どうも…ショーエイです。
報道が平和ボケ過ぎて
更には欧米プロパガンダに成り過ぎてて、
ハッキリと見えないのが問題ですが、
そもそもこの戦争の見積もりが甘すぎます。
【短期決戦は欧米の見積もり、ロシアの見積もりでは無い】
欧米の当初のロシアが考える見積もりは、
短期決戦だろうと見ていた。
しかし、戦争でそんな甘い見積もりで動くことは無いです。
ロシアはシリア内戦時に
アレッポ攻略にかなり時間が掛かった事を念頭に考え、
キエフがより難しい状態にある点は
承知の上のはずです。
兵力差という点は考慮するが、
ロシアはそこまで全力で作戦を行っていない。
その中で先ずは戦争を始めてみて、
ウクライナの戦闘状況を分析することから始めた
序章に過ぎない状態と見る方が賢明です。
【ウクライナ軍の善戦は善戦でも、想定通りでも想定外でもない】
ウクライナ軍がどれだけ戦えるのか、
相手の戦闘状態を把握しないと解りません。
ドローン兵器をどう使ってくるのか、
ゲリラ戦をどう使うのか、
そこを見極めなければ多くの被害が生じるのは明白です。
【ロシアがキエフ包囲網を下げた点は冷静さを警戒する話】
報道ではウクライナ軍の善戦を報道しているが、
寧ろロシア軍が冷静に前線を下げたという方が恐ろしい。
正直ゼレンスキーに勝たせるつもりはないので、
これ以上の内容はあえて伝えないようにしますが、
ただ本当に戦争を舐めて考えていないのなら、
ロシアを甘く見ずに、
ウクライナは冷静に考えるべきと言っておきます。
これ…信長がロシア側で戦略を練っていた場合、
ウクライナ軍は既に嵌ったという評価にします。
ただし、これからも様子見しながら、
少しづつ削って行く形で進めるでしょう。
それだけ簡単に落とせる状態ではないという事は
変わり無いのです。
【ロシアは支配地域の人心掌握を模索中】
ロシアの想定外というより苦戦している状況は、
支配地域の人心掌握です。
ロシアは特殊軍事作戦というが、
そこは侵攻であると理解しなければ成らない状態です。
なので当ブログはロシアによる言葉では無く、
あえて「侵攻」という言葉を使い続けている訳です。
そうした侵攻状態にあって、
親ロシア派は懐柔できるだろうが、
ウクライナ人(親欧米派)の懐柔はかなり難しいのも事実です。
【平和を維持する意味でここは今後の教訓に残したい!!】
侵攻によって敵対する国民を懐柔する難しさは、
常に付きまとうものでなければ成らない。
それによって侵略は何の利益も得られないという事を
世界に知らしめるべきなのです。
実はロシアがここを想定外としているのは、
欧米の単なる誤解です。
ロシアは寧ろそこは承知している状態で、
どうするかを模索しているように見える。
欧米が想定して見るロシアの支配体制にしては、
それら支配地域で
市民デモの発生を許している状態は寧ろ不可解です。
ロシアはそうしたデモにも寛容に対応する形で、
市民たちが警戒するロシアのイメージとは違う点を
アピールしようと頑張っている。
あえて頑張ってはいるが、
市民のデモが暴徒化した場合、
武力的に抑え込む必要性を講じる可能性はあると言えるからです。
多くの人はこの点をウクライナ側の視点で見る事でしょう。
そうするとロシアからの支配を奪還する意味で、
暴徒化したデモを称賛すると思いますが、
私からすれば人的資源をそういう形で無駄にしてしまう事こそ、
寧ろ愚作と言っておきます。
仮にロシアの支配がナチス・ドイツの様な形だった場合、
フランスが市民ゲリラで抵抗した例の様に、
今はあえて静かに時を待つべきと伝えておきます。
その上で本当に
ロシアがウクライナの国としての権利を貪るか、
それとも友好的に解決できる相手に成れるのか、
そこを見極める時間として我慢する事をお勧めします。
言い換えれば、
ロシア支配地域の住民は
ロシアが模索する形を将来的に利用するつもりで、
生き延びて下さいと伝えます。
包囲された住民も、
ウクライナの為に今は降伏して命を守ってください。
戦闘で死ねば彼らの一票であり、
もしくはいざという時の戦力が喪失して行くだけです。
【ロシアにウクライナを占領させない意味で考える!!】
ロシアはウクライナを占領出来ないという事は、
明確に示すべき話なのです。
いわばロシアの政治で
ウクライナ国民の心を掴むことは出来ないということは、
明確に示して行ってほしい。
