

 

⑨ロシアは以後軍事的な活動は自重し、経済活動を通じて他国との関係改善に努めなければ成らない。ウクライナはこの関係改善に尽力し100年後のクリミア半島返還が世代交代を得て平和的に履行さる事を待望して努めなければ成らない。

 

⑩国連安保理の決定に於いて、民主的政治機能を理由とした内容は、内政不干渉の概念から外れるものと定める。

ただし非民主的な機能がその国民の生命を脅かす場合は、人権保護の観点から例外とする。これは民主的機能上で発生しても同じである。

これらの事情は国連安保理または国連総会で適切に議論した上で、決定をされなければ成らない。

これらは常任理事国の拒否権発動が為されないように交渉を前提に討議して平和的な解決を目指さねば成らない。

 

一応10項目を記したわけですが、

先ず言っておきます!!

10項目の一つでも外れたら和平は成立しません。

停戦で無く和平です!!

停戦では簡単破られる事を理解した上で、

和平を実現しなければ成らないのです。

この和平は米ソ冷戦時からの怨恨を断つという事も含みます。

 

哲学⑫⑬⑭を見直してください。

ロシアが信用できないからと言って、

10項目の内一つでも外せば、

先ず、戦争は終結しないだけです。

ロシアを信用するのではなく、相互の利害に引き込むだけです。

そして100年という歳月は宇宙規模では一瞬です。

その一瞬の歳月を人間は

世代交代を得ながら実現していけば良いのです。

100年後にバイデンもプーチンも存在しません。

筆者も読者の方がたも存在しません。

この利害からの関係を次、またはその次の世代へとバトンを渡して、

信頼へと繋げる未来を構築するだけなのです。

 

哲学⑨を参考に思考して、

平和を求めるなら惑星全体

いわば全世界のバランスをまず考え、

そして宇宙規模の視野を持って、

新しい世代へと渡していくというだけの原理です。

 

天からすれば…他愛もない事と理解できないのかな?

天は宗教的な意味で考える必要もなく、

科学的な表現で言えば、天とはそのまま宇宙の摂理なのです。

 

そしてこれが理解されないのは…哲学⑮で語った

人間の愚かさゆえの話で…

その愚かな人間が宇宙で淘汰される決断も

また天の摂理なのかも知れません。

第三次世界大戦であり核戦争とはそういう結末です。