しかし、この戦争で犠牲に成っていく判断はしないでほしい。
勝てない戦争を無駄に引き延ばしていく方が愚作なのです。
そこで死人が出る方が票の意味での戦力であり、
本当の抵抗の意味での戦力として損をするからです。
その上で出来るだけ早く、ロシアに占領させて、
先ずは和平を取り付けましょう。
ゼレンスキー政権にとっては酷な話に成りますが、
ロシアが主張するように
民主主義的にウクライナの権利を保証するのなら、
そこから再構築することを考えてください。
勿論、ウクライナ人にとって現状ロシアは敵に成るでしょう。
ただロシアがどういう形でウクライナ人を支配下で扱うか、
ちゃんと見極めてみる時間にもしてほしい。
そういう姿勢こそが将来のウクライナの安全保障にも
繋がるわけで、
あえて戦後復興もロシアを利用して良いと思います。
要するにウクライナの人々が
ロシアに魂を売らなければいい話で、
これは戦後の日本をモデルにして
したたかに考えて欲しい部分でもあります。
【ゼレンスキーがこの部分に気づけば話は早い】
戦争と成った以上、
ゼレンスキー政権が戦争で負ける選択肢を取るとは
寧ろ考えにくい話です。
しかし、これから更に数か月続くこの惨状で、
ウクライナの人々がそれで死んでいくことの方が、
寧ろロシアの支配を有利にしていくことと考えて欲しい。
ウクライナの抵抗が続けば、
ロシアとウクライナの戦禍によって、
マリウポリの様な都市が増えてきます。
ロシアがそういう都市を実効支配して行けば、
その復興にロシアはロシア人の入植という形で、
都市再建を行っていくだけです。
抵抗や戦闘でウクライナの人々が命を失っていく方が、
都市の人口濃度が下がり、
ロシアは占領という形の支配をしやすくなるのです。
逆にロシアは武力抵抗しない市民は
無理に排除しない姿勢で現状居る。
なので心を守る意味で、
ロシア支配に潜伏してください。
デモなど無駄な行動もとらずに、
したたかにロシア支配に甘んじて、
命を長らえてください。
命を大事にして、他の戦況をそうして見守って下さい。
【ロシアが連れ去っている市民は親ロシア派】
報道が混乱させる部分ですが、
マリウポリには一定数(20%以上)の
親ロシア派の人が居ます。
ロシア系の人とでも言っておくべきでしょうか。
そういう人たちがロシアへの退避を望んだ可能性も有ります。
ウクライナ政府は支持率を98%や90%としていますが、3
これはあり得ない話です。
実質あっても70%前後でしょう。
残り30%の人は、意思を表明できる環境に無い点は、
現状のウクライナ社会の状況から察するべき話です。
いわば隠れトランプと同じ現象で、
隠れ親ロシアの人々なのです。
同じ西側の報道を見ていながら、
日本でもゼレンスキーに好感もっていない人は多々居ます。
米国にも欧州にも多々居ます。
でも、ゼレンスキーを批難するだけの言葉を持たないゆえに、
また情報もそれを許す内容で無いゆえに、
中々語りづらい部分として理解できます。
【戦争はロシアに勝たせる意味だが占領はさせない!!】
現状、この戦争を解決する方法はここに成ります。
戦争は実質止めることが出来ない。
そしてウクライナ軍の善戦は戦争を長引かせる。
しかし、どちらかが支配を得た地域、
または包囲された地域の住民が犠牲に成る状態は、
先ずもって避けていく形が理想的です。
兵糧攻めはあえてそういう効力を齎します。
寧ろ戦術的には空爆で無差別に犠牲者を出すより、
生きる選択肢があると言えます。
ただし、この包囲した状態で、
市民を巻き込んで籠城するのは、
寧ろ人的資源を無駄にしている事に成ります。
戦時下では、兵糧攻めをされる側の失策です。
兵糧攻め状態に成って包囲された状態で、
無駄に戦っている事は、
防衛側が無駄に市民を犠牲にしていると断定します。
無論攻撃側の論理ですが、
戦争なのでさっさと降伏するのが、
人道的判断という事です。
こうした攻撃側の論理では、
そうして市民が死んでいくのは、
防衛側の無駄な抵抗が生んだものと
市民に情を感じる要素が全く生じないのも事実です。
どれだけその包囲を悪く言っても、
ハッキリ言って通用しません。
包囲を解け?
ある意味戦争状態にあって
何故防衛側に有利に働く作業を
包囲側がしなければ成らないのか?
いわば、包囲を解け、人道支援をさせろは、
これこそ平和ボケの論理に成るのです。
寧ろ、さっさと降伏して市民を開放しないよ!!
これをウクライナの心を守るというう意味でも
説得してる内容で現状記しています。
自分の命をどう使うのか…
天秤に掛けて考えてください。
ここで生きながらえて次の時を待つのか、
それとも死して時をも失うのか。
それを包囲された市民たちにも
照らし合わせて考えて欲しい。
彼らがロシアに投降したからといって、
ウクライナの誇りを捨てるとでも思っているのか?
彼らの誇りを信じるのなら、
その誇りに掛けて命を繋ぐ選択肢の方が、
ウクライナの未来の為の大計に繋がるのです。
寧ろその市民の誇りを疑うのなら、
近い将来、それこそウクライナの
心は失われていく結末を齎すでしょう。
ウクライナの人々は、
現状無理に抵抗して犠牲者を出し続けるより、
もっと賢くしたたかに考えてみて欲しい。
ロシアを信用しないのは当然で良いです。
しかし、ロシアを利用する事も考えましょう。
いわばロシアがどういう形でウクライナを存続させるのか、
そこを見極めつつ、上手に国策を練って、
経済大国への道を探ってほしい。
ロシアを利用するつもりで、
ロシアと上手く付き合う形を模索して見て欲しい。
ロシアはむしろウクライナとの親交を
取り戻したいと考えている訳で、
そういう部分を利用して、
ウクライナの活性に結び付けて行ってほしい。
無論、米国や欧州との関係を断ち切るという話では無い。
そういう意味で中立という立場を維持できるのだから、
その環境を活用して国策を練るのが賢明です。
ウクライナがEUに加盟したからといって、
経済が豊かに成る事は無いです。
寧ろ中立でもウクライナが
ウクライナとして産業を活性化させれば、
EUに加盟しなくとも国は豊かに成れます。
今までのウクライナの政治家にはそういう発想すらなかった。
どこかに依存する事でしか、
経済の方策を講じれなかっただけの話です。
トルコが今回のドローン兵器で自国の技術をアピールしたように、
ウクライナがウクライナとして何かをアピールできるものを、
国民と一体となって模索してほしい。
現状IT技術での躍進を目指すのなら、
その技術を特化する形で国家方針を徹底して、
自国の強みある産業として活性化させるべきなのです。
ロシアも欧米も利用する。
利用するのは軍事で無く、
技術躍進を目指す意味で利用するのです。
ゼレンスキーは安全保障を口にしてますが、
別段安全保障を考えても、
下手に右往左往すれば戦争の引き金に成るだけです。
むしろ中立を徹底して、
軍事に興味を示さずとも、
産業技術が有れば自然安全保障も担保されます。
今回の様に、欧州は中立国には侵攻してきません。
安全保障なくとも、NATOは侵攻してきません。
ロシアも中立国で居れば侵攻してきません。
寧ろ何れも本当に中立的な民主制の上で
国家運営されているならの話ですが・・・
今のゼレンスキー政権は、
寧ろ親ロシア派の政党に非民主的な対応を取ってます。
これも中立的な民主制とは言えません。
こうしたロシアと共存する考えも、
自由という意味で、言論の自由を尊重するなら、
適切に議論の場に受け入れるべきなのです。
何はともあれ、ウクライナの人々は
様々な考えかたがある事はお互いに尊重しましょう。
その上で誰もがウクライナの心は持っていると理解した上で、
先ずは皆が死なないで生き残る事を認め、
ロシアに降伏するも、ウクライナ側で抵抗するも、
その人の考え方として尊重しましょう。
まだ1か月しか経っていないという状況です。
現地の人からすればもう1か月もという気持ちでしょうが、
戦争はまだこれから続きます。
下手したら第三次大戦に成るかも知れません。
そうすればこの戦争は数年続きます。
決着がつかない状態を見越して、
先ずはウクライナの心が生き残る事を優先に考えて欲しい。
ロシアに降伏したからと言って、
彼らを裏切者にすることは止めて欲しい。
将来を担う子供たちの命を考えるのなら、
心を伝えられる親と共に生き延びる選択肢を奨励してほしい。
彼らは彼らで生きてウクライナの心を留め置く道を
選んだと考えてあげて欲しいのです。
まあ、こういう心の理解が出来ないのなら…
残念な話…
心と心がぶつかる内戦にも結び付くことも
覚悟しておくべき話となってきます。
戦争の結果はどうなるか…
それは今の状態で確定している事は無いです。
ロシアが冷静に対応している分析はしているが、
必ずしもロシアが勝つという保証もない。
そうした中で生き延びる選択肢をした人々が、
ウクライナに戻ってこれて良かったという形で、
彼らの生きる選択肢を尊重してあげて下さい。
仮に戦争で勝てなくても、
そういう心が残れば、
ロシアがどれだけ頑張っても
ウクライナを占領することは出来ない
と知らしめる強さに結び付けられるのですから。